表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

第6札 全知全能の神の攻撃!

 宙宇基ゆうきじんかむ威覇征抖いはせとのカードバトルは。

第六だいろくターンへととつにゅうしていた。


 もう裏返うらがえしでにカードをしてあったので

おもてがえして計算けいさんするだけのだんりなのだが。


 神威はとうとう

ゼノンを攻撃こうげきさせる。


 神威のしょうかんモンスター

ぜん全能ぜんのうかみゼノン 属性ぞくせい:みず7 わざ:アブソリュートスマッシュ

          命中 6≧かぜ6 りょく 水6/つち


 ゼノンの変更行動へんこうこうどうカード

ウオータードラゴン 属性:水5 技:ウオーターショット

          命中 火5≧風3 威力 水6/土4


 ゼノンの変更戦へんこうせんじゅつカード

 ‐        属性:水1 技:無我むがきょう

          命中 風0≧土0 威力 火0/水6


 ゼノンのダメージ

 火ダメージ1、風ダメージ3、水ダメージ4


 陣はというと。


 陣の召喚モンスター

鉄拳てっけんちゅう人類じんるいキーパ  属性:土4 技:正拳せいけんぎゃく

           命中 火4≧水3 威力 土5/風3


えん尾爬びはちゅう人類じんるいティラン 属性:火4 技:テイルウィップ

           命中 風3≧水4 威力 火5/土3


 キーパの戦術カード

 ‐         属性:土1 技:三戦サンチン

           命中 火0≧水0 威力 土6/風0


 ティランの戦術カード

やみひかるヤマネコ  属性:火2 技:ダークスラッシュ

           命中 風2≧水2 威力 火3/土2


 してたてひょうの行動カードをめくる。


 キーパの行動カード

きょほこるヘラジカ   属性:土3 技:つの頭突ずつ

           命中 火2≧風2 威力 土5/水3


 ティランの行動カード

きょう暴針毛ぼうしんもうじゅうヤマアラシ 属性:火3 技:ばり

           命中 火5>水2 威力 土3/風2


 行動カードをかいした陣は宣言せんげんする。

「モンスターカードと行動カードの

ウェイトの合計ごうけいすくないものから攻撃こうげきする!

 って!

 ウェイトの合計値が7であるキーパとティラン!!

どう攻撃こうげき!!」


 判定はんていは!


 キーパの攻撃 属性:土

 命中 火11≧風8 威力 土20/水12


 ティランの攻撃 属性:火

 命中 火18>水14 威力 土12/風10


りょう方成功ほうせいこう!!」

 陣の宣言にわせ。

「土ダメージが1、火ダメージが1ざんりゅうします!」

主審しゅしんたる老執ろうしつげる。


 其して。


「ウェイトが少ない者は。

ぶん以下いかの行動カードをターンないせる。

 だよな?」

 陣が神威をいどようると。

「ああw!

 くぞ気付きづけたなw?」

神威はゆうもっかえす。


 ということで。

「キーパ、ティランとも二重ダブル行動アクション!!」

 其して出す行動カードは。


 キーパの二重ダブル行動アクションカード

最速さいそくのファルコ    属性:風2 技:急降下突き(ハイアングルダイヴ)

           命中 風6>水1 威力 土1/火1


 ティランの二重ダブル行動アクションカード

猛禽もうきん王者おうじゃイーグル 属性:風3 技:荒鷲あらわしつめ

           命中 風5>水2 威力 土3/火2


 判定は。


 キーパの攻撃 属性:風

 命中 風12>水10 威力 土16/火10

 ティランの攻撃 属性:風

 行動こうどう


「キーパのみ攻撃成功!

急降下突き(ハイアングルダイヴ)!!」

 陣の宣言に合わせ。

「風ダメージが1残留します!」

老執事が告げる。


「ギリギリだけどな!」

 陣のほおいやあせつたうが。


 神威は。

「くっくっく……w!

 くっくっくっくっくw!!

 ……

 白々(しらじら)しいなw?

 キサマ太々(ふてぶて)しいにもほどがあるぞw?」

わらってはいるのだがはくりょくった。


 どういう事かとえば。


一応いちおうだw!

 ウェイト12である

ゼノンの攻撃! ウオーターショット!」

 神威の攻撃の判定は。


 キーパにたいして

 かい 火10.3()<風12.8 威力 水15/土6.4


 ティランに対して

 回避 火11.3()<風11.8 威力 水16/土8.4


 10.3()、11.3()というのは

しょう数点すうてん以下いかは3がずっとつづきますよ、という意味いみだ。

 れをじゅんかんしょうすうと言う。


 かくゼノンの攻撃は。

はずれだw!

