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異世界大使館はじめます  作者: あかべこ
9:大使館と戦乱の火

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9-14

夕方、金羊国への武器供与の件で防衛省に出ていた木栖が戻ってきた。


「……木栖、お前ファンナル隊長に何教えたんだ?」


「一般の書籍やネットで調べられる範囲の知識しか教えてないぞ、本省にも申告済だ」


納村と日本にいる間にテレビや雑誌などで断片的に得た情報を誤解しないように納村がその手の書籍や動画を見せたりしていたそうで、その時に見聞きした戦闘術や武器・軍事技術などの実践練習に軽く付き合った程度らしい。


「拳銃の使い方を聞かれたときだって実弾は使ってないし、自衛隊格闘術や逮捕術も徒手格闘や逮捕基礎技術ぐらいしかしてないし、忍術についても聞かれたが戸隠流を軽くかじった程度だから大して教えられなかったし、近代戦戦術もファンナル隊長が持ってきた資料を基にみんなに解説した程度だから本格的なものじゃないし、ちょっと調べればわかる程度のことしか教えてないぞ?」


「思ったより色んなこと教えてたんだな」


あまり気にしていなかったが色々教えていたことにびっくりである。というかお前忍術かじってたことあるのか?令和の日本でどうやって忍術を学ぶんだ?


「とにかく、俺は変なことは教えてないぞ?」


「今回はお前の言い分を信じるよ」


木栖をポアロ大佐のところに連れていくと同様の質問が飛んできたので首を傾げつつ、昼間ファンナル隊長がやった空中でのガン=カタ映像を見せると「こんなの教えてないぞ……こわ……」とつぶやいていた。


「ただいま戻りました」


「お疲れ様です、トムリンソン准将。ちょっとよろしいですかな?」


戻ってきた米軍の2人とラドフォード中尉にもファンナル隊長の映像を見せると「amazing」とか「big yikes!(うわっ!)」とかずいぶんと大騒ぎになった。


「こいつぁーヤベぇな、俺たちで出来ると思うか?」


「まず人間が生身で空を飛べるようにならないと無理でしょうね」


そこから全員で「そもそもこの動きはどこから来たのか?」という話に移り、木栖が教えた内容や動きのを全員で再現しながら検討した結果、ファンナル隊長の拳銃を用いた近距離戦闘は木栖の教えた各種戦闘術を基にした瞬発的なものではないかという結論に至った。


そして同時に空中であのように戦うには空中でも身体の軸をぶらさずに動ける体幹、たぐいまれな反射神経とそれを十二分に生かせる身体能力、そして与えられた基礎知識を体にしみこませて扱いやすく工夫する根気がなければ不可能なので、そもそも生身で空を飛べない地球人が到底真似できるものではないという結論に至った。


「この世界の人間がこの空中での近距離格闘術に対応できるのか、興味がありますね」


トムリンソン准将が興味深げに映像を見返す。


「そもそも魔術による飛行の難易度などにもよりそうですね、そのうちグウズルン情報管理官が来るでしょうからその際聞いてみましょう」

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