表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ファイト!!ウーマン!!

作者: セロリア
掲載日:2016/12/09

アラスカ。



デナリ山 (マッキンリー)。




日本時期5月6日。




午後1時。





風が吹きすさぶ中、登山隊39名。



内、日本人5名。



全員酸素マスク。



真田「おい小沢!〈シュコー〉もう止めろ!これ以上は無理だ!〈シュコー〉今すぐ下山しないと酸素が持たないぞ!」



小沢「煩い!〈シュコー〉世紀の大発見だぞ!」



〈ザザザザザッザ〉



小さな剣スコで山の一部を掘っている12人。




真田「いい加減にしろ!〈シュコー〉全滅させる気か!〈ガ!〉」



手を掴む。



小沢「離せええ!〈ブン〉〈シュコー〉」



振りほどく。




真田「〈シュコー〉お、小沢・・」




小沢「〈シュコー〉はあ、はあ〈ガガ、ザザザザ〉」




真田「〈シュコー〉・・仕方ない・・皆あ!出発だああ!」



37名『おおお!』



?「〈シュコー〉小沢さんは?」



真田「〈シュコー〉・・後で・・来るだろ、それより今は早く下山だ、全滅するぞ」



?「〈シュコー〉・・はい」




小沢を残し、出発。






一人掘り続ける。


小沢「〈シュコー〉はあ、はあ、はあ〈ガガ、ザザザ〉」




《ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》





小沢「〈シュコー〉はは!待ってろよお・・今・・出してやるからなあ!はあ、はあ、はあ〈ガガザザ・・ザザザ〉」





小沢の掘っている部分はドア。




小さい宇宙船が山に埋もれている。




何かの白い脱出ポッド?。




中に・・誰か・・居るようだ。




小沢「〈シュコー〉〈ガ!ガ!〉・・ふううん!!〈ガガラララアア・・ドドオサアア〉・・よおおし・・いいぞお」



球状のそれを触る。




小沢「〈シュコー〉・・スイッチは・・どれだ?・・んん~?あ・・これ?〈カチ〉違う・・コレ?〈カチ〉・・違う・・・・あ?コレ?〈カチリ〉」



〈プシューー〉



小沢「うおお!?〈シュコー〉」




離れる。




〈ヒュイーーーーーンガシャ〉




《ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》




小沢「・・〈シュコー〉」




近づく。




小沢「お・・おお・・〈シュコー〉これはこれは・・」



首、背中、に大量のコードが繋がった綺麗な青緑の髪の毛ロング美少女がそこに居た。



白い?銀?色のピッタリスーツを着ている。



肌は青白い。



顔立ちは・・北欧だ。




小沢「〈シュコー〉・・取り敢えず・・起こすか・・おい!〈シュコー〉・・おおいい!?〈シュコー〉〈ユサユサ〉」




銀「・・ん・・」




小沢「おいって!起きろ!〈シュコー〉・・日本語じゃ駄目か?・・get up early!〈シュコー〉」




ここからは小沢のみ英語。



銀「・・スンハアアアアアアア!!ゲッホ!?ゴッホ!?」




辺りを見回す。




小沢「あ~〈シュコー〉・・喋れるか?おれは小沢時実 (ときさね)君は?〈シュコー〉・・名前は?」




銀「・・」




全く無視。




〈ピピピピ〉



内部の何かを操作している。




瞳は・・白?・・基本の中に黒い瞳なのだが・・角度によって七色に変化している。





〈ブオン〉




内部に小さい宇宙?のホログラム出現。




小沢「うお!?〈シュコー〉」




ホログラムに向かって指を動かす銀。




小沢「うおお〈シュコー〉・・すげえ・・映画だ映画〈シュコー〉」




銀「%$#・・&%$%$%&」




小沢「ああ?〈シュコー〉何?・・全く何言ってるか〈シュコー〉分からないぞ?」




銀「&%$%&%$%&#$”&’」




どうやら独り言のようだ。




《ビュオオオオオオオオオ・・》





小沢「〈シュコー〉おう・・そうだ!それ動くのか?〈シュコー〉早く下山しないと酸素がないんだ〈シュコー〉」




銀「・・」




黙って・・小沢を見る。




小沢「・・〈シュコー〉な・・何だよ・・〈シュコー〉・・まさか食べようってんじゃ・・〈シュコー〉ははは」



銀「・・〈ギシ・・ザザ〉」




ポッドから降り、小沢に近づく。




小沢「〈シュコー〉・・何だよ・・」




後ずさる。




小沢「〈シュコー〉俺は・・命の恩人だぞ!?よせ・・止めろ!〈シュコー〉来るな!〈シュコー〉」




銀「・・〈ピカア〉」



眩しい光。



小沢「うっごふ!?」




銀「・・」




小沢「・・」



〈ドサア〉



気絶した。




《ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》






















8日後。



小沢「・・ん・・」




目を覚ました。





小沢「・・ここは・・」




真田「おお・・やっと覚めたか」




小沢「・・真田?・・・・」




真田「おう」





小沢「・・ここは?」




真田「麓 (ふもと)の村だよ・・ビックリしたんだぜ?置いてきたお前が先に麓に着いてて、眠ってんだもんよ~、何か低酸素症だってんだもんで、心配してたんだぞ~?」




小沢「・・・・〈ボス〉・・俺は・・何を見たんだ・・〈ぼやあ〉・・思い・・出せない・・」




真田「皆・・入って来て良いぞ~」




皆『わいわいがやがや』




小沢「・・よう皆」




?1「小沢さん!」




?2「会ったんですか?」




?3「聴かせてくださいよお!」




?4「美人でした?」




?5「その前に男でした?女でした?つうか人間みたいな格好でした?」




真田「おいおい皆!少し落ち着いて・・・・どうなんだ小沢?〈ソワソワ〉」




小沢「・・?・・何のことだ?・・」




皆『・・・・・』




真田「あ~ごほん・・皆、今日の所は引き下がろう、な?まだ混乱してるんだろう」





小沢「・・」




皆『ちぇ・・なんでえ』





小沢「・・俺は・・何か・・掘ってた?・・何を?・・駄目だ・・全く思い出せない」






暖炉の火がパチパチと燃えている。



















銀が現れた2時間前。




日本。




九州。




阿蘇山上空。





《・・ーーーィイイイイイイイボジュ!!》





火口に黒いポッドが入っていった。



















5月7日。




午前8時20分。




晴れ。



日本。





福岡。





高校。




2年クラス。





前田優作 (ゆうさく)「ふあ~あ~」



絆創膏だらけの顔。



倖田雪菜 (ゆきな)「もう~また喧嘩~?」




優作「・・」




ふて寝。




雪菜「影田おばさんに言いつけるんだから!」




優作「・・はあ・・何かおもしれー事ねえかなあ・・喧嘩も弱い奴ばっかりだし・・」




雪菜「ほら、すぐそうやって調子乗る!一回でもあたしに勝ってからそういう事言いなさい?」




優作「お前はプロの空手家だろうが!空手家は人を殴っちゃいけないんだぞ」




雪菜「正当防衛とか、道場ならOKだも~ん」




優作「ふん!ゴリラ女め」




雪菜「〈グイイ〉ん~?」



優作「痛ええええ!!」




雪菜「悪いのはこの口か~い?」




優作「痛いっての!!〈ブン〉」




殴ろうとー。




雪菜「〈ヒョイ〉はん〈ヒュ、バタアン〉」




躱し、腕を背中で決め、机に顔を押し当てる。




優作「くっそ!?」




雪菜「ふふん♪あたしに勝てるとでも~?」




優作「・・〈もにゅ〉」




雪菜「ひゃ!?」




優作「う~んやっぱ貧乳だなあ〈もにゅもにゅ〉」




背中に回された手で胸を揉む。




雪菜「~~~~この~~~~変態!〈ドゴオ!!〉」




脇腹に膝蹴り。




優作「うっげえ!?」




雪菜「変態変態変~~~態!!〈ドゴドゴドゴオオ!!〉」





優作「うっごげは・・〈ドサア〉」




雪菜「あ・・ゆ・・優作!?・・ちょ、大丈夫!?」




気絶。
















