表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/40

好き…なんだと気づいた。

 拒絶し震えてるアキ。

俺、怖かった…?。

義弟のように思ってた俺が男になったから怖くなった?。

「もう…会えないかな?。」

アキちゃん…綺麗だと感じた。

アキを女と感じた。

アキちゃんを欲しいと思った。

俺…。

 


 陸、傷つけた。

もう会えないかな?。

丁度良かったのかな?、陸には百花ちゃんがいるんだし、百花ちゃんに頼まれたから…。

こんな後味悪く終わりたくなかった…どうせなら…どうせ壊れるならなら…。

一言だけ…。


携帯電話を開く。

そして、


 

 私、同じ過ちを繰り返しそうで怖かった。

ほんとにごめんね。

けして陸を嫌いなわけじゃないの。

陸を傷つけた、ごめんね…。m(--)m



送信。


 

 ごめんね…。



 

 アキちゃんのメールを見た。

同じ過ちを繰り返しそうで怖かった。

と、書いてある言葉にアキが不倫をして中絶をした事を思い出す。 

まだ、4ヶ月ぐらいしか経っていない、経ったいないから当然傷が癒えてるわけでもない。

傷つくアキを隣で見た、支えた。

『…アキちゃんには…愛があったんだよね?。』

自分がアキちゃんに聞いた事も思い出す。

愛があったんだよね?。

俺、そう聞いたんだ。

その聞いた俺の言葉にアキちゃんは、

『私には、溢れるほどの…愛が…あったよ。』 

と、答えた言葉を思い出す。

 

 陸は自分がした事に後悔をする。

アキちゃんを傷つけたのは俺の方だ…。

自分は、百花と付き合っている。

百花を大事だと、アキに言った。

自分に対するアキの気持ちも知らないし、自分がどうしてアキから離れられないかも分からない…。

分からない…?。

なんで離れられないか…分からない…?。

自分はアキを、姉のように思っている、母親のように感じている…?。

姉、母親というよりは、友達のように思っていた。

でもそれは最初だけで、途中から違う感じになっていったような気がする。


 俺は、アキちゃんを…。



 陸がいないと駄目だと気づく。

陸に抱きしめられると、ホッとする。

いつの間にか、弟のように思っていた陸にすごく男を感じてる…。

ちょっと冷めていていい加減に思えた陸だったけど、一緒に暮らしてすごく心の温かい芯のしっかりした男の子だと分かる。

陸は自分にとって都合のいい薬…?。

寒い時に暖めてくれる暖かい火?。

それは、違うように…思う。


 私は、陸を…。



好き…なんだと気づいた…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