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魔法戦闘

日付メモをつけてみました。今はウイチが異世界に来てから0日経ってます。もっと時間を進めましょう。オレ。

思い返せば色々な事があった。今日は特に色々な事があった。だがどんな事が起きても、今日まで生きてこられた。これもきっと運のおかげなのだろう。今までありがとう。

 そして、なに敵に寝返っとんじゃボケェ!!!おかげでオレは死にそうなんじゃバカ野郎!!!新規新鋭の絶対強い魔法使いに?勝てと?ゴグフェンヂカノン無しで?できる訳ねぇよアホが!!!

『さあ先ずはルール説明をしましょう!!ルールはいたってシンプル!相手が戦闘不能状態や降参したら勝ちです!!細かいルールもたくさんありますが、一個だけ言っときましょう!相手選手を殺さないこと!それだけです!』

 所々からブーイングが聞こえるのは気のせいだろう。

『さあルール説明なんてさっさと終わらせて始めましょう!!第一試合一回戦、スタートです!!!!』

 運、後で覚えてろ!!

「私が相手ですみません。あなたには申し訳ありませんが、もしかしたら骨を折っちゃうかも知れませんので、今の内に降参しておいたらどうでしょうか」

 は?ブチのめすぞ?今度ゴグフェンヂカノン連れて来てやる。

『さあ実況は引き続き私がやります。現在どちらも相手の出方を伺っております。おっと動いた!!』

「ゲルラ・リボラ!!」

 早!!あっぶね!!は!?何あの威力!?地面石だよな!?

「ヴォーロ・ダン!!」

 今度は何だ!?なんかあいつの周りにちっちゃいツブツブが浮かんでる。ってこっち来てる!ヤバい!これ絶対爆発するだろ!

 一個が壁にぶつかった。石レンガが崩れてく。そんな爆弾が30個程こっちに飛んでくる。おい運!!お前が責任取れよ!

『さあそして!今回の解説にはなんと!ヴァザシル・ヨウレンさんに来てもらいました!!!』

『よろしくお願いします』

 勝手に盛り上がってんじゃねぇよ!こちとら必死なんだぞ!

『早速ですがこの状況どうですか?』

『やはりウイチさんがピンチですが、武器はクウォカガアックス。隙を見てクウォカガが発動出来れば、形勢逆転の鍵となるでしょう』

 ヨウレンさんありがとう!だけど追われながらは発動出来ねぇよ!ちょっと止まったら死ぬわ!!

『さあ逃げる逃げる逃げる!!おっと正面からもヴォーロだ!!流石アップラ選手だ!とてつもない集中力!』

 ああもうどうすれと!クウォカガ発動してみるか!?

「クウォカガ!!」

『ここでクウォカガ発動だーー!!!ヨウレンさん、クウォカガはどう言う魔法ですか?』

『はい、クウォカガは防御系魔法で、魔法陣を描きその魔法陣に沿ってドーム状のバリアが張られます』

『なんとここに来て全てのヴォーロを防いだーー!!』

 魔法陣にぶつかって目の前でヴォーロがどんどん爆発していく。でも自分は無傷。クウォカガアックス貸してくれて、ありがとうございます。

『クウォカガの他の防御魔法と違うところは、中から攻撃ができると言うところです』

 何!?中から攻撃できるの!?と言っても攻撃魔法なんて知らないからな〜。何かあったっけ?今日誰か使ってたかな?う〜ん、は!!使ってた!西海岸の怪物魚と戦った時!なんて言ってたっけなんて言ってたっけ!!あれだ!!!

「ヘザヲス・ダン!!」

 氷の礫が大量に相手に降り注ぐ!!

『ヘザヲス・ダン決まった〜!!』

「ゲ、ゲルラ・リボラ!!」

『アップラ選手も負けじとゲルラ・リボラを発動!!おっと!クウォカガに防がれたーー!!』

『ヘザヲスはまだまだ襲いかかって来ます!』

「く、クウォバジレット!!」

『おっとアップラ選手も障壁で防御をしました!!ですがドームの中から攻撃できるウイチ選手の方が有利です!』

「レルラ・リロラ!!ジェメルゼ!!」

『レルラ・リロラでウイチ選手のクウォカガが解除されたーー!』

「そんなのありかよ!!」

「それなら中から攻撃しないでください!!」

「やめないよ!クウォカガ!!」

 あれ?発動しない!?魔力切れかなんかか?

『アップラさんが放ったジェメルゼで、クウォカガはしばらく発動出来ません!』

『なんとしっかりクウォカガを封印していたー!!』

 本っ当なんでもありだなぁ!!

「卑怯だぞ!!」

「私このぐらい常套手段なので」

「この野郎!!」

 と言っても攻撃魔法がない!ヘザヲス・ダンは僕の技量じゃ曲げたり出来ないから壁に防がれる。それに連発出来るとも思えない。なんなら僕に魔力が残っているかさえ分からない。こうなったら!!

「クウォカガアックス・アターック!!!」

『ウイチ選手、直接攻撃だー!!』

 よく考えたらこれは斧だ。直接攻撃の方が強いに決まっている。

「デリァァァ!!」

「ぢ、ヂェーチロ!」

 うおっと!

『お〜っと危機一髪!!ヂェーチロでウイチ選手を遠ざけた!!反撃か!?』

「サイゼェセコ!!」

『ここで水属性魔法だー!!』

『サイゼェセコは、自分の周りから荒波を解き放ち攻撃します』

「何それカッケー!」

「言ってる場合ですか!もう私の勝ちですよ!」

 どうすれば良いんだ。荒波が津波の事だったら僕死ぬぞ。あーもーなんかヘザヲスの上位互換で海凍らせるやつとかないかな〜。

「あーもーお手上げだ。降参!!」

『ついにウイチ選手降参!!よって勝者、ゴッドラード・アップラ〜!!!』

 決闘場はうるさい歓声に包まれた。ディーサーさんにゴグフェンヂカノン早く返してほしいな。

この世界の言語はアップラ語と言う世界公用語です。魔法とかはかつて世界を一つにまとめ上げたアドゥラと言う国の言葉から来ています。アドゥラ語は漢字みたいに一つの言葉にそれぞれ対応する文字があります。

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