優作は保健室。






雪菜、その他は普通に授業。





先生「~~であるから~ここの数式は〈ガララアアアア〉



教室のドアが開いた。





先生「ん?」




皆『 ? 』




黒いスーツ姿の男2人。



サングラス。



アメリカ人?。



身長が高く、ゴツイ。



先生「あの~・・何か?授業中なのですが・・」



校長「困りますよ~」



校長が後からやってきた。




先生「校長先生!これは一体?」




校長「いや~・・儂にもさっぱり・・いきなり訪ねて来て・・前田優作と、倖田雪菜のクラスは何処だって、言われて・・手帳を見せられてFBIだって、そればっかりで・・」




黒「・・」




辺りを見回す。




雪菜「・・?」




雪菜と目が合った。





黒「・・」




素早く雪菜の所へ歩を進める。




雪菜「・・え?・・え?・・え?」




黒「・・一緒に来て貰う・・FBIだ」



手帳を見せる。




雪菜「ええ?いやちょ・・〈ガ!〉」



腕を掴まれた。




雪菜「校長先生!!助けてよお!?」




校長「いくらなんでもいきなり過ぎやしませんか!止めてください!怯えているじゃないですか!」



黒に掴みかかる校長。



FBI「煩い〈ドン〉」



〈ドガガガシャアアア〉




他の生徒達の座ってる椅子や机に校長が突き飛ばされた。




皆『きゃああああ!?』




雪菜「校長先生!大丈夫!?」




校長「・・う~~ん」




頭から出血。




雪菜「大変!血が!」




黒「・・いいからさっさと来い!〈グイ〉」




雪菜「・・うっさい!〈ドガア〉」




首に2段蹴り。





雪菜「(決まった!手応えあり!でもやりすぎたかもー)」




黒「・・」




振り返った。




サングラスがずれている。




雪菜「!?」




その目は・・爬虫類。




黒「・・〈ドス〉」



雪菜の腹に拳。




雪菜「かは!?(そんな!?速い!?私が反応できなー)」



気絶。




肩に担ぎ、出て行く。




もう一人は数学教諭に話を聞いていた。




3人は教室を出た。




黒1「もう一人は?」




黒2「保健室だそうだ」













保健室。





優作「・・はあ・・柔らかかったなあ・・」




手を眺める。





優作「だいたい女がくっついてくんのが悪いんじゃん、ね~先生?」




保険の先生「何言ってるの、全く、良くなったんなら早く帰んな」




優作「気絶したふりでやっとサボれたんだから、もう少し~せめて数学の時間が終わるまで」




先生「全く、しょうがないわね~」




優作「へへ」




〈ガララアアア〉




優作「!?やべ」



〈シャアアア〉


カーテンを閉め、布団を被った。




黒2「お邪魔します・・」




先生「あら?どちら様?」




話し声が聞こえる。





黒2「FBIです」




先生「えええ?」




黒2「少し彼・・そう・・前田優作君にお話がありまして・・宜しいですか?こちらに居ると伺ったものですから」



先生「え・・ええ・・まあ居りますが・・」




黒2「失礼?」




入って来た雰囲気。




〈シャアアアア〉



カーテンが開いた。




優作「・・」




黒「優作・・前田優作君だね?少しお話がしたいから一緒に来て貰うよ?いいね?」




優作「・・」




布団から顔を出す。





優作「はあ?意味分かんねえんだけど?」




黒2「分からなくていいんだ、これは強制だ・・来るんだ・・さ、早く起きなさい」



掴んで来る。



優作「はあ?おい?ちょ・・やめ・・止めろよ!?〈バキ!〉」




殴った。




黒2のサングラスが割れた。




中の目は爬虫類。




優作「!?て、てんめえ!人間じゃー〈ボゴオ!〉うっがは!?」




腹に一発拳。





黒2「・・」




抱えようとー。





優作「いってえなあ!!」




黒2「!?」




優作「お返しだこらあああ!!〈ドゴオ!〉」




黒2「うごお!?」




腹に一発。





優作「先生逃げて!コイツ人間じゃー・・」




先生「え?」



〈ス〉




雪菜を肩に抱えた黒1が扉から現れた。




優作「・・な!?・・何してやがんだコラアアアアア!!??」




ダッシュ。





先生「!?あなた?その子は?何をしてるの?その子を離しな〈ボゴ!!ゴン!!〉




先生は裏拳で顔を殴られ、壁に頭を強打し、座り込むように気絶。




優作「!!??てんめええいい加減にしろコラああああ!!」




黒1が〈ボ!〉前蹴り。



〈パシ〉



腕で払いながら前へ。


黒1「!?」


優作「うおらあああ!!」



腹に飛びながらパンチ。




黒1「ぐっふ!?」




効いたようだ、膝を着く。




優作「おらおらあああ!!」




間髪入れず連続で攻撃。




気絶させる勢いで殴る、蹴る。




倒れた。



雪菜も一緒に廊下に倒れる。



黒1の頭をサッカーボールキックー。




黒2「ふん!!〈バチチ〉」



スタンガン。



優作「〈バチチチ〉うが!?スタ・・(ちっくしょ)」



〈ドサアア〉




野次馬が遠くから見ている。





黒2「・・無事か?」




黒1「・・ああ」




黒2「時間がない・・〈ボソ〉(この2人を早く処分するぞ)」




黒1「ああ・・」





駐車場に運んで行く。




2人を車に乗せてる所を皆が窓から撮影。




車が発進。










5分後。




白いスーツ服の綺麗な北欧女性が訪ねて来た。




白「あの・・何かあったんですか?」




校長「貴女は?」




白「いえ・・あの・・〈ドン〉」



壁ドン。




校長「ええ!?あ、あのう!?」




白「しーー・・〈ブ-ン〉私の目を見なさい」



青い光が照射。



校長「は!?〈ブーン〉・・は・・はい」



明らかに態度が変わった。




まるで人形。




白「何があったの?」




校長「たった今、生徒2人がFBIに連れ去られました」




白「何分経った?」



校長「5分くらいです」





白「・・分かったわ、有難う〈シュオン〉」



〈ドサア〉



校長は白にもたれ倒れた。



















高速道路。




長崎、平戸方面。



黒1、2『・・』




黙って走らせる。






〈ブオオオオオオオオオオオオオ・・〉





白の乗ったバイクが走り抜ける。




ETCゲ-ト。




白「警察だ!」




手帳を見せる。




ゲート員1「あ!?あ、あはい、お疲様です!」




通った。





ゲート員2「あんな派手な警察っているのか?」




ゲート員1「・・一応確認するか?」




ゲート員2「・・ああそうだな」







高速渋滞。




黒1、2『・・』




〈ブオオオオオオオオオオオオオ・・ブロロロロ・・ド、ド、ド、ド、ド〉




バイクを横付け。




白「・・〈コンコン〉」




黒1「〈ウイイイイン〉・・何か?」




白「すいません警察ですが」



手帳を見せる。



黒1、2『・・』






白「身分証見せて貰える?」




黒1「・・いいですよ・・ほらどうぞ」




手帳を見せる。




白「・・失礼〈プシュプシュ〉」




サプレッサーの銃で黒達を窓から撃ち殺した。




?「きゃああああああああ!?」



隣の車の奥様が叫ぶ。



〈プシュプシュキンキキュン・・ガチャン〉


車のトランクを撃って、開けた。




優作「ん”ん”ん”~~~!?」




雪菜「・・」




雪菜はまだ気絶中。





優作の紐をサプレッサーの熱で溶かし〈ブツン〉切った。




優作「ぶっは!?な・・何だよお前ら!?」




白「聞きなさい・・貴方達は狙われている、ここに居たら危険、だから移動する・・いいわね?」




優作「はあ?映画の見過ぎじゃないの?」




白「何が起きても映画の見過ぎって思うようにされてるのよ」




優作「はあ?」




雪菜の紐も切る。




周りでは警察に電話している人が多数。




野次馬だらけ。




渋滞の中だから余計に人が集まる。





