9話またまた登場おじいちゃん
今回はちょっと短めです。
「ただいまー」
「お帰りなさい」
「よっこいしょ。コルクくんはいこれ」
「え、走竜?」
「うん、走竜だよ」
「そんな簡単に捕まる物?お母さんは走竜が1匹でも来た時は、息を潜めとけって言ってたぐらいなのに…」
「確かに少し手こずったかな。一応もう1匹はモルたちのだけどね、いつも石とかうじ虫じゃ飽きるだろうし。で、モルたちは?」
「あの穴ですよ」
モルたちの住んでいる穴の隣にもう一つ穴ができていた。
「さすが、早いね〜。コルクは食べてていいよ。頑張ってるし、さしいれしてくる」
「さしいれ?」
「あー…渡してくるってこと」
「うん、わかった。食べてますね」
さて、お邪魔しまーす
〜〜〜〜〜〜〜〜
お、開けた。もうほぼ仕上がってるんじゃない?
「モルー」
「あ、フェルテ様おかえりなさいませ。どうしましたか?」
「これ、2匹取れたか1匹どうぞ。3人で分けてね」
「ありがとうございます」
「じゃあまたね、部屋作り頑張ってね」
「頑張ります。お気をつけて」
もう8割できてるんじゃないかっていう速さだな。
そうして部屋を後にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「あ、お母さんおかえり」
「ただいま、走竜も取れるようになったんだね」
「うん」
「急だけど明日行く場所があるからついてきて」
「わかったよ」
番犬飼うのはまだ先になりそうだな〜。
「朝結構早く家出るから。私はもう寝る」
「じゃあ私も寝る」
「じゃあ僕もねよ」
コルクもう食べ終わったんだ。子供の食欲ってすごいなー。
そんなことを考えながら私は寝た。
「ふぁぁー、あーまたここか」
起きてみると私は畳の上で寝ていた。
例のあの場所である。
「おはよーはるちゃん」
やっぱりいた。
「やっぱりって、ちょっとひどくなったんじゃないかなはるちゃん」
「なんか慣れちゃってね。おはよーおじいちゃん」
「まー良いか。またこれからしばらく忙しくて呼べなくなりそうじゃからな、呼んじゃったんじゃ。なんか不便なことでもあるかの?」
「質問していい?」
「いいぞいいぞ」
「モルたちに言語理解与えた?」
「モルたち?あ〜あの岩ねずみに進化した奴らか。声帯が発達してなくてはるちゃんと話ずらそうじゃったから、声帯を話せるぐらいまで成長させて、今後はるちゃんとの生活に支障がないようにそれを与えちゃったんじゃ」
「やっぱり、みんな夢におじいさん出てきたとか言ってたけど、本当だったとは。おじいちゃん、私を送ったらあまり干渉できないって言ってなかったっけ?」
「秘密裏にやれば大丈夫じゃ。だけどこれ以上はるちゃんの周りにまた話せない動物が増えてきたら、ちょっと難しくなるかもなんじゃが…どうしようかの〜」
「うーん、話せた方が楽っちゃ楽だけどなー」
「おー、いい考えが浮かんだのじゃ」
「どんなのおじいちゃん?」
「はるちゃんが相手に触れて魔力を流し込みながら、言語理解して声帯発達しろーって念じればそうなるって仕組みをもたせちゃえばいいんじゃ」
「そんなことできるの?」
「元々あった言語理解にこの効果を付け足せばいいんじゃよ」
「おー、おじいちゃんあったまいい」
「そうじゃろ〜。じゃあ早速変えとくね。起きたらおそらくもう使えるようになってるから」
「センキューおじいちゃん」
「なんてことないよ。他にあるかの?」
「それだけかな」
「それじゃ返すのー。またなはるちゃん」
「またね、おじいちゃん」
いつものように、急な睡魔におそわれて私は倒れるように寝てしまった。




