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異世界大使館はじめます  作者: あかべこ
2:大使館を作る(金羊国編)

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2-9

水をなみなみと注いだ水差しを手に自分の部屋へと戻る。


小さな段差の横には小さな靴箱があり、おいおいここにも靴を揃えていくことになるだろう。


昼間市場で聞いて回ったがこの国には室内履きの風習が無いのでおそらく日本の様式に合わせてくれたのだろうと感じる。


六畳一間の板張りの上に手織りのラグのような大きな布が敷いてあり、そこにちゃぶ台のような低い机とそれに合わせた椅子が1つ。壁には作り付けの棚や収納スペースもある。


この空間が自分用にと準備された部屋だ。


ただし隅のほうを見ればまだ開けられずにいる引っ越し荷物が積んであり、これは余裕があるときに少しづつ開けていくほかないなと諦めた。


荷物の箱から愛用の手ぬぐいを引っ張り出し、少量の水で湿らせて体を拭う。


(……やはり風呂が欲しいな)


服も脱いで木箱に仕舞う、これは明日木箱ごと渡せば洗って乾かした後木箱に入れて返してくれるという。


全身を綺麗に拭ったらこれも木箱に。


パジャマ代わりに持ち込んだあずき色のジャージに着替えてから、そういえばここにはベッドがない事を思い出した。


俺はいちおう持ってきてはいるがうっかり忘れたという奴がいないことを祈ろう。


マットレスの上に敷布団を敷いて、春用のかけ布団と枕を。




これでようやく長い一日が終わる。




布団にもぐりこむと窓が視界に入り、その向こうには星空が瞬いている。


光害のない夜空を知らずに育った身からすればそれは確かに異郷の夜空だった。

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