白「優作は目を瞑りなさい」




優作「はあ?何言ってー」




白「プ!」




唾を優作の顔に飛ばした。




優作「うわああ!!?」




〈ピカア!!〉




優作「〈ゴシゴシ〉きったねええ!!何すんー・・え?」





皆『・・・・・・』




立ち尽くしている。




まるで人形のように。




優作「・・・・は?」




白「行くわよ」




雪菜を抱え、歩き出す。




優作「あ?・・ちょ・・おい!?」




後を追う。



〈プシュ、ガキュン!バカン!〉



作業員用出入り口の鍵を壊し、無理やり開けた。




皆はまだ固まったまま。




優作「・・なんだってんだ・・」



〈ガチャン〉






白と、優作はトンネルを歩く。



優作「なあ・・歩きながらでもいいから説明しろよ!一体どうなってんだよ?」




白「私は銀河連邦の使者なの、貴方達の遺伝子は後の世に大きな影響を及ぼす、だから守らねばならない」




優作「遺伝子?守る?はあ?誰から?」




白「第31星団の奴らから」




優作「・・」




白「・・」




優作「あ~・・あのさ・・もう・・ほら・・夏が始まるからさ・・ソロソロ目を覚ましたほうが・・」




白「・・はあ・・まあ・・そうなるわよね・・いいわ」




立ち止まり、振り返り、優作に近づく。




優作「な、何だよ?」




白「私の目を見なさい」




優作「は?」




白「目を見なさい」




優作「・・」




見る。





〈キュイン・・キュキュ・・ウン・・クク・・〉




ロボットの動きと、光。




優作「うわあ!?」





白「これで分かった?」



また歩き出す。





優作「・・」




黙ってついていく。







高速道路に、日本の警視庁から高級スーツ組がヘリで4人派遣されてきた。




刑事1「お偉いさんは大変ですなあ」



刑事2「この人間じゃない奴らは一体なんなんです?」




刑事3「宇宙人とか?」




刑事「4「何か知ってるんですか?」




スーツ1「・・関係者を集めてくれ・・目撃者も全員だ」




刑事1「は・・はあ・・言われた通り集めてありますが・・」




スーツ2「よろしい」




高速道路、片側通行中。




?「私見たんです!あの爬虫類みたいな顔と肌!蛇人間だったわあ!」




?「俺も見た!何で死体になってたのかは分からんが・・」




?「ねえ、あんた達は何か知ってんの?〈クチャクチャ〉」




?「んねえ~え~、Twitterにアップ出来ないんだけどお?」




38人の死体目撃者。





スーツ2「皆さんに説明します、今から説明しますから、いいですね?・・は、ではこのスクリーンを見てください、説明しますから」




1枚のモニター。




スーツ1「では説明します、これはー〈ピカアア〉





全員『・・』





全員人形のように、動かなくなった。




ぼうっとモニターを見ている。




スーツ1「さあ・・何か映画の出来事だったんだ・・さっさと後ろに歩き、自分の車に乗れ」




皆『はい』




スーツ1「ふふ・・可愛いもんだ」




小さい女の子「ねえ?ママ?ママ?どうしちゃったの?ママ?」




スーツ1「効かない子供一名だ」




スーツ2「ああったく・ああ・面倒臭ええ〈ゴ!〉」



〈ドサア〉




後頭部を殴った。




即死だろう。





スーツ1「生まれた戸籍ごと消しとけ、生家やご近所の記憶、病院の記録もな」




スーツ2「ああ解ってる、ったく面倒臭ええなあもう」




〈ずるずるずるヒョイ、ギイ、バタン〉



黒塗りの車のトランク下に隠し部屋。




そこに死体を押し込んだ。














優作「飯食えんの?」



山を抜け、レストランで食事。





白「ああ、エネルギーに変換出来る、バッテリーの節約だ」




優作「・・つか頼みすぎじゃね?」




机にいっぱい並んだ鍋や、ステーキや、デザート。




雪菜「・・〈もぐもぐ〉」




トンネルを抜けた所で起きた。




最初は大騒ぎだったが・・今は大人しくハンバーグを食べている。




優作「・・でさ・・この後俺達どうなんの?」




雪菜「・・〈もぐもぐ〉」




白「銀河連邦に連れて行く、地球にはもう帰って来られない」




雪菜「そんな」




優作「俺達の生活は?どうなるんだ?」




白「貴方達が取り込まれればこの宇宙はあいつらに支配されてしまうのよ?そうなれば・・」




優作「・・なれば?」




雪菜「・・何?」




白「・・銀河連邦は地球の浄化に乗り出す」




雪菜「・・浄化?」




優作「浄化って・・まさか・・」




白「太陽フレアによって地球の全生物を死滅させるのよ、その方がてっとり早いから」




優作「・・マジ・・?」




雪菜「・・」




白「・・」





雪菜「でも・・それ、その・・私達を殺したら、地球が焼かれるって知ってるの?」




白「敵が?」




雪菜「そう」




白「敵が貴方達を殺す筈ないじゃない、貴方達は特殊なな子供達の親なんだから」





雪菜「え・・」




優作「親?」




白「倖田雪菜の子供、男の子と女の子を貴方は産む、そしてその子供達はお互いを愛し、子供を残す」




雪菜「え?え?〈ボボカアアア〉」




優作「ええ?ちょっと待ってよ?って事は・・つまり・・俺達結婚すんの?」




白「結婚?ああ・・地球での文化か・・・・そうね・・そうなるわ」





優作「・・」




雪菜「・・」




優作、雪菜『冗談!』





優作「・・」




雪菜「・・」





優作、雪菜『誰がこんな奴と!』




優作「合わせんな!」




雪菜「あんたこそ!」





白「ピッタリな相性ね・・それで話し戻すわよ?」




優作「・・」




雪菜「・・」





白「普通姉、弟と配合すれば障害が残るモノなのは知ってる?」




雪菜「はい」




優作「え?そうなん?」




雪菜「そうなの!」




優作「へえ」




白「しかし、貴方達の子供達は違った」




雪菜「違った?」




白「貴方達の子供は親近相姦でも障害児が全く産まれない、特殊な遺伝子だったの」





雪菜「そんな事って有り得るんですか?」




優作「・・そうだそうだ」




雪菜「分かんないなら黙って」




優作「はい」





白「進化・・なのかもね」





雪菜「進化?」




白「とにかく貴方達の子供の遺伝子のお陰で、未来は大いに発展するの」




優作「じゃあ何で俺達狙われてんの?」




白「本題ね」




優作、雪菜『〈ゴクリ〉』




白「貴方達の遺伝子のお陰で、私達銀河連邦は未来で発展出来る、けれど、そのお陰で、力をつけた銀河連邦に押されだした31星団の連中は、過去に戻って、貴方達を取り込もうとした、洗脳か、実験場かは・・分からないけどね」




雪菜「・・そんな」




優作「・・」




白「今はタイムトラベルは規制が厳しくなってて出来ない筈なんだけど・・どうやったのか・・」




優作「まるでSF映画だな・・あの~・・ほら・・ターミネーターってやつ」




雪菜「貴方は・・未来から来たの?」




白「そうよ」




雪菜「もう少しで勝てそうなの?・・その・・未来では」




白「ええ」




雪菜「そうなんだ」




優作「・・そのさ・・異常が出ない遺伝子があると・・何がどういいんだ?」




雪菜「はあ?」




白「説明するわ・・例えば・・普通はオスが多くなるように作られてるのは分かる?」




優作「・・さあ?」




白「蜜蜂は知ってる?」



優作「ああ?馬鹿にしてんのか?」




雪菜「馬鹿じゃない」




優作「・・」




白「女王鉢は一匹だけなのは?」




優作「・・知ってる?」




雪菜「嘘」




優作「・・」




白「それは、その方が効率が良いからなの、子孫を残していく為にはね」




優作「・・」




白「同じく人間でも同じ事が言える、雄が競争する事によって優秀な進化した遺伝子情報が蓄積された精子が卵子の中に入って子供が出来る、卵子はただの表現する3Dプリンター、その子供がどんな性格か、頭脳明晰かは、80%は精子の情報にかかってる」




