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街の外

タイトルはウイチの異世界非日常と異世界一般人で悩みました。元々は異世界一般人(仮題)だったんですが、そもそも内容が変わっていってウイチの異世界非日常になりました。

さあ異世界生活2日目だ!いや待てよ、昨日はまだ異世界生活0日と言うべきだろうか?う〜ん、じゃあ今日は異世界に来てから1日経ったって事にしよう。もう異世界に来て1日経った!!

 今日は北鉱山に行く事になっている。一体何が待ち受けているのだろうか。運は待ち受けていてほしくないな。

 そうして、宿屋を後にした。



 ヂランさんによれば、コンチョウと言う場所から北の王都行きの馬車が出ているらしい。王都にデカい鉱山があるのか?何でそこを王都にしたんだろう。まあ考えてもムダか。とりあえず行こう。


 馬車って聞いて一つ思っていた事がある。異世界にも馬っているのか?だからユニコーンとかを期待していたのだが、普通に馬だった。少し残念だ。まあ知っている生き物がいるのは嬉しいけど。


 ついに街を出るぞー!!!にしてもこの街はでかかったな〜。東京とかより広いんじゃないか?行ったことないけど。

 ここが北門だ!...思ってたより、何かこう、普通に門だな。まあ街から出る所に見た目はそんな関係ないか。でもデカい!高さ15mあってもおかしくない!きっとそれだけデカい物も通るに違いない!

「通行証を見せよ」

「......」

 あれ?御者さんが通行証見せない。

「早く見せよ」

「......ギ」

 あれあれ?何か御者さんのお顔にヒビが入ったぞ。あれ?これって...

「ギ....ギ..ギ」

 運こんなところでも嫌がらせか!?これはもうもしかしなくとも!?

『ギギギギャャァァァァァァ!!』

 やっぱり御者さんに化けた魔獣だー!!!逃げろ!!

「早く門を閉めよ!!魔獣だ!!直ちに戦闘体制に!!」

「「はい!!!」」

 門は閉めないでほしかったな〜!

「ギラに伝えろ!相手はゴーダンベィだ!!」

「ゴーダンベィ?何じゃそれ」

「フッフッフ。ゴーダンベィの事、私が教えてしんぜよう!」

「へ?え?誰ですか?」

「それも教えてあげるから、先ずは助けて!」

 振り返ると声の主がゴーダンベィの投げ飛ばした馬車に埋もれていた。...まあ助けるか。


「ありがとうね!私はテンラン!なんと!属性トーツレットなのよ!!おどろきなさい!」

「わ、わーー」

「棒読みね!トーツレットを知らないの!?」

「全然知りません」

「ならば教えてしんぜよう!トーツレットはね〜、闇以外の各属性のトーツレットがいてね、属性魔法は世界最強なんだから!」

 妖精みたいな感じかな。

「へーー。じゃあ君は何属性なんですか?」

「フッフッフー!もう一度おどろきなさい!私は風のトーツレットなのだ!」

 風!!風魔法は自然と魔法が合わさって、最高にカッコいい魔法だ!!

「おどろいてるわね!それじゃあ特別にあの魔獣の事も教えてあげるわ!」

 気づいたらゴーダンベィが街の方で暴れていた。

「あいつの名前はゴーダンベィ。高い変身能力を持ってるよ。まあ私もやろうと思えばできるけどね。そして一体一体が王都の戦士を余裕で倒す程強いわ。まあ私の10分の1ぐらいの強さね。私と比べる方が悪いかも」

「なるほど〜」

 いらない情報の方が多かったけど。て言うか普通に強くない?王都の戦士って絶対強いはずだよな?

「君はどこ行こうとしてたの?」

 アイツほっといていいのかな...まあ今さらか。

「王都の北鉱山に行くところだよ」

「北鉱山ね!ギラの依頼〜?なるほどね〜...じゃあ私も行く!」

「え、いいの!?」

「私も自分探しの旅をしてたの!」

 旅の仲間が増えた。道中で馬車が拾えればいいけど、どの道長旅になりそうだ。仲間はいて損はない。

「それじゃあ早速行こう!」

「門閉まってるよ」

「門なんか関係ない!吹き飛べ!コフィレン!!」

 突然大きく風が吹いた!!門がガタガタ揺れている!

「テリャャァァァ!!」

 ドゴォォォォォン!!も、門が吹き飛んだ!!目測でも20mは飛んでる!!そしてまん中のところはガッツリ凹んでる!!厚さ20cmの門が!!...カッコいいよりも恐怖が勝ってる。どうやら実力は伊達ではないようだ。

「て言うかこんな事して大丈夫!?」

「大丈夫!!たぶん!!まあ私には関係ないね!!」

 この人にこんな力持たせて良いのかな...いやダメでしょ!

「それならあのゴーダンベィも倒したら?」

「あいつは逃げ足も早いから倒せないよ!」

「...そうですか」

 ...異世界と言えばチート過ぎる力を期待していたが、こう言う人は期待して無かったな。



「そう言えば風魔法ってどんな魔法なんですか?」

「良い事を聞くな!これも教えてしんぜよう!風魔法は、5個あって、コフィド、コフィク、コフィレン、コフィッション、コフィドクレッションの順に強くなっていくわ!まあコフィドクレッションを使えるのは風の属性表者か私ぐらいだけどね!コフィドクレッションになると竜巻が起こせるよ!」

 竜巻が起こせるのか。さっきコフィレンで門が吹き飛ばされたからな〜...シャレにならんだろう。

「さらに!風魔法は土属性以外全てに効果大だわ!だからその分扱いも一番難しいけど、まあ私には余裕なんでね〜」

 やっぱり魔法にも相性があるのか。属性は全部で13種類だったかな?土以外に決定打が無いのは強過ぎないか?バランスどうなってるんだ。

「まあ君には無属性も使えないだろうけどね!」

 あ?

「は?今なんつったこの野郎!これでも僕は機械邪竜伝の真大陸編世界ランキング52位なんだぞ!!終焉からの贈り物とか簡単に使えるんだぞ!!」

「そんなゲーム知らないけど、ゲームが強いからって現実の自分も強いと思わない方が良いよ!」

 グハッ!!!

「...ゲームが強い人は、戦い方や分析能力とかに長けている!!それに僕はジャーズを2000時間はプレイしてるんだ!!だから戦闘は絶対強いはずだ!!」

「じゃあゲームで風魔法の使い方は習った?」

「ああ勿論!!」

「じゃあ使ってみて」

「フン、見せてやる!風よ!!社会の荒波を駆け抜け、我の下で解き放て!!ウィーグデッド!!」


 し〜ん。


「分かった?これが現実よ!」

 グフェブブ!!!

 げ、現実は、残、酷、だ、.....バタッ!

キャラクターの姿は考えてません。まあたぶんイメージ通りの姿だと思います。本当は絵を描きたくないだけですけど。

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