あるエッセイに影響されて……ダメ男メモ(ダイジェスト版)
明かすまいと頑なに黙っていたのですが、たまには自分語りもいいかと……。以下は妄想でもなくノンフィクションです。
私は双極性感情障害、いわゆる躁うつ病を患っております。発症したのは25才。当時は普通のサラリーマンをしていました。
そこで知り合ったのが今の彼女。16個上の親との年齢差が近いくらいの彼女でした。手に持っていたのは、花束でもプレゼントでもなく1本鞭と蝋燭でした。そう、私も彼女もガチSMの人間だったのです。
そこまではまあ、普通でしたが。私が仕事を継続する事が困難になったとき、会社を辞めてからが私のヒモ生活が始まります。感情の起伏が激しすぎてとても外に出られる状態ではなく、親のスネを囓りながら任意入院を繰り返す状況で、これはいかんと1度別れ話を切り出したら泣かれました。別れる理由がないと。
普通に考えて、就労能力がない段階で別れるでしょう。まして、病気です。十分別れる理由はあるでしょう。しかし、なぜか離れようとしません。正直、驚いています。
こうして彼女のヒモ生活も10年を越えています。お金が足りなくて、親に無心する事もある超弩級のダメ男です。年齢は39才。救いようがないです。
もはや、社会復帰は諦めておりますが、ヒモになるということは男としてどうかというプライドがありますが、現状そんなものは役に立ちません。プライドなどより食うことが優先なのです。
ちなみに、彼女の仕事は風俗嬢です。しかも、旦那と正式に離婚もしておらず、もう大きいですが子供も3人います。つまり、私は法的には「不倫相手」と言うことになります。普通の男なら稼いで足抜けさせ、きっちり離婚させるところですが、金を稼ぐ能力すらがないのでなにも言えません。ヒモという立場は弱いのです。発言権はありません。
10年以上も付き合えば、もはや腐れ縁と言っても良いでしょう。最近の会話は老後の計画です。まるで熟年夫婦のようなやり取りが続いております。
もはや恋愛感情などどこへやら。ただそこにいるのが当たり前。何とも不思議な関係です。
さて、今回はこの辺りで……また気が向いたら書くかも知れません。