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第一話

 

 『シュパーン!』

 突然ドアを開ける音が俺の部屋に響いて……いや、おい。シュパーンって、どんなドアだよ。開始早々なんだよこの効果音。随分シャキっとしたドアだなおい。

 「アニキぃ!」

 「おう、ヨシオ。お前か」

 息を切らしながら部屋に駆け込んできたのは部下の「下手 良志雄」(しもで よしお)だった。よっぽど急いでいたのだろう汗だくでゼェゼェと肩で息をしている。靴すら脱いでいない――脱いでない!?

 「アニキぃ、実は」

 「いやまて。おい。お前靴を脱げよコノヤロー」

 おーまいがー。お値段以上それ以上♪の店で見つけて買ってきて以来大切に使ってきた白のカーペットが泥汚れでメチャクチャじゃあないか。

 「アニキぃ、話の腰を折るのはよくないゼ……」

 「お前いったいどの口でそれを言ってるの!?」

 「下の口なんていやらしいゼ!さすがアニキだ!平然と俺の言えねぇ事を言ってのける!」

 「いつ俺がそんな事を言った!?」

 「私の瞳はいつだって、あなたの本心を見抜いているの」

 「いや、だからお前何なんだよ!?」

 なんだコイツ。今日はいつにもましてテンションが高いな。

 「ったく……分かった、とりあえず話は聞くからまずは靴を脱げ」

 「オーケー!アニキぃ!」

 ぬぎぬぎ。

 ぽいっ

 がしゃーん。

 「何をする!?」

 「やっべー!8ポンドブーツ投げちゃった!テヘっ」

 「てへっ、じゃねーよ!!誰得だよ!野郎のドジ属性とか、誰も求めてねぇよ!」

 おお神よ。装飾棚のマイセンの皿とエルメスのティーカップが粉々だなんて、私はいったい誰に救いを求めればいいのでしょうか!

 神「裁判所」

 「ガチレス、だと……!?」

 「どうしたんだい、アニキぃ?」

 「え、いや、何でもないよ……うん」

 神のお告げを聞いたとか言ったら、多分俺は本気でドン引きされるね。

 「まあいい。この皿やカップの代金は今度のテメェの報酬から引いておく」

 「やっちゃった!これで43回目だ!」

 「お前治す気ねぇだろ!?」

 そういえば前はオメガのシーマスター・ブルヘッド何とかって腕時計を預けたら、ヨシオの奴コンクリートミキサー車の中に落としやがったんだよな。

 衝撃的過ぎてどうして預けたかとか、どうしてそうなったとかも忘れてしまったよ。

 「まーまー。アニキは裏社会じゃ名の売れた悪党なんだから、時計や皿のひとつやふたつくらいどうって事ないだろ?」

 「ねぇ。一つや二つじゃないよね?桁が違うよね。ヨシオ君」

 こいつ足し算もできないのか。

 「ちなみにボクの予想する被害総額は――ジャカジャン!!8000万円ーっ!」

 「待てそのボードとマーカーはどこから持ってきた」

 「では8000万円、オープンザ、プライス」 

 イチ、ジュウ、ヒャク、セン……テーレッテーッ♪

 「千円ーー!!」

 「テメェ殺すぞ!?」

 「ごめんねアニキ」

 「いや、なんか……もういいわ」

 それより自己紹介してねぇじゃん……。普通自己紹介って、一番最初にするものだよね?

 まあ、気を取り直して。

 俺の名は「区亜 心人」(くあ しんと)。裏のほうでは少しは名の知れた何でも屋みたいな悪党だ。

 何人かの部下とともに金になる仕事を毎日せっせとこなしている。

 ん?説明そんだけかよって?

 え、いや。その……なんだ。事務所は定まってないが、今は小さなテンントビルの一角に仕事の拠点を構えているな。

 ……すまない。そんなとこだ。考えてなかったから、ぐだぐだな説明になってしまった。

 「それよりアニキぃ。ボクの話は?」

 「なんだよ、説明してたのによ」

 「いやー。例の件が成功したので報告にきたんでさぁ」

 「そうか、成功したか。よくやったヨシオ」

 「ボクじゃあないんだけどね。実行犯」

 「だろうと思った」

 俺は、粉々の皿やカップを踏まないようにして玄関へ向かった。

 「ヨシオ、早速向かうぞ。案内しろ」

 「へぇ。しゃっしゃしたぁ」

 「誰がラーメン屋のモノマネをしろと言った」


こうして、俺たち二人は「例」の仕事のためにネオンが暴力的な、夜の繁華街に飛び出したのだった。

 という訳で、思いつきと勢いで書き始めてしまったものです。文章自体が凄く短い。文章が頭悪い。内容が軽い。などの問題点を数多く内包しておりますが故、酷い出来……。でも、感想などありましたら是非お願いします。狂喜乱舞します。

 気が向けばどんどん続きを更新する予定(未定)です。

 うん。短いから、無理なく進めれる気がするの。

 と、そんな感じではありますが、よろしくお願いします。(深々)

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