突然の出会い
「やァ、こんバんわッ♪」
この1言によって私の人生は変わっていってしまったのだ。
---そう、それは何時間か前のこと、私はごく普通の高校生だった。成績は良くも悪くもなく、運動もできないわけでもなくかといってすごくできるわけでもない。とにかく何もかもが普通なのだ。
そして今日もいつも通り過ごし寝ていた...はずだった。寝ていたらふと何か重いものが上に乗っているような感覚がした。
「もしかして、金縛り?」金縛りの時はどうするんだっけ...。確か、お母さんが言っていた。「南無阿弥陀仏って言ったらだめだよ。どこかを動かして金縛りを解くんだよ。」
そうだ、そういえばそうだった。私はまずは指を動かせるか試してみた。 やっぱり動かない。それならば目は開くだろうか..。幽霊はできるだけみたくはないがしてみることにした。そして目を開いた...。すると
「やァ、こんバんわッ♪」
....。えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?!?!?!?!?
誰!? 落ち着こう。きっとこれは夢だ。そう夢。もう1回寝たら大丈夫だ...。
「なんデネるのォォ? ここがどコかわかっテる?」
え?そんなことを言われてもここは私の家でしょ?
まさかとは思うけど...。怖くなってきて周りを見渡してみた。
「ここどこ!?!?!?!?!?」
私は確かに家で寝ていた。だが周りはなんだかメルヘンチックなまるでおとぎ話にでてくるような場所だ。 まさかと思って自分の服を見た。 やっぱり服も変わっていた。そう、例えるならばアリスみたいな服だ。
私は突然のことにびっくりして気を失っていたーーーーーーーー