優作「・・」




白「だから牝は雄を競争させる為に、優秀な遺伝子を残していく為に、敢えて少なくなる」




優作「・・」




白「しかし、そこで異常が出ない遺伝子を持った人間が出たらどうなるか?」




優作「雄と牝が同じくらい産まれる?」




白「ええそう、そして、雄は競わなくなる・・のは間違い」





優作「え?」




白「むしろ激化するの」




優作「何で?」




白「一匹の優秀な雄がハーレムを築くからよ」




優作「ハーレム?」




白「むしろ雄達は競争が激化し、逆に雌は競わなくなった」




優作「・・」





白「出産寿命も伸びたしね」






優作「・・」






白「そして次の段階は、雄同士の恋愛が増えた」





優作「うげえ」





雪菜「・・ったく・・それで?」





白「雄が妊娠出来るようになるの」





雪菜、優作『うげえ』





白「そうなると・・どうなると思う?」





雪菜「・・ええっと・・そうね・・雌が要らなくなる?」





白「正解」





優作「おお?」




雪菜「へへん」





白「今まで雄は競争してきたせいで、全体が優秀な遺伝子になっていた、そして、堕落した雌達は立場を追われていき・・最期は・・保護された」




雪菜「保護?」




白「貴方達だって絶滅危惧種っていう名目で保護してるじゃない」




雪菜「ほええ」




優作「いよっしゃあ、雌ざまあみろ」




雪菜「黙れ馬鹿」




優作「ああん?悔しいんか?」




白「そして、両性人類が生まれた」




優作「両生類?蛙か?」




雪菜「はあ?あんたやっぱ馬鹿だ、ほ~ら馬鹿じゃない」




優作「・・」





白「男にも、女にもなれる雄が出てきたの」





優作「うおおおすげえ」





白「そして・・雌の遺伝子は潰えて行こうとしてる・・以上が私の時代かな」





優作「うおおお、雄すげえ!」





雪菜「うう・・何か悔しい」




白「一匹の雄に群がるって事は・・結局・・雄を頼りにしてる事と同じだからね、競争を止めた種は絶滅するのが当然なの」




優作「当然なの~」





雪菜「煩い!〈ゴス〉」




ゲンコツ。



優作「痛って!!」






雪菜「・・あの・・その・・貴女のお名前は?」




白「私の?・・そうね・・」




辺りを見回す。




ストロベリーの広告。




白「ベリって呼べば良いわ」




雪菜「分かりました、ベリさん・・ベリさんは・・具体的にこれからどうするんですか?」




ベリ「言ったでしょ?貴方達を銀河連邦の真っ只中に連れて行く」




雪菜「遠いんですか?」




ベリ「そんなに遠くないわ・・そうね・・30億光年くらい?」





雪菜、優作『はあああ?』





ベリ「ここから7ヶ月くらいよ?しかもてゅるるふ使うし」




雪菜「え?何?」




ベリ「ああ・・ごめんなさい・・ええっと・・そうね・・真空冷凍?みたいなモノよ・・だから体感時間は一瞬よ」





優作「ええ・・溺れるのか?」




ベリ「溺れない、水の中に浸かる前に意識がないから」




雪菜「もう・・ここには戻れないんですか?・・その・・親とか・・」




ベリ「残念だけど・・もう会えないわ」





雪菜「そ・・そんな・・お母さん・・お父さん・・う・・うう」




優作「・・おい・・何とかなんないの?」




ベリ「ならないわ、時間がないの」





優作「さっきから時間時間って・・一体何の時間なんだ?」





ベリ「私が貴方達を連れている事は銀河連邦は知らないの」





雪菜、優作『はああ?』





優作「おいおい、ちょっと待て、何で?」




ベリ「言ったでしょ?タイムトラベルは厳しく規制されてるって、もう誰も未来からは追って来られないし、それはもちろん敵も同じだけど・・でも・・ここは地球・・今の時代は・銀河連邦は遥か遠くにいて・・応援はいないの・・ここに来る前に未来で仲間と別れたけど・・この時代にはいない」



優作「・・」





ベリ「でも逆に・・敵は・・この時代の奴らに事情を話して見方につけると思う、だから・・」





優作「おいおい・・じゃあ・・まさか・・俺達の味方って・・」




ベリ「そう、私一人よ」




雪菜「・・マジ?」















その頃。




長野県。




?1「ーーとい訳だ、ぜひ共、協力して欲しい、タイムスリップの証拠も見せたろう?」




ローマ法王〈ブブ・・私からも頼むブブ・・ブブ〉 




ホログラム。





?2「宜しく頼む」






島津家当主「分かりました、八咫烏の名誉にかけて」


















10時45分。





店を出て、タクシー乗り場まで歩く。





優作「んで時間って?」




雪菜「・・」





ベリ「私が出発してからの逆算時間で・・44時間経って未来に良い返事をしなかった場合、特例として、電波だけトラベルさせて、いまの時代の銀河連邦に連絡、そして、今の時代の銀河連邦から、太陽の傍においてある調整機を使い、太陽フレアを起こし、敵と一緒に人類は終わる」





雪菜「でもそれって私達死ぬんじゃない?未来の人達は?人類は?」




ベリ「その人達の事よりも自分達の脅威となる文明を持った敵の成長が恐ろしいの」




優作「んじゃあ・・全ての未来の俺達の子孫よりも・・今の時代の31星団の方が重いってのかよ!?」




ベリ「そういう事」




雪菜「後どれくらいなの?残された時間は?貴方が未来に良い返事をしなきゃいけない時間は?」




ベリ「7日の深夜9までだから・・後・・10時間よ」




優作「んで何処に行くんだよ!?」




ベリ「隠してあるの」




雪菜「だから何処?」





ベリ「長崎県の大村市の何か山の中」





雪菜、優作『 遠お!? 』




ベリ「他に隠す場所無かったの!」




〈ッパ〉


ニュース〈緊急ニュースです、高校生のこの2人が凶悪犯罪者というニュースです、この2人は強盗、殺人の疑いで指名手配されました、何か気づいた事があれば速やかに最寄りの警察署か交番、もしくは直接110番してください、なお、一人のこの・・〈ッパ〉あ、この女性です、防犯カメラの映像です、ハッキリ映ってますね、この女性がこの主犯ら2人の手助けをしている模様です、この女性は拳銃を所持しており、大変危険です、捕まえようとはせず、速やかに通報してください、繰り返します・・〉




