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ネットオークション

本日のネットの女神タイム開始するよ。


---

シュリー(吉祥)@Sri 

お願い募集するよ。


ヤスオ@yasuo

100万円下さい。


テンシ@tenshi

嘘はよしなさい。


ヨウコ@youko

シュリーさんの描いたポップ、ネットオークションに出てたよ。


シュリー(吉祥)@Sri

ヨウコさん本当?


ヨウコ@youko

Yオークションに出てたよ。


シュリー(吉祥)@Sri

本当にあったよ。

じゃあ、ヨウコさん何かお願いない?


ヨウコ@youko

留学費用なんとかならないかな?


シュリー(吉祥)@Sri

じゃあヨウコさんとヤスオさんは宝くじ一枚だけ買ってよ。

当たるように祈っておく。

テンシさんはブロックね。


-ーー


 確かにYオクにそれらしいのあったけど、現在50万ってどう言うこと?

とにかく霧子ちゃんに連絡。


「霧子ちゃん、Yオクにラッキーアイテム第一回の時のポップらしいの出てるよ。

それも今50万ついてるよ。」


「えー、ホント?お父さんに聞いてみる。

後で連絡するね。」


 それにしても50万はおかしすぎるよね。

仏画見ても数千円のがほとんどなのに、ただのポップが50万っておかしい。


 霧子ちゃんのお父さん、Yオクに盗品って連絡して警察にも被害届だしたらしい。

50万って出てるからそうなるけど、ただのポップだよ?

私お弁当おごって貰ったから、まあ良いけど。


 翌日連絡があって、どうもラッキーアイテムが売れて雇ったバイトが使用済みポップを持ち出したみたい。

首になったらしいけど。

ポップは結局霧子ちゃんちに戻ってきたけど、50万で入札した人が買いたいって連絡してきたらしい。

最上仏具店の電話番号はタウンページに載ってるから直ぐ判るしね。


 「K市不思議館」を覗いてみたら、新着情報は

「最上仏具店の不思議ポップ、Yオクに出展される。」

「シュリー(吉祥)@Sriの実力は?追跡調査」

だって。

「K市不思議館」の管理人って私のストーカーなの?


 「最上仏具店の不思議ポップ、Yオクに出展される。」は昨日の話ね。

「最上仏具店の不思議ポップがYオクに出展され、50万の値がついたが、取り下げられた模様。」

だって。

これはSNSでシュリーアカウントを見張ってれば分かる話ね。


 「シュリー(吉祥)@Sriの実力は?追跡調査」は気になるわね。

なになに、

「シュリー(吉祥)@Sriにお願いを聞いてもらった21人に効果を聞いた結果

効果あり 14人

効果なし 0人

結果待ち 4人

回答なし 3人」

だって。

2/3効果ありって凄くない?

効果なし0だよ。

それにしても、「K市不思議館」の管理人、絶対シュリーアカウントのフォロワーだよね。


 月が開けて、2頭身キャラの打ち合わせにO市の会社に行くよ。

JRでO駅まで行って、そこから歩いて10分のビルのI貿易って所。

受付には美人のお姉さんがいたよ。


「どのようなご用件でしょうか?」


「ガネッシュ・メルワさんに会いたいのですが。」


「ガネッシュ・メルワは当社の社長でございます。

どのようなご用件でしょうか?」


「あの、2頭身キャラクター彩色の件で。」


「はあ?」


 『はあ?』って何?

でもガネッシュ・メルワさん宛てにたずねて来いってメールに書いてあったんだけど。

お姉さんなんか電話してるね。


「申し訳ありませんが、本日社長は急用で不在でして。」


「誰か他に事情が分かる人いないの?」


「残念ながら。」


 仕方が無い。

無駄足だったけど帰ろうか。

ビルから出ようとしたら霧子ちゃんから電話掛かってきたよ。


「祥子ちゃん。

祥子ちゃんの描いたポップ買いたいって人が来てるんだけど。」


「残念。今、O市に来てるから今から戻っても1時間近く掛かると思う。

霧子ちゃんちのために描いたんだから、好きなようにしてよ。

で、ただのポップに50万出すって言ってるのどんな人?」


「それが、どっかの会社の社長やってるインド人の人。」

なんか嫌な予感。


「名前聞いてもらえるかな?」


「なんかガネッシュ・メルワとか言うらしいよ。」


「あー、その人に伝言してくれる。

『今お宅の会社に行ったけど、事情が分かる人がいないみたいだから帰るよ。』って。」


「えー、そうなの。

とりあえず伝えておくよ。」


なんか受付のお姉さん走ってきたよ。


「今社長から連絡がありました。

暫くお待ちください。」


「えー、もう用すんだんだけど。」


「そういわず、是非お願いします。」


 この会社本当に大丈夫かな?


 この前2頭身キャラプロジェクトの説明してた男性が来て、会議室に案内してくれたよ。

会議室に入ると、ラフな格好のデザイナーさんらしい人と、他に2人ほど背広を着た男性が居たよ。


「5種類のデザイン案の中から一つ選んで、彩色してください。」


「ちょっと待って。

その前に、聞きたい事があるんですが。

社長さん、私が他の店用に書いたポップを50万で買いたいって言ってるそうなんですが、今日のこれはどうなるんですか?」


「それはもちろん相当の喜捨をするつもりですが。」


「喜捨って、私普通の女子高生なんだけど。」


「あなたは聖者ではありませんか。」


「え、違いますよ。」


「でもサラスバティー師があなたはラクシュミーの化身であると。」


 サラスさん何を言ってるの。

なんか頭痛くなってきたよ。


「まあ、良いです。

それで、一つ選んで彩色したら、その後はどうなるのです?」


「マスコットとして色んな商品に使う予定です。

出来ればラクシュミーの化身であるあなたの祝福がいただけたらと。」


「幸運を配るようにですか?」


「そうです、その通りでお願いします。」


 仕方が無いので、案の中から一つ選んで、彩色したんだけど、ラメは入るし、これまでで一番光ってる。

これスキャンしても再現できないよね。

デザイナーさんとその他の2人は唖然としてた。

最後にラクシュミーにこのキャラのついたものを持ってる人に幸運が訪れるようにお祈りして終了。


 全部終わった所で社長さんが部屋に入ってきた。

担当の人と社長さんが暫く何か話してた。

そしたら社長さんが

「商業会であなたに相応しい処遇をきっと用意させていただきます。」

と言う。


私に相応しい処遇って何の事?


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