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12話これからも賑やかになりそうで



「ふぁ〜、ん?」


なんかもふもふして気持ちいもに、当たってるんだけど。しっぽ?


「主よ起きたか?」


「え?」


目の前には黒紫の狼がいた。


「起きたようだな」


「キバシリ、進化できたの?なんかデカくない?」


「主のおかげで進化できたようだ。若返ったように体が軽い。だが黒いのに進化したやつはいたが、こんなに大きく、紫がかった色に進化したやつは見たことがない。わしは何になったのか鑑定してくれないか」


「そうなの⁈急いで鑑定してみるね。『鑑定』」


【狼王】


「一応聞くけどキバシリレベルどのぐらい?」


「そんなのわからんが長く生きているから50ぐらいなんじゃいか?昔俺は40レベルだぞとか言ってた冒険者は倒せた」


「なんか、狼王って言うモンスターになってるよ。レベル50って高!」


なんでレベル6の私がレベル50のキバシリに名付け大丈夫だったの?それに狼王って?


ヘルプ天使さん


〈レベルに関しては例えるならば、レベル5の人間とレベル5のドラゴンが戦った場合レベル5のドラゴンが勝つようなものです。あなたの前世で言う所の初期値が違うのです〉


なるほど私にわかりやすいように説明してくれてありがとう。それで狼王って?


〈それは今まで狼王に至ったり前例がなく詳しくわかりません。一応体の特徴だけお伝えします。

狼王は名前のとうり狼の王、頂点に立つものです。大きさは4m〜5m、黒紫の毛が特徴としかわかりません。新種と考えてください〉


新種か。ありがとう天使さん。


「やはり新種のようだな。シルバーウルフは普通進化したら、ブラックウルフかホワイトウルフになるはずだった」


「私も狼王はわからないし聞いたことない」


「ところでもうそろそろ起きなさい」


「ん?おじいちゃん?」


「おじいちゃんだよ。進化して見た目な変わったがな」


「おじいちゃん、かっこいい」


「ありがとう」


なんだろこのほんわかした空気。見てて口が緩みそうになったわ。


それよりも、どうやって帰るかが問題だな。私は少し身長伸びたからって1.5いくかいかないか、対して進化したキバシリは4mぐらい…どうやっても持ち上げて足るとか無理っしょ。


「この子も起きたから朝食でもするか、だがわしはこの子を守らなければならない。取ってきてはもらえないだろうか?」


「全然いいよ。昨日クルミ拾ったところも覚えてるし。じゃあ、行ってくるね」


「よろしく頼む」




「ただいま。はいこれ、どうぞ」


仲良くなる第一歩に、手渡しから。


「ほらありがとうは?」


「ありがとぅ…」


「どういたしまして」


おっしゃ、やっと話せた。


内心ガッツポーズしながら、キバシリにもビッグラットを渡した。


「ありがとう」


「いえいえ〜。じゃあいただきます」


バグバク


「ごちそうさまでした。で、どうやって帰ろうか。私はキバシリを持ち上げてかえることはできないだろうし」


「わしは走っていこう、足が久々に軽いからな。お主は、先に飛んでくれれば匂いで追いかける。ただ、こやつを乗っけてってくれ。ジャンプとか、走った時に落としたらいけないからな」


「わかった。だけど走ってついてこれる?」


「試してみないとわからんだろ」


「じゃあ試してみるか、ねえねえ背中乗ってくれる?」


「うん」


「よし、じゃあ先に飛んでるね」


「うわ〜、すごい」


おー喜んでくれたかな、それでキバシリはついてこれてるかな。


後ろを見たがキバシリは、いなかった。


「下だ。ちゃんとついてこれてるぞ」


「もう少しスピード上げて大丈夫?」


「全然大丈夫そうだ」


私はそれを聞き、少し速く飛んだ。そのおかげか、日が昇りきる前に帰ることができた




「おかえりなさい、フェルテ様」


「あ、おかえりフェルテ。その狼は?」


「新しくここに住むことになったキバシリだよ。あと背中のこの子も一緒に暮らすからよろしくね」


「キバシリだ。今日からこの子と一緒にお世話になる」


「よろしくお願いします。私はモルといいます。岩ねずみです」


「同じくムサです」


「ミーアです」


「キバシリさんよろしくね。僕はコルクって言います」


すると頭に、?マークがつきそうな顔でキバシリはコルクを見た。


「こやつはなんと言っているんだ?ガウガウドラゴンがうなつてるようにしかきこえないんだが」


「え、じゃあコルクはキバシリがさっき話した時なんて言ってたかわかる?」


「なんかゴニョゴニョ話してる風っていうのはわかったけど、理解はできなかった。だけどなんとなく、自己紹介してるのかなーって」


「あ、私にも似たようなものです」


あーなるほど、コルクくんたちとキバシリは、ともお互い言語理解持ってないからか。きっと狼族の子は狼の血が混じってたし一年間一緒にいたしりかいしてるのかな?


