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7話いざ、草原へ


「おきて。行くよ」

「う、え?もうあさ」


外からの光が差し込んで少し眩しいな。


「うん。おはよう」

「おはよ、お母さん」

「じゃあ行くか」

「うん」


「いつてらっしゃいです」


「行ってくるね、モル、ムサ、ミーヤ」


そう言って入り口の草をわけて外に出てみると、そこは見渡す限り森だった。



うわ〜すごいジャングルじゃん。日の出の綺麗だな〜。いろんな鳥とかの声聞こえるし、ザ・自然って感じがする。


「草原まで行くからついてきて」

「わかった」


草原ってどこだろう?見渡す限り森だし、かなり遠いのかな。まー、いつかつくか。

そして母の後ろをついていった。


数十分〜


やっとみえてきたわ〜。まだ昨日飛んだばっかりなのに母スパルタだな。もう疲れてきてるけどついたら狩りしてこい、とか言われるんだろうな。


そう思いながら母が着地したところの近くに私も着地した。目の前にはまわりよりも大きい木があった。


「私は数時間経ったら戻ってくる。それまでに朝ごはんをとって食べてね。あ、飛ばないで捕まえてね。それじゃあ」


「え、あ…」


行っちゃった。お母さん早いなーもう見えなくなりそうだし。これっていわゆるミニサバイバルみたいな感じだよね…どしよ、飛ばないでご飯見つけなきゃだし。こういう時におじいちゃんからもらった探知使えばいいか。


『探知』


ん?まわり3メートル先ぐらいしかわからんぞこれ。まだなれてないからかな。


〈そうです。〉


やっぱりそうなんだね。天使さんありがと。それじゃあずっと探知して探しますか。

そう思い歩き出した。


数十分後〜


ガチめに見つからないどうしよう。ぜんぜん探知にもかからないし、いったん木ん所もどるか…


テクテクテクテク


ん?木ノ下でなんか寝てる?犬?だけど頭二つたるしひとまず『鑑定』


【オルトロス】


へーなんか神話だかで、聞いたような気がするな。とにかく絶好のチャンスだぞ、体も柴犬ぐらいで今の私からしたら少しちいさいし、相手は1人、ん?顔二つだし2人?だし。とにかく背後に回るか。


背後に回って飛びかかれそうな所までせまった。


こいつどこまで近ずけば気づくんだよ。だけど私には好都合だけどね。よし、行くか。


せーの、


片方の首めがけて噛み付いた。もう片方の顔には手を押し立ててどうにしっぽを巻きつけた。すると慌てて身をうねりオルトロスが暴れだした。


「ヴヴグァガグ」


うわ、あぶなもう一のの顔に噛みつかれそうになったわ。さっさとこっちの首を噛みきっちゃわなきゃ。


片方の首をほぼ噛み切るとオルトロスは倒れた。

片方倒せばもう片方も死ぬのか、体が一つだから血の量もおよそ1匹分ということか。それではいただいます。


ガブガブ


「あー美味しかった。ごちそうさまでした。前世の人間のままだったらもう死んでそうな世界だな。もうちょっと探そうかな。そうだ!この木に登ってまわりを見渡せばいいんだ」


よいしょ、よいしょ、よいしょって、ん?


木の上ん所でなんか動いた気がするんだけど、鑑定してみればわかるか『鑑定』


【リトルドラゴン(幼体)】


ド、ドラゴン⁈しかも子ども、なんでこんな所に?まず声かけてみる⁈同族だし。だけど親来たらどうしよう。リトルついてるし親が小さいことを祈るか。


「ねえ、そこにいるんだよね?食べないから出てきてよ」


これ下手すぎだわ。食べないから出てきてとか食べる前提で話してどうすんだよ…

って顔出すんかい。


「本当?食べない?」


そこには私の進化前よりも少し小さいドラゴンがいた。


「食べない食べない、ごめんねここにドラゴンとか住んでるとか思わなくて」


「僕ここに住んでないよ」


「じゃあなんで子供なのに、こんな所にいるの?家に帰らないの?」


「家にお母さんが帰ってこなくなっちゃったから、探してるんだ。だけど僕も家がどこにあったかわからなくなっちゃったんだ。で、もう…だめっか、なっって…」


「え、あ、泣かないで、まだダメにはなってないから安心して。だけどなー家もわからない、お母さんもどっかいった。これから行くとこあるの?」


「ない…」


うーん、どしよ見てれば見てるほど保護したくなってきた。小さくて、目がぱっちりして可愛いし、母親も行方不明っていうし、連れて帰りたいなー。


だけど、母にあなたはまだ子どもでしょ、やめとけとか言われたらどうしよう。どうにかして連れて帰りたいなー。あぁ、テイムで捕まえたことにすればいいんだ!


「ねぇ、うちの家来る?」

「え⁈いいの?」

「だけど、母に反対されたりダメって絶対に言われないためにテイムした方がいいと思うんだけど、していいかな?」

「テイムって何?」

「テイムって、捕まえましたよーみたいなやつだよ。効果みたいなのはテイムすると私が鑑定した時にレベル見れるぐらいかな」

「へー、危ないものじゃないんだね」

「そうだよ。テイムしてもいいかな?」

「いいよ」

「じゃあするね。『テイム』」


〈リトルドラゴンのテイムに成功しました〉


「テイムしたよ」

「本当に何にもなかったね。これからよろしくお願いします」


小さいのにしっかりしてるなこの子。ちゃんと育てなくては。


「フェルテただいま」

「お母さんおかえり」


やっぱりお母さん迫力あるな〜。隣にいるリトルドラゴンくんもびっくりしてるし。


「その子は?」

「捕まえたんだよ。親もいないし連れて帰ってもいいよね」


睨んでるのか考えてるのかお母さん迫力ありすぎでしょ。


「まだ幼体のようだしちゃんと育てられるの?」

「育てられるよ」

「そっちの子。それでいいの?」

「はい」

「ならいい。帰るよ」

「はーい」


あーよかった。ダメ置いて来なさいとか言われたらどうしようかと思った。


「あのー…」

「どうしたの?」

「僕まだ飛べないんです…」

「え、そうだったの⁈確かに飛べるほどまだ翼大きくないか。じゃあ抱えて飛ぶね」

「ありがとうございます」


おいしょっと、本当体小さいな50cmあるかな?軽いし、ご飯ちゃんと食べれてなかったのかな。


「行くよ」

「はーい」




そうして私は家に帰った。





台風無事にすぎるといいですね。

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