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クズなき人生  作者: みちこ
3/3

先輩

  先輩と出会ったのは、もちろん出会い系アプリだ。

出会い系アプリでは、自分の自撮り写真をアイコンにする人がほとんどで、私も自撮りをアイコンにしている一人だった。

そんな中、先輩から私にトークを送ってきた。

私は、先輩のアイコンを見て驚いた。

なぜなら、その先輩は、私が当時高校1年生のとき同じクラスだった女の子の元カレだったからだ。

その子と先輩はすでに私が高校2年生に上がる前に別れており、女の子にはほかに彼氏がいたのだ。

私は、先輩に高校が一緒で元カノも知っているっということを伝えるべきか迷ったが、 

先輩から「高校どこ?」っと質問がきたので私は正直に答えた。

案の定先輩は驚いていた。

先輩に私のすべての情報を教えた。

何年何組か名前はなにか住んでるところは何か部活は何かすべてを言った。

翌日、私の教室に先輩と私と同じ部活の先輩が来た。

私を見に来たのだ。とても恥ずかしかった。逃げた。

放課後も、私たちの学年専用の自転車置き場の近くにまで先輩とその友達がいた。

私も友達といたため、先輩に「アプリの子?」っと聞かれるのが怖くて気づかないふりをして逃げた。

どんな、メール内容だったかはあんまり覚えていないが私は、なぜかその先輩と付き合えるとまともに話したこともないのに確信していた。最初にいったと思うが私は、美人でもかわいいでもスタイルがいいわけでもない。ただ、付き合える勘だけはあった。

それから、先輩とは毎日のようにメールをつづけた。

先輩は、不真面目で私の学校は偶数週の土曜日には学校の授業があった。

しかし、その週の土曜日の学校には先輩は来ていなかったらしい。

私は、授業中もずっと先輩とメールをしていた。

今となってはなぜあんなことを言ったのか不思議だが、私は、その日学校の授業を受けながら先輩にメールで告白をした。

「先輩!こんな私と付き合ってください。まだ、お互いのことをよく知りませんが徐々に知っていきたいです。」っとこんな感じで打ったのを覚えている。

先輩は、驚いていた。まぁ、急だったのだから仕方がない。

「ちょっと待って!考える。」そう返事が来た。

そのあとに、「明日、あそぼ。」っと誘われ、断る理由もなかったのでオッケーした。


次の日になり、遊ぶ場所は先輩の家になった。

先輩の家の最寄り駅につくと先輩が自転車で迎えに来てくれた。

駅から、歩いて10分ぐらいで家につき、先輩の部屋へと案内された。

私の部屋よりも広かったのを覚えている。

何もせずダラダラとソファーに座っていると先輩が抱きついてきた。

「?」私は、言葉は出さずに顔で表した。

先輩は少し戸惑いながら「付き合おう」っと言ってくれた。

私は、昨日の返事だと思い先輩に抱き着きあえした。

後のことは、一般カップルがすることを私たちは付き合って当日に全部した。

やはり、現実はゲームのように先に進んでいかないと道は開かないし後の展開もわからない。

ちょっと、中二病っぽくいってみたが、本当にそうだと思う。

あの時、自分が大人で寛大な心を持っていればっと後悔をしている。

先輩の話は濃く私の記憶に染み込んでいるのでおいおい話そうと思う。

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