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決戦

読んで頂きありがとうございます。


意識が覚醒する。どうやら戻って来れたみたいだ。

魔王の意識はさっき俺がいた場所にいるのだろうか?



それよりもヴォイドは?

おい!ヴォイド!返事しろ!くそっ


辺りを見渡し動くと足に何か当たる、、


それは、真っ二つに割れたヴォイドだった、、


慌てて手に取り呼びかける、、ヴォイド!



(ル、ー、ク、? 戻れてよかったね、、僕はこの先には行けないけど、、ルークらしくいきてよね)


「そんな事言うなよ!俺にはお前が必要なんだよ!

そうだ!ドワーフに直してもらおう!」


(はは、無理だよ。僕とアーティファクト全ての力を使ったからね。時期にこの意識も消えるさ、、


あぁ、長い時間この世界で過ごしたけどルークと一緒に過ごした時間が1番楽しかったよ、、

元の姿よりかっこよくなれたしね?)



「だめだ逝くな!、、逝かないでくれ、、俺にとって

ヴォイドも大切な者なんだ!」



(はは、、嬉しいね。ただの剣の僕をこんなに思ってくれるなんて僕は幸せだよ、、あぁ時間みたいだ、、


最後に、ルーク誰にも負けちゃだめだよ?魔王に乗っ取られちゃだめだからね!逆に利用する気じゃないと!


大丈夫、原初の聖剣である僕が保証する。

ルークは強い!、、、じゃあ、、元気で、、ね、、、)



真っ二つに割れたヴォイドは光の粒になり消えた、、、



くそぉ!また、また俺は、、俺のせいで、、

大事な者を、、


血の魔王が口を開く


「たかが剣が折れたぐらいで何を喚いているのだ?

人種はわからんな。さぁ魔王の力なくして

我に勝てるかね?」



「ルーク様、、」 

「ルーク様私が聖剣を、、申し訳ありません」



エルとアスラが駆け寄り声をかけてくれる。


気を落としても何も変わらない、このまま悲しんでたら

この二人も失いかねない。


もう、失わない。必ずだ!


「大丈夫、ありがとう二人とも。迷惑かけたね」



「いえ、お役立てなくてすみません」


「とんでもありません」





「立ち直ったみたいだから、僕は行くね!魔王アトムを

殺しに、、」


勇者は勇者らしくない顔をして、魔王アトムの方へ

飛んでいった。



「アーサーは魔王アトムを恨んで

勇者になったそうです」


そうなんだ、まぁ今の俺にはそんな事気にしているほど

の余裕はないんだよな。



ヴォイドの最後の言葉、魔王を利用するっか、、


出来るだろうか?、、いや、やらなければブラッドは

倒せない。


「話は済んだか?我も暇じゃない終いにしよう

あの勇者ともやり合いたいしな。【血を弾けよ】」


まずい、、おい!魔王!力を貸せ!


(はぁ?そんな都合の良い事を、あのまま俺に任せていればこんな雑魚楽勝だったのに、、ヴォイドも逝ってしまった)


たしかにな、、全部俺が弱いからこんなことになった。

だけどな、もう失わない!俺はお前を利用する!



(はんっ!、、、特別に貸してやる 左腕は貰うがな)



腕の一本なんてくれてやるよ。


(いつか、お前じゃ勝てない相手に出会い俺を使うたびにお前の一部を貰ってやるぜ!)


たとえ全て奪われても、俺の意思は奪わせない!


(だといいな?)


左腕が真っ黒に染まる。

「【その理を殺せ リーズンキル ラアド 】」


黒き稲妻がブラッドの攻撃を殺す。


完全な魔王にならないと、全ては殺せないみたいだ。



「くっ、小賢しいわ!【血を巡れ】」



ブラッドの白い肌が紅潮し筋肉が膨らみ紳士服が破れるほど巨大になった。


「嬲り殺してくれるわ」



巨体とは思えないスピードで俺たちに迫る。


「エル、アスラ、力を貸してくれ」


「はい!【彼の者をとめよ!ワルツール】」


エルは巨大な木の蔓でブラッドの足止めを。


「喜んで!【願う、特級の強化を バフル】」


アスラは俺達の強化をしてくれたらしく

ステータスが大幅に強化された。

さらに神薬 バフラ煽る。


これならいける。

魔王の理を殺す雷と俺の雷との合体技

深く深く、闇の底に堕とせ


「【魔雷撃 五月闇】」



その雷を乗せた拳は魔王ブラッドの顎を粉砕し

不死性を殺した。残るそれは物言わぬ屍に成り果た。


「はぁ、はぁ、やったのか?、、、」



やばっ、これはフラグ!?



