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異世界大使館はじめます  作者: あかべこ
7:大使館はウィンター・バケーション

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7-8

金羊国が冬の長期休暇に入った12月21日、俺たちは久し振りの休暇を得て日本へ帰国した。


「まあ暦のずれでこっちはもう1月20日なんだけどな」


そう苦笑いした飯島に「それを言うな」と告げる。


迎えに来てくれた外務省並行世界局の面々に持ち込んだ荷物を車に積み込む。


しかしこのまま実家に帰れないのがネックでしかない。


「この後俺と嘉神で外務省、木栖と柊木医師が防衛省、納村が文科省だったか」


「そう。午後一で永田町に来て内閣府に行って現地報告、夕方からは嘉神・柊木さん・納村さんは異世界交流勉強会の講師役、真柴は木栖さんと与党幹部の食事会。ホテルはその分いいとこ取ったから頑張れよ。


あっ、飯山さんは一般人ですしこういうのはハードル高いと思ってお昼から大阪戻れるように手配してあります」


他の面々にも流れるように予定を伝えてきた飯島に何とか仕事を減らせないのかと言いたい。


まあ飯山さんは元々普通の飲食店店主でお偉いさんとの接待など慣れてないから参加させずに早く実家に帰らせるのが正しいと思う。ついでに俺も帰らせてくれ。




「まあ今日一日踏ん張れば解放してやるから」




その日の夜、ヘロヘロの状態で放り込まれたのはちょっとお高いシティホテルのシングルルームだった。


ふかふかの清潔なベットは金羊国の自分の部屋にあるものとは比べ物にならないふかふかさで、疲れと汗でべたついた身体のままシャツも脱がないまま眠りこけていた。




****




翌朝。


しわだらけのスーツからラフな私服に着替えて、ホテルの地下に併設された大浴場(近くに源泉があってそこからお湯を引いているらしい)に入ろうと部屋を出ると向かいの部屋から木栖が出てきた。


「おはよう、朝風呂か?」


「疲れすぎて風呂入らずに寝てたんでな」


「そうか。ちなみにこの休暇はどうするんだ?」


「親戚に挨拶だけしたらあとは寝て過ごす、お前も似たようなもんだろ」


「いや。ゲイバレしてからもう15年くらいは実家に帰ってないからどうしようか悩んでた」


「……親と切れてたのか。なら温泉でも行って入浴剤なんか買って来ればいいんじゃないか?納村あたりが喜び狂うぞ」


「そうするかな」

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