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雑念妄想
「そろそろだ。」
決戦の時が近づく。勝つか負けるかではなく、歩くか走るかの戦い。
どっちもごめんだ。
抽象から具体化され、夢を考えることを忘れ、前へ進むことしか考えられなくなる。
目的もなく出発してから約十数年。ゴールは定まらなかった。
はぁ。 いきたいな。
「どこに?」 知らん。「そんなんじゃいつまでたってもいけないよ〜」
うるせぇ
あの柱が俺を笑い、あの街の灯りが俺を見下す。
雨は降って止んでを繰り返し、気付けは北風とバ
トンタッチ。
大男よ。お前誰?