表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/60

逃亡事件後(語り手:マリッサ)



 ツェル様の逃亡事件、そしてノーランド公爵が死刑になったことは、戦争後、王太子が帰ってきた学園内でも話題の中心だった。


 ツェル様は、ノーランド公爵の悪事を暴いた英雄として扱われることになり、王太子の婚約者は維持されたままにするそうなのだ。逃亡したことは伏せられ、フランツにより、王太子が信用している組織のもとで

王妃教育を受けている、と言う情報を発表していた。


 …というのも、フランツはかなり無理を言ったのだ、と王妃様が愚痴っていた。本来未来の王妃に後ろ盾がないなどあり得ないのだが、なんでも、『俺は王家として義務を果たしてきたし、王家であっても、衣食住は保証されても命の保証はされていなかったから、国に対して貸し借りはゼロだ。よって、結婚まで国に従うつもりはない。好きに結婚出来ないくらいなら王家を辞める。』のだそうだ。


 王位継承権を持っているのは、王太子のフランツと、王弟のマークス様だけど、フランツは圧倒的に優秀だからな…。フランツ以外の王を、国民が受け入れるとは思えない…。


「…まぁ、生涯において、結婚は大切だもの!自由にしても良いと思うわ!」

「フランツのことか?」

「きゃっ!…あ、ルドルフ。うん。」


 生徒会室だし、メンバーのルドルフがいるのは当たり前だけど、いきなりはびっくりした。


「…ツェルシア殿が何処にいるのかは知らないが、まぁ、あの人は王妃教育がもう必要ないくらい優秀だと思うし、フランツの相手としては間違えないと思うけどな。」

「そうなの?」

「ああ。」

「…このまま、ツェル様に王妃様になって欲しいな。私は、悪役令嬢にはなりたくないし、やっぱり二人のこと、応援したい。」

「フランツがあの様子なら、大丈夫だと思うけどな。」

「…でも、ゲーム補正があるから。」


 過去に、強力なゲーム補正に抗えなかったことがある。どうしてもあんな嫌な事件は起こしたくなかったから、必死に動いたのに、変えられなかった。ストーリーにとってどうしても必要なパーツだったから、補正が働いたのか。


 何処までが偶然で、何処までが補正かわからない。


 神様は、なんでゲーム補正をして、無理矢理にでもストーリーに沿わせようとするのだろう…?






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