ビルの大画面に映し出される。



優作「な・・何だよコレ」




雪菜「シ!馬鹿静かに」




野次馬1「おい・・あれ」




野次馬2「あ・・おい!?あいつら!?あいつらじゃね!?」




ニュース〈あ・・また新たな情報です・・ごほん、なお、この通報が有益となり、逮捕出来た場合、警視庁から法礼金として2億円が支払われるとの事です〉





皆『うおおおおおおおおお!?「2億?」「やっば」「マジか?」「何かおかしくね?」「いいじゃん別に」「そうだぜ」「やっべなおい!」』




ヤクザ1「どけえ!」



ヤクザ達『おらおらどかんかああい!』




タクシー運転手「ひい!?」




ベリ「降りろ〈チャキ〉」




タクシー「はははひひいい〈ガタチャンババ〉」



降りた。




ヤクザ2「おいコラア待たんかい!わりゃあ!」



脇に手をやるヤクザ達。



ベリ「今撃ったら!!・・あんた達も捕まるわよ?」




ヤクザ達『うぐ!?』




ベリ「早く乗って」




優作、雪菜『は、はい』




〈ブオオオオオオオン〉





発進。







警察に電話をかけまくる周囲。




ヤクザ「くっそおお!!追いかけろおおお!!〈バム、バム、ブロロロオオオオオオオオン」





ベンツ、クラウン、で追いかける。







黄色いタクシーとのカーチェイス。






雪菜「速い速い速い速いいいいい!?」




優作「うるっせええな馬鹿!」



雪菜「だ~って~〈グン!〉きゃああああ!?」





90KM。




100KM。




110KM。




交差点。





ベリ「伏せて!」




優作「くう!〈ガバア〉」



雪菜「きゃああ!?」




雪菜の上に被さる。





雪菜「あにすんのよお!?こんな時になに考えてんのお!?」




優作「お前が何考えてんだ馬鹿!いって!蹴んな!〈ググン!〉うおおおお!?」




雪菜の後ろから股に顔。



雪菜「ああんもう馬鹿あ!」




優作「ふがあ!?〈ググン!〉」




雪菜の顔と優作の顔が近づく。




優作「あぶっねええ・・ふう」




雪菜「危なかった・・(ファーストキスが・・良かったあ)〈グン〉(え?)〈ブッチュウウ〉」




優作「んむうう!?」





雪菜「んむうう!?」





〈ググウン!!〉




雪菜、優作『ぷっは!』




また位置が離れた。




ベリ「大丈夫?まだまだ荒くなるわ、しっかり姿勢を低くしたまま掴まってて!」





雪菜、優作『・・はい』







ベンツ車内。




ヤクザ「そうだ!おう!今走っとる・・おう・・おう・・おう分かった〈ピ〉・・この先に警らが居る、儂らは違反にはせんそうじゃ、2億もくれたるってよお!」



ヤクザ達『ひゃっはー』




後ろからもパトカー。




前にもパトカーが見えた。




優作「ああ・・もう駄目だ・・警察に捕まってしまう・・」




雪菜「何でこんな奴と・・私の初キッス返せええ」




優作「えええ?そこお?」






〈ウイイイイン〉



タクシーの窓を開けた。





ベリの目〈ピピピピピピピ〉


〈ス〉


窓から銃を出す。




ますます上がるスピード。





優作「おい?・・嘘でしょ?・・嘘でしょおおおおお?」




雪菜「いやあああああああああああ」



〈パンパンパン〉




銃を撃ちながらー。




刑事「おいおいおい!?撃ってんぞしゃがめしゃがめええ!!」




《〈グン〉ギキイイイイイイイイイイイイイイイ》





ギリギリで一気にドリフトをかけー。



《ドガシャアアアアアアアアアアアア、ブオン、ブオン、ブオン》


車体を運転席側でぶつけ、パトカーの上空を横転していく。




優作、雪菜『~~~~~~~~~~~~』



抱きしめ合う。



《ガシャアアアアアン》



向こう側に着地。




ベリ「・・〈ククン〉」〈ブオオオオオオオオオオオオオオ〉



また走り出した。




刑事「な・・なんて奴だ」
















後に見つけ出された黄色いタクシーはパチンコの駐車場。




またそこで新たに車が盗まれていた。





その車も長崎県、長崎市で見つかった。




不良少年達の言い分は、綺麗なお姉さんがくれた、だった。










6時間後。



残り3時間。





現在18時。



大村市。





ハウステンボス内。



優作「はあ・・」




雪菜「はあ・・」




それぞれ眼鏡、帽子を被っている。




着替えもそこら辺の家から拝借した。




ベリ「暫くここで時間を潰しましょう、さっきも話したけどあまり早く行っても意味ないの、その瞬間しか未来とは交信出来ないから、ここからだと1時間もあれば行けるからね・・」




