Vo.30
お久しぶりです!
いきなり急展開です(笑)
私は今、とんでもないものを発見した...in 松田さん宅。
いやいや、たまたま開いちゃったんだよ!!わざとじゃないんだよ!!違うんだよ!!インターネット借りたかったの本当は!!私が新しく出てるCMをさ、まだ見てないから見せて欲しいって言ってたからYouTubeにupされてるかな〜?って思ってパソコン立ち上げてもらったわけ!でねクリックしたのがさ、どーも違うもの....はい、言いますよ!メールフォルダ開いちゃったみたいなんです!!そしたらさ件名にさ...こんなこと書いてあるんですよ。
"モデル美咲の高校時代について"
ねえっ!!!人のメールだから見ちゃいけないって分かってるんだよ?!でもさ、これガチでやめて欲しいんだが!!
つい数分前までさ、あの鬼編集長に傷つけられた心を松田さんに癒してもらってたの!!コーヒーもらっちゃってさ...はあ。また悩み増えた。ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!もう"?;,(@¥;?,¥¥&¥?:/¥&&5:/@@9?!!!!
さらにね松田さんね...コーヒーこぼしちゃってね...
シャワー浴びに行っちゃったんですよ。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!ホントなんなの?!カミサマ!!オネガイデスカラヤメテイタダケマセンカ!?
あああああああああああああ!!カミサマカミサマカミサマカミサマカミサマカミサマ!!
ピリピリ、
着信:千夏先輩
え?タイミング悪すぎじゃね?
「はい?」
『ああ!美咲ちゃん!良かった繋がって!あのさ、ひとつ聞きたいことがあるんだけど...』
「はい...」
『松田飛龍って奴と付き合ってたりする?』
え。
なんで知ってんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっ?!
「...はい...」
『今すぐ別れなさい。本当に。』
「え?」
『元カノの説得力はないかもしれないけど、あの人自分の交際相手のこと隅から隅まで調べて場合によっちゃ週刊誌に売る人だから。』
「え....?」
言葉を失った。もしも数分前の私だったらそんなことありえないと笑うか、もしかしたら先輩に怒りを覚えていたかもしれない...
でも、今目の前にあるものがある意味それは真実だと悟らせてくれた。
『顔いいし甘い言葉も囁いてくるけど、本当根性が360°ねじ曲がってるやつだからね?気をつけて!...美咲ちゃん?美咲ちゃーん?』
手が勝手にメールをクリックしていた。
"松田飛龍様
モデルの美咲さんについて調べて見ましたが、どうも美咲というのは芸名のようです。芸名ですと調べることが不可能なので本名を確認なさってからまたご連絡下さい。"
誰かは分からない。知りたくもない。どこかの知らない誰かが私を探ろうとしている...誰かが....いやだ!こわいっ!こわいっ...!!!
コーヒーの匂いが充満している、少し暗めだがおしゃれな部屋。急に恐ろしくなった。早くここから出たい。
パソコンを慌てて閉じ、バックを持ってバスルームの前まで来て叫んだ。
「松田さん?すいません、私用事思い出したので先帰ってもよろしいですか?」
「えっ?あっ、そうなの?」
「はい、すいません。」
平謝りを続ける自分に罪悪感も若干持ったが、今は恐怖のほうが勝っていた。早く帰りたいと体のいたるところから叫びが聞こえる。
「そっか...残念だなぁ。じゃあまた来てね!」
「はいっ、失礼します!」
私は声を上ずらせながら、逃げるようにマンションの一室を出て行った。
走って体に冷たい空気が当たる。体は震えているがそれは決して冷たさでは無かった...




