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:一発ネタ 2

1.六畳一間な侵略者 :寝てるだけでレベルアップ、ついでに自動で侵略中!

あらすじ

 息をするのもめんどくさい、そんな主人公:獅子しし 累々(るいるい)の偶々貰った宝くじが当たった。

それにより、一気になんとか生涯年収に届くくらいにはまとまった金が手に入ったので安アパートに引っ越し、念願の引きこもり生活を送る事にした。引っ越しそうそうミネラルウォーターやカロリーメイト、ソイジョイそしてドリンク・MATCH、ポカリなどを山のように買い込み(大塚製薬のまわしもの)一日に一度の食事とトイレ、そしてシャワーで済ます事でなんと一日22時間以上寝るという寝たきり引きこもり生活の開始するのであった。スヤー! ZZZZ……

 しかしこの安アパート、築25年のアパートではあるがなぜ「月5000円・敷金礼金無し」の格安物件であるかと言うとなんと、なんと幽霊が出没するとの理由から前の住人達はことごとく短期間で引っ越すからなのであった。

 だが実情はと言うと、なんとこの地は無数の竜脈の大交差接合地点『惑星霊プラネットエナジー解放点』であり、その影響で心霊現象が起きていただけなのであったのだ。しかし無論寝ているだけなので主人公はまるで気付かないで、そうこうしているうちになんとそこにいるだけで膨大なエナジーを得てしまう場所パワースポットであったため寝ながらにしてパワーをレベルをアップしていく。そう、寝ているだけでも……いや、むしろ何もしない事こそが実は必要条件であり、今まで誰もなし得なかったその条件が引き金となって出鱈目にレベルアップしていくのであった。このレベルアップにより遂には主人公の知らぬ間にもう一人の「自分」とも言える特殊能力を管理する賢人ナビゲート機能システムまでが密かに誕生し、主人公をあたかも信仰したような行動を取り出しだし、主人公を勝手にお世話していくため、主人公はそのまま何も知らず寝ている間に経験のない故歳弱、だがレベルは最強への道をたどることになった。

 更に進撃はまだまだ続く。この六畳一間であるがナビゲート機能の勝手なおせっかいにより度々異世界に転移し、なんとダンジョン的に転移先の地を浸食しその世界を浸食により侵略しだし更により多くの力を蓄えていく。むろんそれらの世界の住人達も手をこまねいているはずも無く、侵略に対し必死に対抗するのであるが、まるで太刀打ちできずに居た。全ては寝ている主人公の知らぬ間に事態は進行していく。

 あとなんか、福袋で買ったコミック詰め合わせもいつの間にか魔導書に書き替えられマンガを読んだだけで無数の高等魔法スキルを密かにゲット。実は漢字が読めるだけで天才扱いな異世界であり主人公が寝ている間侵略の騒音がわずかに聞こえそれがなんかうるさいからと扉の前に『セールスお断り』の張り紙書いただけでそれが最強の呪符と成り、なんと漢字が書けるだけでこれもチートな能力も発動! これまで夢の中では自分は最強と思っていた主人公は実際に寝てるだけで本当に三千世界最強になっていく!

 やがて六畳一間は累々(るいるい)の館、つまりはルルの家=ルルイエと呼ばれるようになる。


 お布団様:高級品。夫婦用の2セット組で購入した為。一方を窓際で日干しして日替わりで使用。常に快適。


 ★続  六畳一間な神話大系 - 進行する異世界侵攻 新興の信仰は親好から親交する -

 ☆続々 六畳一間な同棲生活 - 俺は彼奴で彼奴は俺で ナビゲーターは自演乙!? -




2.鬼子父神:我が娘を食らうサトゥールヌス

あらすじ

チート主人公「女衒って最高。いや、待遇よくてみんなよろこんでるよ! なにか問題でも?」

天罰神「鬼子母神って知ってるか?」


 謎の異世界転移から数年、その異世界でそれまでに存在しなかった博打や売春薬物など享楽的な概念を広めながら、異世界チート野郎として好き勝手やってのし上がっていく鬼畜主人公。果てに遂にはその国の貴族にまで成り上がりも女性関係も自重しないで各地の娘ッ子を捕えては性的に食べてしまっていた。そのため多くの人間から恐れ憎まれていた。……いたが、同時に実は子煩悩な一面もあり無数に作った子供達は全て引き取り溺愛している一面もあった。

 それに対し遂にその世界の天罰神が権能である天罰を与えるため現れ詰問する

「多くの子を持ちながら一人を失っただけでお前は嘆き悲しむだろう。それなら、ただ一人の子を失う親の苦しみはいかほどであろうか。」

 と諭したが、まるで反省の色はなく償う様子もなかった。これに対し天罰神は子供の中から彼が最も愛しとくに可愛がっていた幼い長女を取り上げ、なんと主人公が作った女郎部屋へ密かに隠してしまいました。それに対し半狂乱となって世界中をずっと探し回ったが発見するには至らずにいた。

 そして時は流れ十数年後。今だ諦めず娘を探しまわる主人公だが、そんな事をしながらも一方では未だ自重せずにいた。世界一の快楽都市と化した自領において未だに領主自身が手づから歓楽街を経営していたのだ。その自慢の歓楽街でも今一番の売れっ子であり今季のお気に入りである娘ッ子をちゃっかり自分用に囲って、今宵も主人公がハッスルして果てると、

「あなたとの赤ちゃんができたの〜」

と言い出したので喜んだのですが、そんなところになぜか唐突に今まで姿を隠していた天罰神が再び現れました。

「戒を受け、人々をおびやかすのをやめなさい、そうすればすぐに愛娘に会えるだろう」

 と言い出しました。十数年振りにやっと掴んだ娘の手がかりに彼がしぶしぶ承諾すると、天罰神は隠していた子のことを教えました。

「隠しものは気がつかないだけでごく身の回りに潜んでいるものだよ。ああ、結局のところソレは自分に最も手近なところにあるものなんだよ……実はお前の横に居るその娘こそ私が隠していたお前の娘だ。しかし以前お前が言ったようにこの館の娘達は幸せな生活を送れてるのだろ、よかったな!」

と言うととチート野郎は意外にも

「うぎー、うぎゃー、うきぃー」

と言って肉がそげ髪が抜け落ちる程頭を掻きむしり、喜びましたとさ!  - めでたしめでたし -


教訓:その言葉高くつくぞ!

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