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ステータス

ルーク視点です。

ゆっくり自分のステータスを眺めようと思った矢先

ばーちゃんに声をかけられた。

「ルー坊家帰るよ、家でゆっくりみな。」

そう言われたのでしぶしぶ

「わかったよー」

ばーちゃんが外に行こうとするのでついていった。


町並みを歩くと漂う旨そうな香りに俺は

「ばーちゃんなんか食べてこーよー」と

だが、ばーちゃんは

「今日はだめさね。また今度ね」と

「ちぇっ」っと不貞腐れる俺

でも、俺は泣きじゃくったりしない。大人だからな、泣


転移してきた小屋まで来た

ばーちゃんは鍵を開けて中へ入る

「はよ、おいで」

「はーい。」

もうちょっとゆっくり見て回りたかったな

俺の知らない異世界を。

気付いたら地下室に戻っていた。


「今からご飯作るから、部屋でマイカードでもみてな。

知りたい情報を強く念じる事で詳細がわかるさね」


ばーちゃんがそう言うので、俺は部屋に入った。

「マイカード!」

出てきたカードに俺は自分がイメージしやすい言葉を

念じる。

【ステータスオープン】


ルーク-アルギス


【年齢】  5歳

【種族】  人族

【性別】  男

【Level】  1

【スキル】エリクサー創造1.毒耐性5.魔力吸収.4

【魔法適性】  雷魔法

【称号】 異世界からの魂.毒喰らい


ふむふむ。。。

さっきはゆっくり見られなかったので

じっくりみる。


エリクサー創造?これはもしや、超有名な伝説の秘薬ですかね!?もしかして、当たり引いちゃった!?

気になりすぎてる俺は、詳細を見ると念じる


【エリクサー創造】

病気、怪我、欠損、呪いその全てを癒すことが

出来る神薬。

生きてさえいれば瀕死であっても回復する事ができる。

スキルLevel 1

魔力一万を消費し、一滴創造することができる。



ふむふむ。すごいにつきる。想像してたまんまだ。

ただ、魔力一万ってのが気になるな。

自分の魔力値がみたいと念じてみる


【MP】


5250/5250


うおー意外にあるなー!!

あと五千ぐらいで創れるぞー!


あとは、毒耐性は多分この森にいるからついたのかな?

魔力吸収は食べたり飲んだり吸ったりした魔力を

微量に自分の魔力にするみたい。

魔法適性は雷魔法で、雷魔法は字の読んでごとく雷を使った魔法で

それを使える適性があるみたい。

やっときました!魔法ですよ。

詳細をみよう。


【雷魔法】

500人に1人の確率で現れる適性魔法

通称自爆魔法。


これも結構レアなんじゃない?

ん?自爆魔法?なんで自爆?

ばーちゃんに聞いてみよ。


称号の毒喰らいも、ちょっとよく分かんない

俺って毒食わされてる?まさか、食べ物や飲み物が

黒いのは

そういうこと?たまに体調わるいし、

でも、腹膨れるしまた食べたくなるんだよなー


ん"ーと考えているとばーちゃんが声をかけてきた。

「ご飯だよ。今日は豪華だよ。」

「分かったよー」


いつもご飯を食べている場所に行くと、

机びっしりに皿が並んでいた。

それに乗っているのは

黒い唐揚げ、黒い海老フライ、黒いパンに黒いスープ。。

一色黒の世界だ

たしかに、いつもよりは豪快だけど。


「ばーちゃん、俺さ称号みたんだけど毒喰らい

ってのがあってさ、ごはんとかが、黒いのは

毒のせい?」


ばーちゃんは一瞬悲しそうにして

「そうさね、この森で生きてくには仕方ないことさね。

少なくとも耐性レベルが8になるまでこの黒いものたちさね、でも栄養はあるし、魔力も増えるんだよ」


「そうだったんだね。」

俺は少し落ち込んだ、育ててくれた人に毒を盛られてたなんて。


「すまなかったね、言わないで」


落ち込んでた気持ちがびっくりに変わった。

ばーちゃんが謝ったよ!!今まで謝ったことなんて

一度もなかったのに!!

慌てた俺は

「大丈夫だよ!ばーちゃん!俺のためにしてくれてたことなんだし!味はないけどずっと食べれるもん

ありがとね!」


ばーちゃんはまた一瞬悲しそうにして。


「じゃあさっさと食べな。冷めちゃうよ」


いつもの調子に戻ったかな?

「はーい」


ついでに、雷魔法のことを聞いてみよう。

「ばーちゃん俺の適性魔法雷なんだけど、自爆魔法

ってかいてあったんだけどなんで?」


「雷魔法はイメージしにくいんだよ、だからみんな

落雷をイメージしちゃうんだ、それで自分もろとも

消し飛ぶのさ。

それを逆手にとって

奴隷に命令して、戦争で使われてたさね。

それで、自爆魔法って言われてるのさ。

坊もつかっちゃだめだよ、ふきとぶさね。」


怖ー!!でも、電気をイメージしたらいんじゃね?

スタンガン的な?

だめって言われても、明日やってやるぜ。


「そうなんだー、ちなみに魔法ってどうやって

つかうの?」


「魔法もスキルと一緒で魔力を使って引き起こすさね。

スキルは使う!って意識したり常時発動しているけど

魔法はイメージが大切さね。そのためにイメージしやすいように言葉を紡ぐさね。慣れればイメージだけで

使える人もいるけどね」


ほうほう、詠唱ってやつ?



「言葉はなんか決まったのあるの?」


「だいたいは、今までの研究で一番効率がいい言葉とか

はあるさね でも、雷魔法はきいたことないね」


ないんかい!まあ自爆するもんね普通。


それにしても、ばーちゃん今日めっちゃ話すな!!


「そうなんだねー。今日は、ばーちゃんいっぱい答えてくれるね!!」


「.......はよたべなさい。」


あ、はい。


食べ終わったら

デザートに黒いケーキが出てきて

俺は涙を流しながら食べていた。

甘くないケーキなんて、ケーキじゃない、、、


満腹になって、瞼が落ちかけている時

「ごめんね。ルーク。5歳おめでとう。」


幻聴だなと思い俺の思考は闇に落ちていった。


ありがとうございました。

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