次代継承戦規則
次代継承戦規則その一、次代継承戦は、現国王が崩御した折、遺された王族の参加により開催されるものとする。
次代継承戦規則その二、次代継承戦には例外なく、王族全員の参加を要請する。
次代継承戦規則その三、その実力をもってして次代継承戦の試合、ひいては事実上の最終決戦である雌雄決戦に勝利すれば、王位継承順位が何位であろうとも、その者が次の王位を継ぐものとする。
次代継承戦規則その四、参加者が自由に動けるのは午前九時から日が落ちるまでとする。
次代継承戦規則その五、雌雄決戦に至るまでの試合数は特に定めず、試合に参加し、勝ち残った者が雌雄決戦の参加資格を得るものとする。また、他の参加者の動向を見て、どう動くかは参加者の意志に任せるものとする。
次代継承戦規則その六、次代継承戦中は、特例につき、何人の力を借りることを許すものとする。
次代継承戦規則その七、次代継承戦の運営は、王国議会が国王不在時の名代として執り行うものとする。
次代継承戦規則その八、ほかの王族が試合場所を指定してきた際、その場所に赴かなかった場合はその者を不戦敗とする。
次代継承戦規則その九、雌雄決戦に参加資格のある者は、王国議会の要請に応じ、王城のしかるべき場所に参上すること。
次代継承戦規則その十、次代継承戦の試合場所は王国内ならどこでも許可するが、その折には何人か立会人をつけなければならない。