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異世界大使館はじめます  作者: あかべこ
11:大使館の騒がしい夏

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11-5

金羊国が夏の盛りを迎えたころ、日本の外務省と防衛省からある知らせが届いた。


「大使館も増員するぞ!」


「大はしゃぎですね……」


「これで外交官2人体制から解放されるし、防衛省からも木栖のサポートが送られる上外務省もベテランもひとり送ってくれるのが確定したんだぞ?!楽になることを喜ばないでどうする!」


以前から増員出来ないか飯島に相談していたのだが色よい返事が貰えずにいたが、少し前に出たアメリカ銃火器協会による金羊国への銃火器寄贈の話の際についでに外務省に大使館の増員を嘆願したところ上からのOKが下りたのである。


「それに伴う相談なんだが、寮の部屋をどうしようかと思ってな」


「空き部屋1つしかないですもんね」


大使館の寮は1階につき3部屋の2階建てで計6部屋しかない。


防衛省からも木栖のサポート役が派遣されるとのことで2人以上の増員が確定しており、確実に部屋が足りない。


「いまから増築してもらうか、大使館3階を使ってもらうかですよね。増員人員っていつ来るんですか?」


「新規派遣者の準備期間もあるから11月1日、こっちの暦で9月18日頃だな」


「となると1カ月半位しかないですね……ジョンのためにも大きい家引っ越そうかな」


「引っ越す予定が?」


「最近ジョンもずいぶん大きくなりましたからね。ベットに入りきらなくて」


嘉神のペット(ということになっている)グリプトドンの近縁種であるジョンは現在もすくすく成長しており、最近は俺たちと変わらないぐらいの大きさになってきた。


と言うか人間より大きくなると推定される生き物と一緒に寝てたらそのうち嘉神が潰されるのでは?と心配になる。


「少し離れたところに家を借りれないか検討しているところでして、家賃補助って出ますかね」


「多少なら出せると思うが期待はするな?あとは通勤用の自転車ぐらいか」


「それでも助かります。じゃあ今月中に引っ越し先決めておきますね」


「悪いな、引越しの手伝いぐらいしかしてやれないが頼む。あと引っ越してからもジョンを定期的に連れて来てくれると助かる。ジョンがいると庭の草刈りがほぼ不要になるからな」


ジョンは雑食で庭の雑草や昆虫を食べてくれるお陰で大使館の庭にはほとんど雑草がない、いわば生きた草刈り機のような役目を果たしてくれているので定期的に来てもらえるとオーロフとアントリの負担が減るのだ。


昔テレビで駅で山羊を飼って雑草対策と言うのを見かけたが、それに似たような感じだ。


「ジョンにとってここの庭はサラダバーですからね、もちろん連れてきますよ」


「増員が3人だったら寮を増築するか……」


「屋根裏は居住スペースになってませんしね」


予算がギリギリなので寮を増築する余裕はないが、増員に伴う予算増加額を増やしてもらって空いてる土地にプレハブ小屋を建てるとかも検討する必要がありそうだ。


部屋自体があまり広くないので2人一部屋にすると少々手狭になるんだよな。


「増築するにしてもプレハブ建てるにしてもあとで他の人にも説明した方が良いですよ」


「そうだな。もしかしたら納村あたりが引っ越し希望するかもしれないし」


「さすがに気が早すぎません?

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