優作「はあ・・」




雪菜「はあ・・」




ベリ「?何?どうしたの?」




優作「俺達子作りの為だけに・・こんな・・あんまりだ」




雪菜「私好きな人居たのにいい・・」




ベリ「ああ、吉木公久 (よしききみひさ)ね」




雪菜「!?」




優作「・・誰それ?」




雪菜「なん・・で?」




ベリ「・・彼はホモよ・・だから貴女は振られるの」




雪菜「え・・えええええええええ!?」




ベリ「だから、彼でいいでしょ?」




雪菜「・・」



優作「な・・何だよ・・俺だってお前となんか嫌だよ・・」




雪菜「ふええええん、私だって~・・何で~・・何でコイツとなんかとお?もっといい男が良いのにい」




優作「う・・うっせええな!馬鹿!〈ガタ〉」




ベリ「何処へ?」




優作「トイレだよ」




ベリ「そう・・あんまり離れないで」




優作「解ってる」




行った。





雪菜「・・ひっぐひっぐ」





ベリ「ねえ・・泣かないで・・」




手を握る。




雪菜「・・温かい・・ロボットひっぐ・・なのに」




ベリ「暖房機能つきなの」




雪菜「ふ・・ええ?・・っふふ・・何それ~」




ベリ「ふふほ~ら笑った」




雪菜「あなた・・感情・・あるの?」





ベリ「・・さあ・・分からない・・時々・・これが感情かなって思う時はあるけど」




雪菜「・・ふうん」




ベリ「・・」




雪菜「ねえ・・私達ってどんな夫婦だったの?」




ベリ「え?」




雪菜「教えてよ」




ベリ「・・ん~・・そうねえ・・凄い仲良しでラブラブだったって聞いてるわ」




雪菜「んえええ・・うっそだ~」




ベリ「私も直接見たわけじゃないから・・でも・・女性が絶滅保護されたのは・・貴女の存在が大きいわ」




雪菜「私の?」




ベリ「貴女は・・シ!奴らよ!」




雪菜「え?」何処?」




ベリ「見ちゃ駄目!キョロキョロも駄目!」




雪菜「う・・うん」




ベリ「続きだけど・・貴女は、ある愛の演説をしたらしいの」




雪菜「愛の・・演説?」





ベリ「銀河連邦議会でね、それが今も伝説となってて、歴史に刻まれてるのよ?凄い事なのよ?」




雪菜「ええ・・嘘~・・私が・・宇宙の歴史に?」




ベリ「そうよ」




雪菜「・・どんな事言ったの?」




ベリ「それはー」





警備1「すいません」




雪菜「は・・はい?」




警備1「居たー〈グルンボキ〉ぞ?〈スタン〉」



座らせ、雪菜の帽子を警備1に被せる。



まるで寝ているかのようだ。





雪菜「あ・・ああ・そんな・・そんなあ・・〈グイ〉」




ベリ「〈グイグイ〉ごめんなさい・・急だったから手加減できなかったの」





雪菜「ああ・・そんな・・」




ベリ「お願いだから、雪菜、生き残って、未来の3兆人の人類の為に」




雪菜「さ・・3兆人?」





ベリ「早く歩いて」




雪菜「う、うん」





夕暮れ。





この時期は夕方はまだ寒い。






ベリ「何処行った?優作・・優作」





優作をスキャンするが・・見当たらない。





刑事「動くなあ!!」




野次馬「きゃああああああ」




皆『ざわざわ』





刑事達が銃で取り囲む。





側には川。





逃げ道はない。




服装は重い冬服。




飛び込めない。




ベリ「・・仕方ない・・雪菜・・耳を塞ぎなさい」




雪菜「ええ?」




ベリ「早く!」




刑事「動くなあ!何もやらせー」




ベリ「〈バ〉」〈キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン〉





刑事ら、野次馬ら『うああああああああああああああああああ!?』




頭を抱え苦しんでいる。





雪菜「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”い、痛い”いいいいいい」





〈ブオオオオオオオオオオオオオオオ〉





小型船が走ってきた。





優作「おおおい!乗れええええ!んお?い、頭痛ええええええ!?」





ベリ「!?」



〈ブワア、ズタン!〉



飛び乗った。





そのまま走る小型艇。





ベリ「たまには役に立つのね」




優作「うっせ!」



雪菜「・・」





ベリ「このままホテル裏まで行って、そこで降りましょう」





飛び降りて乗り捨て、花壇を人目も気にせず抜け、大きな壁を雪菜、優作それぞれ運び、飛び越えた。




優作「ジャンプ力はあるんだな」




ベリ「うるさいわね」




雪菜「さ、行きましょう」







20時43分。



車を適当に盗んで、山に移動して来た。




〈キイイ〉




止まった。






ゴルフ場の駐車場へのゲート。





閉まっている。



雪菜「・・ここって・・ゴルフ場?」




優作「ああ」





ベリ「・・」



ベリがカメラを眺めている。



〈シュピン、ウ”ウ”ウ”ウ”ン〉




〈ガシャン〉




ゲートが開いた。




優作「うお!?」




雪菜「開いた・・」




ベリ「さあ、行きましょう」




優作「金もATMからハッキングして引き出してたし・・何でもありだなホント」




ベリ「だからこそ厳しく禁止されてるのよ、タイムトラベルは」




雪菜「・・」








駐車場に到着。





ホテルはない為、無人。





警備員が居るくらいだろう。









ベリ「さって・・」







結構歩く。








ゴルフ場は広い。







まだ歩く。






歩く。






優作「・・」





雪菜「はあ、はあ、はあもう・・歩けないよ~」




優作「はあ?お前空手やってんだろ?」





雪菜「んな事言ったって・・足捻挫しちゃっててー」





優作、ベリ『はあ?』





ベリ「見せなさい〈ババ〉」




靴下をめくる。




優作「お前どんだけ強がりなんだよ?」



ベリ「貴女・・本当に強いのね・・背負うわ」




優作「いや・・俺が背負うよ」






雪菜「え・・」




優作「んだよ・嫌なら嫌って言えよ」





雪菜「・・べ・・別に・・い・・嫌じゃあ・・ないけど?」





優作「・・そか・・ならほら・・背中に乗れ」




屈む。




雪菜「わ・・私の胸で興奮すんなよ?」




乗った。




立ち上がる。




優作「よっと・・するさ!」




雪菜「な!?」





優作「しても我慢するさ!・・それが男ってもんだ!」





雪菜「・・チ・・格好つけやがって変態・・」




優作「男は皆変態なの!だいたい変態じゃなかったら子孫残せねえじゃんか」




雪菜「そ、それはー・・」





優作「あん?」





雪菜「・・ふ、ふん!」





優作「・・はは」





雪菜「・・何よ」





優作「お前とここまで話した事なかったなって思ってさ・・なんせちょっと喧嘩して別れて、また喧嘩だったもんなあ・・」




雪菜「・・そ、それはあんたが会う度に変態な事ばっかしてくるからでしょうが!」




優作「・・悪かったよ・・」




雪菜「え・・」




優作「・・ごめんな」





雪菜「・・な・・何よ・・そんな風に謝らないでよ、わ、私だってー」





ベリ「着いたわ」






雪菜「え・・」






大きな池。






ベリの目〈ピピピピピ〉




〈ボジャアアア・・ヒュイイイイイイイイイイイイイイイイ〉





空中に浮かぶ白いポッド。




結構大きい。






ベリ「詰めれば3人乗れるわ、さ、早く」





《イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン・・ガシュウウン》




地面に着陸。





?「そこかあ・・いやあ・・っはっは参ったね~・・どんなに探しても見つからなかった訳だ~っはっはっは」





ベリ、雪菜、優作『!?』




林の中から1人の男が出てきた。






ベリ「・・出たわね悪党、タイムトラベルは重大な規律違反よ、漂流300年はくだらない」





?「いいさ、別に?・・はははは・・それにしても~・・」



雪菜を見る。



雪菜「!?」




?「ははは~いやいや、君があの伝説の名女優の~うっひょお~中々将来が楽しみな顔つきだ~」




雪菜「名女優?」




ベリ「あなたの目的は何?、どうして過去に?本当にこの2人が目的だったの?本当に・・本当に人類を削減しようと!?」





雪菜「削減?」




優作「はあ?おいおい敵は敵で増える為だって聞いた気が?」





?「なんだあ?・・ぷっはっはっはっは、お前そんな事言ったの~?嘘は良くないな~う・そ・は」




優作、雪菜『 嘘? 』




?「人類は増えすぎた・・そう言わなかったのかなあ?」




ベリ「・・」




?「そいつらの!」


雪菜達に指を指す。




?「そいつらの遺伝子のせいで~、宇宙は・・宇宙はめちゃくちゃだ!」





雪菜、優作『!?』





?「いいか?よ~く聞け~?お前らの余計な進化のせいで人類は未来でどれだけ増えたと思う?50兆以上だ・・銀河連邦管轄だけでも3兆4700億5690万人越えだ~どうだ~、凄いだろう?」




皆『・・』




?「どいつもこいつもSEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXばっかりしやがってえ!地球だけで良かったんだ!お前ら猿共は、寝ても覚めても快楽の事だけしか頭にねえんだよお!!」




皆『・・』



?「そんなお前らが・・宇宙に脱出?・・ははあ?・・どうなってると思う?宇宙時代はあ、果てさて希望に満ち溢れた豊かで美しく、ザ、フューチャーみたいな格好良い理想の世界になってるとでも思ってんのかあ?・・・ああ?おい!?」




皆『・・』




?「そいつが教えてくんなかったんなら俺が教えてやるよ」




ベリ「止めて」




?「宇宙はなあ・・」




ベリ「止めて!!」




?「星の採掘中の事故で・・滅んだんだ・・超新星爆発って知ってるか?」





優作「・・」




雪菜「・・嘘・・」




優作「おい・・おい!」




ベリに掴みかかる。




優作「どういう事だよ・・説明しろ!お前・・お前が言ってた事と違うじゃねえかよ!おい?」




ベリ「・・」




優作「・・何とか言えよ!?」





雪菜「・・それで・・どうなったんですか?」




男に訊く。





?「・・後は・・爆発の寸前に脱出したのさ・・遠くにいた銀河連邦の連中は無事だったが、地球発祥の人類は・・全滅だ・・」




雪菜「それで?」




?「・・それで・・とは?」




雪菜「結局・・貴方は・・何をしに過去へ?」




?「決まってんだろ〈チャキ、パアアン〉」




雪菜「え・・」




優作「・・ぐ・・は」〈ドサアア〉



雪菜を庇った。




雪菜「優作!?そんな!?そんなああ!?」



?「ッチ・・まあいい・・まだ子作りしてない雰囲気だしな・・一方が死ねばそれでいい・・まあ・・念の為に全員殺すがな?〈チャキ〉」




ベリ「止めて!こんな事したって!意味ないじゃない!?この2人が結ばれないと!連邦議会で地球の浄化が決定されてしまうのよ!?」




?「また未来に戻った時にでも・・連邦議会に捕まって、刑期を終えた後にゆっくり暮らすさ・・あの寂れた・・食料を食い散らかし、SEX馬鹿共と暮らす未来が来ないだけで!俺は大大大大満足だあ!!」




ベリ「・・それでも・・人類には愛があった!」




?「愛?ははははははは愛?ふっはっははははは愛だって?何処に?何処にあるってんだ?ああ?愛ってのは通行料だろ?言ってしまえば欲しいもの、感情、環境を手に入れる為の通行料だろうがああ!!ああ!!??」



ベリ「・・違う・・」





?「何が違う?ええ?何が?そこのガキだってなんで女を庇ったか、教えてやろうか!?SEXしたいからだよ!子供が欲しいからさ!楽しい楽しいうふふうふふな時間を!美人な女といちゃいちゃしたいから庇ったのさあ!・・なんだったらドブスとしようか?その女がドブスだったら?、んで、ソイツとのSEXが原因で子孫が大宇宙銀河を巻き込んだスペクタクル滅亡劇場に宇宙を巻き込んだって知ったら?本当は地球だけで終わる筈だったのに!壮大な一つの銀河を巻き込んでしまった原因があ!そのドブスだと知ったらあ?」