おじいちゃんからあの能力もらっててよかった。早速試してみるか。まずはコルクから。


「ちょっと試したいことあるから耳触っていい?」


「うんいいよー」


私は、聞こえるようになれーとか話せるようになれーとか念じながら魔力をコルクに流した。


「どう、コルク?喋ってみて」


「あーあー、キバシリさんどう聞こえてますかー」


「ちゃんとワシにもわかるように、聞こえてるぞ」


「フェルテ、僕にもキバシリさんが何言ったかわかったよ」


「私たちもです」


「よかった、成功したみたい。一応キバシリと獣人ちゃんにもかけとくね」


私はキバシリと獣人ちゃんにも、コルクと同じことをした。


「よしこれで完了。改めて自己紹介もう一回やってもらっていいかな?」


「全然大丈夫だ。キバシリだ。狼王という新種のモンスターだ。これからよろしくお願いしくたのむ」


「こちらこそ、リトルドラゴンのコルクです。これからよろしくお願いします」


やっと自己紹介が終わったわー。ん?キバシリ何でそんなに、頭にハテナマークが浮かびそうな顔してるの?


「コルクよ、気になったこと言っていいか?」


「なんですか?」


「なぜそんなにも簡単に異種族が、しかも赤の他人が入ってきたというのに受け入れられるのだ?」


「何でってフェルテが連れてきたからかな」


「そんなんで受け入れられるのか⁈ワシは歳というのもあるが、異種を守っていたという理由で群れを追い出されたぞ」


「だってフェルテが変なやつつれてくるとは思わないもん」


そんなに私、コルクに信用されてたんだ。


「それに、モルたちは僕をすんなり受け入れてくれたよ」


「私たちもフェルテ様が連れてきたから、変なモンスターではないと思ってましたし」


「なるほどな、それ程主は信頼されてるわけか。これで決まった。

フェルテよ、わしは主に傷を治してもらい、寿命も伸ばしてもらうことで二度救われた。それに、信頼を他のものからこれ程無条件に得られる者は、そういない。だからわしは、この助けてもらった命を尽くして主に使える。今から主はわしの主人だ」


「え、どしたの急に?私を主人にする?そんな、人生渡さないで、自由にここを住処として生きていいんだよ。それに、私なんかにつかえていいの?」


「わしが主を主人にしたいんだ、仕えたいと思ったから問題ない」


「そこまで言うなら、それでいいかな一応テイムされとく?」


「テイムってなんだ?」


「私のですよーみたいな印で、テイムしてる人を鑑定すると普通より見えるっていうスキルかな」


「それを頼む、これから主人の牙として使えるのだ。印ぐらいなくてはな。ただこの子は大人になるまで世話させてくれ」


「その子、大人になってからもここにいたいって言うなら全然いてもいいよ。それにその子は、みんなで協力して育てたほうが、キバシリへの負担が減るし、何かあった時対応しやすいからね」


「本当に主は他の者に優しいのだな」


そこまで自分が優しいとは思わないな。元々日本人だからかな、まあいいや。


「じゃあテイムするね」


「あぁ、頼む」


「テイム」


〈狼王のテイムに成功しました〉


「成功したって」


「主人、これからよろしく頼む。話し方は癖でこのままだろうが、ちゃんと忠誠忠義、この身が滅びるまで仕えよう」


〈キバシリが眷属になりました〉


なんか、キバシリが眷属ってのになったっぽいけど、眷属って何?


〈テイムしたモンスターが主人に、忠誠を誓うと眷属になる。眷属になると半径3m以内にいればどこにいる。半径1Km以内にいればどの方向にいるかわかる〉


へー、専用探知みたいな感じか。試しに探知してみるか。『探知』


するとキバシリがいるところが赤黒くなった。


天使さん赤黒くなってるんだけど…


〈それは歯がたたないクラスの相手です〉


え、もしかしてヤバイのテイムしちゃったってこと?


〈はい。ですがキバシリは攻撃してくる可能性は低いでしょう〉


ほんとに良かったのかな…


「主どうしたそんな固まって」


「い、いや何でもないよ。

改めてこちらこそ、よろしくね。もう疲れたし、獲物撮ってきてたべて私は寝るね。待たせちゃったし、モルたちにも取ってくるよ。

キバシリ、自分の分だけでも取ってきてくれる?代わりに木の実も取ってくるから」


「わかった、主人よ」


そう言って私は狩りに出かけた。


ちょうど前ツタで作ったカゴにくるみ入れるのに役立ちそうだな。




「ただいま、今日は大量だよー。キバシリ帰ってたんだ、お疲れ」


「主こそお疲れさま」


「主人言いにくかったら、主でもいいよ」


「そうさせてもらう」


「じゃあ、ほい。コルク君はまだ息のあるビッグラットね」


「フェルテありがとう」


「で、モルたちはこの牛ね」


例の緑牛である。


「フェルテ様、ありがとうございます」


本当、3人とも声ぴったりだな〜。さいごは、


「はい、木の実だよ。どうぞ」


「うわ〜、たくさん。ありがとう!」


笑顔が眩しいってこのことを言うのだろう。さて私も食べるか。


私はビッグラットをちゃんと取ってきてある。


「それじゃあ、いただきます」


ガブガブガブガブ


「ごちそーさまでした」


「ごちそうさまでした」


「ぬしよ、その言葉はなんだ?」


「食べた後に言う言葉だよ、食べ物に感謝するために」


そうだよね。そんな習慣ないよね。コルクくんたちはなんでやってるんだろう。


「コルクくんはなんでやってるのる」


「フェルテの真似です」


「そうだったんだね」


「ごちそうさまでした。今度からワシも、言うことにする」


「強制は、しないからね。じゃあ私は、疲れたから寝るね。おやすみ」


「「おやすみなさい」」



私はみんなからおやすみと言われ、その声の多さに賑やかになって来たなと感じた。




ここ一週間忙しくなり投稿が少なくなります。ごめんなさい。

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