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王都とは

そういえば書いてていつも思うんですけどウイチはオレみたいな性格してるのになんで一人称僕なんですか?

変な夢を見た。自分が登山家になって山を登って、頂上にあるという聖剣を探した。頂上に着いた。そしたら隣にエスカレーターがあった。ショックで死んだ。何だこの夢。


 とりあえず状況を確認しよう。昨日の事はそこまで覚えてない。確か運がここまで運んでくれたんだっけ。じゃあどこに運んでくれたのか?王都の方だったよな?じゃあ...

「なんで僕は牢屋に居るんだー!!!」

「私が知る訳ないよ」

「とは言ってもな〜!」

 そう、なんでか牢屋に居た。

「えーっと昨日何があったかな」

「イノシシに飛ばされてー、そのまま王都周辺まで飛んでー、え〜なんだっけ?」

 王都周辺まで飛んだのか。ん〜冷静に考えよう。ここは牢屋、と言う事は捕まったんだ。じゃあ誰に?王都周辺の公安組織といえば王都警備隊とかそんなんに違いない!つまり僕達を怪しいと思って捕まえたんだ!じゃあ取り調べがあるはず。いや〜起きた時は生まれて初めて驚き過ぎて二度寝したよ。


 しばらくして、尋問室?に連れてかれた。異世界はどんな感じに尋問するんだろう。

「先ずは名前から聞こう。名前はなんだ」

 名前聞くだけなのにやけに圧が凄い。何でだろう。

「サカモン・ウイチです」

「どこから来た?」

 あーなんて街だっけ?いや、こっちで良いのか。

「東バーデンギラから来ました」

「そうか...率直に問う。キサマはなぜ王都に来た?」

 やっぱりそれか。まあそりゃそうか。

「北鉱山に依頼で用があって、荒っぽかったですが来ました」

「なる程、北鉱山に現れた魔獣か?一人で?」

「はい、一人ですがまあ大丈夫だと思います」

「...分かった。東バーデンギラの団員証を見せてくれ」

 団員証?ヂランさんに貰ったこれか。

「フム、確かに東バーデンギラから来たようだな。よし、代表ギラに紹介状を書く。速やかに向かってくれ」

「あのーところで、いくら怪しいとは言えなんで牢屋に入れたんですか?」

「王都に来たのは初めてか?レクゼイア王都はアルタティカでも一番厳重な警備だからな。王都ではスリでも懲役20年だ」

 怖。僕そもそも法律もよく分からないからヤバいな。まあ王様いるなら仕方ないのかな...

「次!キサマだ!」

「は〜い!大丈夫、直ぐ追いつくから!先行ってて〜」

「分かった」

 さあ代表ギラ?に行くぞ!!



 迷った!!!地図も無いのに知らない所の知らない建物を探すなんて無謀だった!


 なんか王都のド真ん中にデッカい山がある。あれが北鉱山か。本当になんでここを王都にしたんだ。


 さすが王都だ。一個一個の建物に貴族が住んでいそうだ。だからなんでデカい鉱山があるんだ...


 人が多いな。でも車は走って無い。まあこんなに人が居るのに道は狭いしな。馬車2台分しか幅がないしな。


 これはもう地図を探すためにも地図が必要だな。


 街の端っこの方に来た。やっぱり山が見える。なんの変哲もない鉱山が。


 何あの剣!!青く煌めく刀身に、淡い黄色のオーラが溢れ出る!!カッッッコいいいーーー!!!


 ようやく地図を見つけた!!これで地図が見つかる!!


 そう言えば王様の宮殿はどこだ?地図に無いけど?


 ここはどうやらキッドルグェットベァンパンチョウックルッスル・トンストェンコジョンゼァンフフェルノルって言うらしい。ギネスにでも挑戦してんのかな。


 そう言えばテンランはどうしてるんだ?


 やっぱり王都は凄いね〜。ついつい目的を忘れちゃう。早く観光しなきゃ。あれ?


 よく見るとこの王都横から見た漢字の慧みたいだな。ギラは慧の心の右から二番目の点辺りだな。ここはヨの上の横棒辺りか。鉱山はヨの真ん中の横棒の付け根だ。


 ようやく着いた!!え〜レクゼイアギラ代表団!!!テンランは見当たらない。まだ尋問されてるのか?まあいいか。

「おじゃましまーす」

「なんの用だ」

「東バーデンギラから来ました!」

 そう言って紹介状も見せた。

「.....そうか。来たのはお前一人か?」

「はいそうです」

「よし、ディク!客人だ」

「は〜い!」

 奥からとっても元気な女の子が出て来た。

「こいつはどうやら東バーデンギラから来たようだ」

「え!?東バーデンギラ!?」

「?なにか変ですか?」

「え!?もしかして知らないの!?東バーデンギラといえば四方ギラの一角、約2400年以上という四方ギラの中でも最古参のギラだよ!!」

 僕は悟った。熱が入ると話が長い人だと。そして流れ的に嫌な予感がする。一方的に話を聞かされるのは嫌いだぞ。

「ディク、こいつと共に北鉱山に行け。例の魔獣の件だ」

 終わったーーー。

予定って絶対グダって進まない考えの事を言うんですね。

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