個体名 ルーク-アルギスが血の魔王を討伐、、   

    既存の魔王では排除不可と認定 

    改善案の検索..... っ!...世界レベルの危機を感知

    邪神の復活の可能性?...至急神々へ報告

    ルーク-アルギスは保留


    レベルアップ及び、能力【ブラッド】

    を獲得、、以上。


世界の声が聞こえたという事は倒したんだな。


死体は消え、魔王核があったので拾う。



それより、邪神が復活するのか?


「ルーク様!やりました!」「お見事でございます」



『ルークよ、やっと倒したか。一時はどうなるかと

ヒヤヒヤだったぞ、これもやろう』


グランの方はとっくに終わっていたみたいだ。

気にする余裕が無かった。蝕の魔王核を貰った。


「なんとかね。ありがとう。

それより邪神が復活するかも、、」


そこで仮面をしている男が何処からか現れた。。


「はぁ、半魔が勝ちましたか、魔王討伐軍も撤退、、

まぁいいでしょう。あぁそれは私が貰います、、

ごほんっ

お初にお目にかかる、私は灰の魔王エスクロと申します


いや、もういいですかね。改め私は魂救の使徒第一柱

虚偽のエスクロと申します。

魔王やシステムを騙し、神をも騙す、とても有意義な時間でしたね。それも今日までと


さぁ、刮目せよ世界の終焉を!


同志達よ!時は満ちた!その魂を捧げよ!」


気付いたら手に持っていた魔王核がエスクロの手に

あった、、


そして

何処からか9人の人間が現れて、その心臓に

各々の武器を突き刺そうとしていた。

皆目が虚で正常とは思えない、、


中には見たことある奴がいて、ばーちゃんを殺した

アブルがいた!!お前だけは俺が、、


「【雷撃 黄泉送り】」


アブルは塵も残さず消えた。ただの復讐でしかないが。


「はぁ、邪魔しないで下さい。はい、皆さん続きを」



その言葉を聞いた瞬間、彼らは惑う事なく心臓を突き刺した、、、


「仕上げです【彼ら忠実なる使徒の願い聞き届けたまえ

インヴィアートゥ アッラー ゾアルゲーテ】」


エスクロは魔王核を投げた。


事切れた使徒達の死体がひとりでに浮かび上がり

魔王核を中心に集まっていく。


それらは混ざり合い一つの形をなした、、男とも女とも言えないような中性の人形みたいなものに、、


直感した、これは神だと、圧倒的威圧感、、、

転生した時と同じような気配


「ゾアルゲーテ様!さぁこの世界全て破壊して下さい!」


エスクロは声を張り叫ぶ。


「うるさい、塵が」


神が口を開いた瞬間、、エスクロは壊れた、、

ばらばらに、、



「はぁー復活してしまったか、、塵にまんまとしてやられてしまったな。なぁ人間よ我は人の魂を喰らい人の

本質を理解しようとしたのだよ。

だが、何故だろうか?喰えば喰うほど、世界に不必要だと強く感じ、その不義はあろうことか神である、我の心を蝕んでいった。中にはそうだな、清らかな者もいた

それは認めよう。だから悩んでいたのだ、、、


だがあの塵は我を強制復活しよったのだ。


我は破壊を司る故に世界に顕現した瞬間から

世界を壊していく、、それは仕方がない


人間よ我を倒してみせよ、他者と力を合わせ

策を巡らせ、持ち得る力を全てをだしてな」



これは、無理じゃないか?、、足掻くと、負けないと

諦めないって

決めたばっかりだけど。


絶望に震えていると後ろから暖かい感触があった。


「ルーク様、大丈夫です私が側にいます」


「私はこうなると予見していました。申し訳ありません

ですが、ルーク様ならば大丈夫だと信じております

私も微力ながら支えてみせます」


エルとアスラが震える肩を震えている手で

押さえてくれた。


そうだよな、怖いよな。

なのに強がって俺を励ましてくれる。


うん、そうだな、俺はなにかを成し遂げると決めてこの人生を生きてんだ。神殺し?上等だぜ。


「二人ともありがとな!任せとけ!」




ありがとうございました。

次回はグランvs蝕の魔王と勇者vsアトムの話を

したいと思っております。


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