ベリ「・・同じく庇う!きっと庇う!」





?「残念ながら・・庇わないんだな~・・コ・レ・が・・」




ベリ「庇う!優作はそんな奴じゃない!(銃は弾切れ)」




?「甘いんだよ・・どうかなあ?美人さん?優作君は・・もし君がドブスだったら庇うかなあ?ま!聞いても意味ないんだよねえ・・人はさ・・悪い人間にはなりたくないもんねえ・・自分が悪く思われる言葉は絶対に言わないもんねえ、それが、自分の好きな人なら尚更に」





雪菜「!!~~~~~~」






?「さ・・もうそろそろ浄化の時間だ・・今頃太陽が活発になってるだろう、地球だけで終われるんだ・・良い事じゃないか・・しかも太陽フレアだから一瞬だ・・痛くないしな、熱いとも感じない、せいぜい眩しいと思える程度だ」





ベリ「(どうする?)」





?「〈チャキ〉それでは改めまして・・さような」




雪菜「待って!」





ベリ「雪菜?」





雪菜が前に出る。




雪菜「待ってください!分かりました、貴方の言い分はつまり・・人間は後先考えずに快楽を求める野蛮で愚かな生き物だから、そのせいで他の星の資源にまで手を伸ばし・・失敗・・一つの銀河がそのせいで終わった・・だから・・今の内に滅ぶべきだ・・そう仰るんですね?」




?「その通りだ〈チャキ〉」





雪菜「でもそれっておかしいですよね?」




?「?何が?」





雪菜「だって遅かれ早かれそうなるんじゃないんですか?」




?「・・何?」






雪菜「私達が滅んでも、どうせその後でまた知的生命体がどこからかやってきて星の資源?みたいなの・・掘っちゃうんじゃないですか?」





?「・・」





雪菜「本当に人類だけがそんな事するんですか?」





?「・・」





雪菜「その・・事故は・・可哀想だとは思います・・けど・・人間は・・そうやって進化してきたんじゃないんですか?人間だけじゃなくて・・ほかの宇宙人達も、過去に失敗とか無かったんですか?」





?「・・」





雪菜「・・」





ベリ「・・」





優作「・・う・・」






雪菜「!?優作?」






?「ッチ・・生きてたか・・〈チャキ〉」




雪菜「!!〈ガバア〉」




今度は雪菜が庇う。





?「・・」




{雪菜「ほかの宇宙人達も、過去に失敗とか無かったんですか?」}





?「・・っく・・あの事故が・・ただの失敗?・・だとお・・?・・〈カタカタカタ〉」




銃が震える。






ベリ「〈バ〉スエガ・・もう分かったでしょ?」




ベリが前に出る。




スエガ「・・何が?・・」





ベリ「・・人間は生き残ったじゃない・・」





スエガ「誰が!?誰が生き残ったんだ!?ああ!?」






ベリ「・・私達よ」





スエガ「・・~~~たった・・たった2人だぞ?~~~~うう・・ううあああああ!!・・〈パンパンパンパンパンパンカチカチカチ〉う・・ううう・・」



〈ドサア〉



泣いて、膝を着いた。



全弾外れた。





スエガ「糞!くっそたれええええええ!!あんな・・あんな演説で・・俺が・・宇宙の・・銀河の命がああああああ・・あ”あ”あ”あ”あ”あ”」





崩れ落ちるスエガをベリが抱く。





スエガ「す”ま”な”い”い”い”、た”く”さ”れ”た”の”に”い”い”、あ”あ”あ”」





遥か未来、どうにかこの未来を変えてくれと頼まれた、出発前にした握手。





ベリ「また作ろう?また一から・・作ろう?」





スエガ「う”あ”あ”あ”あ”あ”」






優作「ベリ・・早く・・受信・・」





ベリ「あ!忘れてた!・・ごめんスエガ・・離れるわ」




離れ、ポッドの内部へ。





通信可能時間後3分。




ベリ「%$#$#$&%&%$、&%&%&%&#$#$%(もしもし、こちらサラエルマヒニコギッチェッタミンヤニです)」



以下宇宙語。




通信〈やあ、待ってたよ・・それで?2人は無事かね?〉





ベリ「はい、無事です、スエガも改心してくれました」





通信〈そうかね、それは何よりだ、宜しい、この通信は連邦議会に直接繋がっている・・何か話したい事はあるかね?〉




ベリ「・・ええっと・・あ!雪菜!コッチに来て?」





雪菜「え?私?」





ベリ「早く!時間がないの!」





雪菜「ええ・・何?」





登った。






ベリ「連邦議会に何か言いたい事がある?」





雪菜「もうフレアは大丈夫なの?」




ベリ「ええ」





雪菜「そっか・・なら・・一言・・言わせて?」





ベリ「どうぞ」





雪菜「スウゥーーーーハアァ・・・銀河連邦議会の皆様方・・初めまして・・私の名前は倖田雪菜です、皆様は・・ええっと・・ああもう!いいや!人間を逃がしてくださって!許してくださって!本当に有難う御座いました!連邦議会の人達なんでしょ?ベリやスエガさんを都合よく飛ばしたの」





ベリ「え?」




スエガ「何?」





雪菜「優作の防弾チョッキも未来人から貰ったって優作からさっき聞きました」





ベリ「ええ?」




スエガ「な!?」





親指を立てて寝転ぶ優作。




優作「ハウステンボスで貰った」




議会『はっはっはっはっはっはっはっはっはっは』





雪菜「どうも有難う御座いました!でも最期はスエガさんが私を撃ってたら・・本当に滅ぼすつもりだったんでしょ?・・・・それはあまりにも急なお話だとは思いますが・・きっと・・私には想像出来ないような事が重なってて・・そういう決断に至らざるを得ないのでしょう?簡単に・・あなたたちはそんな事簡単に決めれない人達なんでしょ?だって優しいもの」