 だれにもたらないw!」

という事であった。

 第六ターンは

陣はきずしのいだ、どころ

今迄いままでじょうに攻撃を仕掛しかけたのだ。


 其のうえ

 陣が召喚したモンスターのどちらにも

技としては使つかえない風属性ウェイト3のカードを

ちゃっかりゼノンの攻撃をけるため使つかこなしたのである。


 其れもターン内のしゅんかんダメージがって

やっとギリギリのところったのだ。


 ターンが終了しゅうりょうしたら

威力が1をえたカード一枚いちまいき1ダメージだが。

 ターン内は

威力の計算式けいさんしきしたがったすう其のままなのだ。

 此れをゲーム内では「瞬間ダメージ」としょうしている。


 此れが。

 一連いちれんの行動がちがっていたら

けっわっていたであろう。 と。


 やられるがわからしたら

たまったものではないかた! なのであった。


 此のターン迄にはけっきょく

ゼノンは土1、火2、風4、水4のダメージを

一方的いっぽうてきけた。


「やってくれたではないかw!

 くっくっくっくっくw!」

 神威をして

もうおかしなわらいもれようというものであった。


 しかし。

 一方的、ではあったのだが。

陣はくるしそうな表情ひょうじょうだ。

なに言ってんだよ!

 此んなに攻撃しているのにわりがえないんだ!

反則はんそくだろうソイツ!!」


 しかし神威は未だ余裕そうに。

「反則、ではないなあw?

 ちょう越者えつしゃ、というところかw?」


あしってんじゃあねえっ!

上手うまい事言ったもりかっ!」

 陣はくちらないものの

ろうが見える。


 やっているのはたかがカードゲームだが。

のうひねりに捻った、という所か。

 陣の人生じんせいかっていると言ってもごんではないのだが。


 陣は此のターン、何時いつもよりふだしょうしたので

山札やまふだから四枚よんまいじゅうし。


「「第七だいななターン! ドロウ!!」」

 今回こんかい場に出した行動カードは。


 ぜん縦表示だ。

 やはり場には一枚しか出していない神威が

さきに開示する。


 ゼノンの行動カード

アースドラゴン   属性:土5 技:ドラゴンクロウ

          命中 水4≧風3 威力 土6/火5


 其して陣は。


 キーパの行動カード

猪突猛進ちょとつもうしんイノシシ  属性:土4 技:猛撃突進もうげきとっしん

           命中 火4≧風3 威力 土5/水3


 ティランの行動カード

闇に眼光るヤマネコ 属性:火2 技:ダークスラッシュ

           命中 風2≧水2 威力 火3/土2


 判定は。


 キーパの攻撃 属性:土

 命中 火13≧風9 威力 土22/水10


 ティランの攻撃 属性:火

 回避 風10<水12 威力 火16/土13


「ティラン、キーパのじゅんに攻撃!

 ティランの攻撃は失敗しっぱい

つづいてキーパは成功だ!」

「ターン内は2と少々(しょうしょう)のダメージですが!

ターンは土ダメージが1残留します!」

 陣が判定を宣言し、

老執事がそくする。


 其して。

「キーパのみ二重ダブル行動アクション!!」

と、陣が手札から引く(ドロウする)カードは。


 キーパの二重ダブル行動アクションカード

ウィル・オ・ウィスプ 属性:火1 技:ねつ

           命中 風1≧火3 威力 水1/土1


なんだと?!」

 神威がおどろきのこえげる

其の行動の判定は。


 キーパの攻撃 属性:火

 回避 風7<火12 威力 水8/土18


成功もしなければ威力ものこりはしないていのものだったが。


 続くゼノンの攻撃は。


「クソっ! ドラゴンクロウ!!」

 何故なぜ神威がどくくかといえば。


 キーパに対しての攻撃判定

 命中 水13≧風8 威力 土9/火10.8


 ティランに対しての攻撃判定

 命中 水14≧風9 威力 土10/火10.8


たった! が!

ダメージはのこらない!! どっちにもだ!!」

 まり。

 瞬間ダメージが1まんだと

ターンには残らないのであった。


「……面白おもしろいよな」

 陣のかおまったく面白くなさそうだが。

「キーパの攻撃が当たった事で

ゼノンの攻撃がダメージが残る威力にる所だった」


「しかしキサマは一見役いっけんやくたない攻撃で

威力をらす判定にして見せた、と。


 くはははははははっw!!

 本当ほんとうにやってくれる!!

 ほこるがい!!

キサマ程の奴等存在ヤツなどそんざいしないと言っていぞw!!」

 神威はもう興奮頻こうふんしきりなようだ。

 が。

「其んな良いモンじゃあない」

陣はめている、というか。

ぶんがっている。


 しかし神威は獰猛どうもうみをかべる。

 がおというものは本来ほんらい

かくの顔であったと言うが。

 其れにしてもあつすごかった。

貧乏びんぼうしていたららないだろうがなw!

謙遜けんそんぎればいやだと言うのだw!

 此のオレが言うのだからキサマ程の奴等

すくなくとも見える所にはないのだw!

 其れとも

オレの言う事が聞けないとでもほざくのかw?」


「え? いや……!

 しかし本当に神威のオレさまっぷりは凄いな?」

 陣はつかれている様でいて

ことは神威にけていなかった。


 兎も角。

 第七ターン終了()てんでは。

 ゼノンだけが土ダメージ2、火ダメージ2、

風ダメージ4、水ダメージ4、と受けていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