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異世界大使館はじめます  作者: あかべこ
23:大使館と夏の日々

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23-10

今朝は肌寒さで目が覚めた。


もう8月も終わり、この国ではそろそろ夏が終わり秋が忍び寄る季節だ。


(東京はまだ夏なんだろうけどな)


昨今の東京の夏を思い返しながら、水差しの水で軽く濡らしたタオルを使って顔を拭う。


髪の毛もブラシを通してひと通りの身支度を整えたら仕事用の衣服に着替えていく。


ジャケットとネクタイは後で着けるため小脇に抱え、朝ごはんを食べに部屋を出た。


「あ、大使おはよーございますー」


「おはようございます」


「今日はエッグベネディクトパンケーキですよー!」


パンケーキの上にベーコンサラダとポーチドエッグの乗った皿が俺の前に差し出され、俺は水を飲みつつ全員が揃うのをのんびりと待つ。


朝の身支度を整えた大使館メンバーが食卓に揃えば「いただきます」の声が響く。


とろとろのポーチドエッグと酸味の利いたオランデーズソースで食べるベーコンサラダはシンプルに美味い。


パンケーキのふわふわの奥に感じるしゃきしゃきの葉物野菜の歯ごたえも心地よい。


「嘉神、今日の業務内容は?」


「昨日の続きがメインですね、特に急ぎでやる事もありませんからお手を煩わせることはありませんよ」


嘉神がそう言うのであれば石薙・深大寺の両名もそうなるだろう。


「ありがとう。木栖は?」


「今日はファンナル隊長から指導依頼が来てる、夏沢を置いとくから適当にこき使ってくれ」


「適当にこき使うって何ですか……」


夏沢からぶー垂れたようなひと言が漏れるが、その口の端には卵黄がついているので全く様になっていない。


「了解、あと夏沢は口拭いた方が良いぞ」


その指摘を聞いて夏沢はすかさずハンカチでぐりぐりと口の端を拭う。


「あ、僕は今日は一日大森林の方にいる予定なのでお昼は作り置きでお願いしても大丈夫ですかー?」


「わかりました。夜は楽しみにしてますね」


「はーい」


「納村は―……どうせ今日もフィールドワークだろ」


「ですね。まあお昼にはいっぺん戻ってきますんで、手伝いのいる資料があれば午後にやりますよ」


「じゃあ頼んだ。柊木先生は?」


「僕は午後から東京まで医療用品の買い出しに行くので、午後は不在になりますね。夕食の前には戻ります」


「わかりました」


この朝食の時間を使った全員の予定の確認は必須だったりする。


なんせここでは電話が使えないので、どこに誰がいるかを把握しておかないといざという時に助力を頼むことも出来ない。


そうして全員の予定を把握して朝食が終わって少し休んだら、今日も仕事の時間だ。





また、大使館のいつもの日々が始まる。



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