議会『・・・・・』





雪菜「でも・・本当に・・チャンスをくださった事・・誠に・・有難うございました!以上!」




降りて、優作の元へ。




議会『・・・・・』





ベリ「%&%$%#(以上だそうです)」





議会『《パチパチ・・パチパチパチパチパチパチパチ・・わああああああああああああ》』




ベリ「うわ!凄い歓声!ははは・・流石は伝説のスピーチ姫!」




雪菜「大丈夫?」




優作「ん」





雪菜「全く無茶しやがって」




優作「俺にそれ言う?銃の前に飛び出しやがって、せっかく恰好良く庇ったのに台無しじゃねえか」




雪菜「ええ?台無し?」




優作「そ、台無し」




雪菜「そんな事ねえよ~」




優作「んあ?」




雪菜「・・あの時は・・本当に・・」




優作「んだよ?〈ドキドキ〉」





ベリ「#$”%?&%$#$%&%$#$%$%$#!?%&%$%$#$%&%!?」




スエガ「・・そんな・・マジか・・」





何やら騒がしい。




雪菜「何かあったのかな?」




優作「・・んで?あの時はなんだって?」




雪菜「・・な~んでもな~い」




優作「はああ!?お前、ちょ!?」




雪菜「さ、早く警察さん達と話さないとね」




優作「お前あそこまで頑張った男に何かないわけ?」




雪菜「な!?〈ボボカカアア〉何かって何よお!?」




優作「今お前が想像した事だよ!」




雪菜「は!?はああ!?何も想像なんてしてませんけど~?」




優作「嘘つけこのムッツリ女!」




雪菜「な!?~~~~・・ふん!」




歩き出した。




優作「おい!?何処行くんだよ?」




雪菜「私やっぱあんたタイプじゃないわ」




優作「はあああ!?馬鹿お前!地球が焼かれるんだぞ!?仕方ないから俺がー」




雪菜「はあああ!?仕方ないって?」




優作「ああ・・いや・・あのその」




雪菜「仕方ないってどういう事よ!?」




優作「いや・・・ほら・・ただ口から出た言葉っていうか・・意味はないっていうか・・」




雪菜「やっぱ冗談じゃない!誰があんたなんかと!」




優作「な!?コッチだって誰が好き好んで!!」




雪菜「言ったわねえ!じゃあ地球が焼かれたらあんたのせいね!」




優作「お前のせいだろうが!」




ベリが駆け寄る。


ベリ「あの~・・本当止めてください、何でそんなに仲が悪くなれるんですか~」




優作「だってこいつが俺の誘いを断るから!」




雪菜「うっさいエロ大王!変態変態変態変態変~~~~態!!」







エンドロール。




























雪菜「・・で?」





優作「・・あっちい・・」






雪菜「何でバリ島でコイツと暮らさないといけないんじゃああ!!」





スエガ「仕方ねえだろ?地球のトップアメリカ様々のお達しだ、てめ~らが子供作らなきゃ地球はボボンって分かりゃあ・・まあ、こうなるわな」




雪菜「ふええええん、あれから学校に帰って別の好きな人が出来たのに~ひっぐひっぐ」




優作「お前すぐ好きな人できんな~」




雪菜「うっさい!放っいて~~~ひっぐひっぐ」




ベリ「は~い♪」



大胆な水着。



スエガ「〈ドキン〉」




雪菜「うわあ、ベリさん綺麗~」




スエガ「ふ・・ふん・・まあまあだな〈チラチラ〉」




優作「ロボット同士って子供出来んの?」




スエガ「ば!?おま何言ってー」




優作「だって2人共ブロックされちゃってて未来に帰れないんでしょ?ここで過ごすしかないって言ってたじゃん」




ベリ「人間みたいに子供は作れないわ・・ただ・・小さいAIなら作れるの、子供の擬似体験って奴かしら?」



優作「へえ・・どうやるの?」




スエガ「おま!?ごほん・・俺はアッチ行ってるからな」



去った。



優作「んだあ?」




ベリ「貴方達とコッチとではSEXの意味合いが違うのよ・・脳みそ同士あ直接繋がって、お互いの弱い所が全部責められるから、気持ちよさが人間の800倍は違うと言われてるわ」




優作「は・・」




雪菜「800倍も!?」





優作「・・」




雪菜「な、何よ」




優作「いんや~別に~(むっつり女)」




ベリ「だから・・きっと照れたのね」




優作「・・あんたは・・ヤツの事好きなのか?」




雪菜「あ!?あんたわ~~、よくそんなにあっさり聞けるわね~」




優作「ん?そうか?」




雪菜「あんたにはデリカシーってもんがない・・ないか・・」





優作「んで?どうなん?」




ベリ「・・そうね・・実は私・・生まれたばかりだったの・・カプセルで眠ってた所をポッドに入れられたの」




優作「誰が?」




ベリ「・・分からない・・けれど・・温かった気がする」




優作「・・」




雪菜「・・」





ベリ「だから・・よく・・分からなくて・・好きという感情が」




優作「大丈夫だよ・・脳は人間なんだろ?」




ベリ「ええ、一応、・・作られた脳だけど」





優作「話してても人間と変わんねえし・・な?」




雪菜「ん?・・ん!そうね!きっと大丈夫!」




ベリ「ありがとう」





雪菜「ところで・・その水着は誰のチョイス?」




ベリ「ご親切な海兵隊のおじさんが選んでくれたの」





優作、雪菜『(絶対親切じゃねえ・・)』




















遥か未来。




銀河連邦議会。





儀式の間 (タイムトラベル用部屋)。





議長「それでは・・これよりサラエルのタイムトラベルを許可する」



〈ヒュウウウイイイイイイイイイイイブブン・・バチ、バチチ・・バチバチチ〉




サラエル「さあ・・お行きなさい・・私のコピー・・彼が選択出来るように・・あの伝説のスピーチがまた宇宙に届くように・・」





《ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイバチバチバチバチチチチチチチチバシュン!!》




議長「行ったか・・」




サラエル「はい」





議長「良かったのかな?止められたとしてまた人類は同じ過ちを犯すとも限らんぞ?」





サラエル「いいえ・・あのスピーチをした彼女がこの事実を知れば、必ず未来は変わります」




議長「君は・・良かったのかね?行かなくて?」





サラエル「私は・・せっかくこの世界線で生き残ったのです・・やはりそれには何か意味がある筈です・・ならば・・私は私の世界を生きてみます」





議長「・・そうか・・・2人、もしくは倖田雪菜が殺された時点で、地球を焼く、異存はないか?」




他『異存なし』




議長「ではこれにて閉廷 《ガコオオオオン》」




サラエル「・・」




壁を見る。


スピーチの内容が石版プレートに刻まれ、額に飾られている。




サラエル「・・このスピーチをした人物に会えるだなんて・・羨ましい・・ふふ」




〈プシュ、・・プシュ〉


最後に部屋を出た。





額縁の下に説明文がある。



この石版の文は、初めて人類が銀河連邦会議に主席する事になった際に、人類代表としてではなく、女性の絶滅が容易に想像出来ていた時代の代表として選ばれた、ある人物のスピーチ内容である。



ただし、これはその女性がその場で考え、熱き思考のみで語った言葉である事をここに記したい。



観衆の静けさは・・。で表す。










石版の内容。





雪菜「今まで・・私達は多くの犠牲を出して来ました、今の文明の事だけではありません、今まで数多くの文明や人々が・・将来に希望を持ち、鮮やかな・・煌びやかな未来があると信じ、戦い、敗れ、勝利し、そして・・滅んでいきました。


それでは、戦った人達の期待や挑戦は、それで本当に終わったのでしょうか?




彼ら彼女らの未来への渇望や、純粋な好奇心は・・本当に踏みにじられたのでしょうか?




いいえ。




決して。




決してそうではありません。





彼ら、彼女らは託して行ったのです。




残された我々に、しっかり、悲しみを深く深く刻みつけ、こんな悲しみはもう二度と起こしてはならない事を。




そうさせない事を築きあげる未来を・・託して行ったのです。





今また・・我々は・・大きなモノを託されようとしています。




女性です。





他の進んだ星の皆さんは・・苦しんでおられます。



肉体を持たない程の進化を遂げた時に初めて・・初めて女性の存在意義が分かったのだと・・そう仰っています。




進化の果てに・・何が待っているのか・・それは誰にも分かりません。




さればこそ、神が与えられた全てに感謝し、全てに意味を見出し、全てに存在の本質を見るべきなのです。




・・。





何かを切り捨てれば・・早くに目先の何かが手に入ります。




それは確かにそうでしょう。




・・。




しかし・・神は果たして・・余計なモノを作るのでしょうか?




本当に、暫く進化したら不要なモノを・・神がお作りになるのでしょうか?




・・。




私はそうは思いません。





科学が進歩するに従って神の偉大さがまた強大になっていく。




どこまで行こうとも・・どこまで進化しようとも・・神の偉大さは広大です。




・・。





女性の存在意義とは・・本当に肉体だけのモノなのでしょうか?




いいえ。




決して。




決してそんな事はありません。





進化が進み、ふと気づいた時、もう既に手遅れと・・そのような事になりませんようにお願い致します。




・・。



私も女性です。




・・。




ですがそれは全く関係ないとこの場で言い切ります。




・・。





私にも・・責任がございます。




私や夫の遺伝子のせいでこんな時代になったのだとも・・影から言われております。




・・。



ちなみに私は・・全く悪いとは思っておりません。



・・。




ですが・・女性の生きる権利や、鑑賞用等の奴隷状態の慢性化には立ち上がらなければなりません。




・・。




私は私の正義の為に、ここに立っています。





決して罪悪感などではありません。




小拍手。




保護を。





中拍手。





神が与えたもうた人種に意味を、意義を、生きる力を。





大きい拍手。





進化の先に・・・・喜びを。





盛大な立ち拍手。





以上で終わります。




Fine。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