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魔物討伐イベント①



 生徒会初顔合わせから一週間。


 そう、今日は…魔物討伐の日だ。


「アルマさん!バルさん!」


 そして、討伐班はおよそ10人だが、運の良いことに(多分殿下の計らいだと思う)アルマとバルが同じグループだった!嬉しい。


「ルシアー!なんかテンション高いね。」

「元気なのは良いことだな!」


 バルは割とバルトとノリが似てるんだよな。バルの方が善人感あるけど。


「1人寂しく集団に混じることにならなそうで良かったです。」

「え〜、俺もいるんだけどな〜。」

「…ひっ。いきなり出てこないで下さい。」

「…これは、間男!!」

「へ?何言ってるんだ、アルマ?」

「百合の間に入ってくる男とか、そういうのはいらないから!ルシアは私のだから!」

「俺散々な言われようじゃない?」


 こんな感じで、我々は討伐班を組むことになった。

 

 森には班ごとに分かれて全体を回るような感じで入る。

現在我々は森の少し前のところであり、学校の校外学習のときみたいな集まり方をしている。


「生徒会指揮3班全員揃いました。」

「了解だ。…これで全班揃ったな。」


 各班の指揮官が点呼を取っており、全員揃ったら生徒会長である殿下に知らせて…みたいな、凄く懐かしい流れである。


 全員揃ったことが確認できると、今回学園生徒の指導を行う第三騎士団の団長でありバルトの兄であるアルセル・ロセンシアに声をかけてから正面を向いた。


「全員揃ったので、これより魔物討伐を始めたいと思う。事前に話した通り、各班のルートがそれぞれ違う。班の指揮官

は特に他の班のルートも把握しておくように。」


 事前に準備していた魔法による前の世界で言うプレゼンのスライドがいかにも魔法らしく現れる。


 簡単な地図が表示され、それぞれのルートが分かりやすく書かれている。


「何か問題が発生した場合は、上に魔法を打ち上げて知らせるように。指揮官の手に負えない場合には、赤く光るように魔法を打ち上げろ。基本的に生徒は指揮官の指示に従うようにしろ。今まで指揮官に従わないで死んだ生徒も数名いる。安易な行動は控えるように。」

「「「はっ!!」」」

「では、各班森に入ってもらう。」


 最初に森に入るのは殿下率いる班で、森の一番中央を通る。魔物が人に気づいて逃げたり、あるいは寄ってくるバランスを整えるために中央から入るらしい。また、森の中央は一番危険なゾーンであるために、毎年騎士団指揮班が任されてはいたらしいが、今年は聖女の護衛や殿下のレベルのことを考えて殿下の率いる生徒会指揮1班がその役目を任されることになった。とはいえ、そこまで危険な場所ではないらしいが。


 生徒会指揮1班の両脇にアルセル率いる騎士団1班とマリッサ、カリスト率いる聖女様護衛の生徒会騎士団合同班が配置されている。中央部は危険ではあるが聖女のレベル上げを早々にしてしまいたいという国の上層部の事情や、聖女の近くに優秀な魔導師を配置したいということから、この配置である。


 ちなみに私達の班も優秀なメンバーが集まっていると言うことで合同班の隣に配置されている。


 指揮官であるモラン、副指揮官の私と、顔見知りとしてはアルマ、バル、他のメンバーは、3年が3人、2年が2人、残る1年はマリッサ曰くゲームの攻略対象であるというミクラス・マルサスである。


「じゃあ、俺らのグループも行こっか!」


 生徒の相手とか点呼などといった雑務は私が行い、その場の指揮はモランがやるということらしい。

 軽い感じで生徒達に声をかけ、ずんずんと森の中に入る。

 

 本来生徒会メンバーは前後に配置されるらしいが、私が護衛対象であるためにバルとアルマに後ろを任せることとなった。


(…懐かしい森だ。)



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