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夢の魔

基盤から抜け落ちたネジ

作者: 緑麿
掲載日:2016/10/04

明確な安堵をずっと求めていたのか

それとも絶対の世界を築き上げたかったのか

目がなれた暗闇で意識の消失を待ちながら疑問を覚えてしまい

思わず息を飲む

望まないことがあたりまえに身体を叩き続けて甘い汁が数滴垂らされると這いつくばって舐めた

「罪」だと、後ろめたく感じながらその甘さは簡単に心を翻させる

恋と決めつけて君を見つめた

視線の熱が君を振り返らせる

何度でも出会い、喜びに震えた

屈託ない笑顔がどうしようもない現状を隠してしまう

溢れて流れっぱなしの世界を道化がなぞる

はみ出なければ大丈夫だと、二人、軽快な歩調

笑いあって触りあって誰かの幸せを模倣して

重い胸の奥は現実には並ばないから

並びたがらない

知ってる言葉に話す余地がないからな

軽く言うな

大袈裟に語るな

このヘドロの胸溜まりから出すな

君でも許さない

目がなれた暗闇の中で君が笑う

君も許さない人間だと、知る日がくれば許すから

幸せに翳る目の奥でそんな日が来なければいいと望み、笑い返すのだ

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