表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/100

毒の魔女

またばーちゃん視点です

短めです。すみません。

この赤ん坊の名前は【ルーク-アルギス】に決めた。

命名スキルで命名した。

アルギスの名はクルセリカ王国の外れにある辺境貴族の

名前だ、あたしの生まれた場所

田舎すぎてつまらなかったあたしは、成人してすぐにでて行った場所。


子供など育てたことなんてないので、

接し方が分からない。

泣けばおむつかご飯それぐらいしかしてやれなかった

あとはほとんど放置していた。

身体が辛いのかたまに苦しそうにしているのが見ていられなかった。それは、黒い液体【ブラックポーション】が効いている証拠だから。あたしが飲ませているのに。


ブラックポーションは魔力過多状態にし、

それを欠乏させ、また回復させる。

毒状態にしまたそれを回復させる。


一万の魔力をもたせるにはこれしかない。

それに、毒に強くないとこの森ではくらせない。

飲ませ続けるために、依存性を持たせた。

生きるために必要な栄養も全て入っている。



ルー坊は何年かたって話すようになってきた

罪悪感がました。だから、そっけなく接して

必要最低限の会話しか、しなかった。

でも、この子は聡明であたしが話したくないと思っていると自然に離れて一人で文字の勉強をしてくれていた。

異世界からの魂の称号があったとしても

魂の年齢は肉体に引っ張られ相応になる。

寂しいはずなのに。


あたしがこの子に愛情なんてもってはいけない。

自分のために赤ん坊の頃から毒を呑ませ続けておいて

そんな資格はあたしにはない。

死んだら地獄行きにきまっている。


ルー坊が5歳になったので町にマイカードの発行と

スキル恩寵をしに行くことにした。

今まで一度も外にださなかったので、

とてもはしゃいでいた。ドアの前で今か今かとあたしを待っているその姿に和んでしまった。

それを、隠すために冷たく呆れた感じで

話しかけた。


セルカに転移して、町並みをみてまた目を輝かしているルー坊にまた笑顔になってしまったあたしは

さっさと町をあるくことにした。

せっかちな婆と思われているかもしれない。

教会について変な神父が声をかけてきた。

めんどくさかったのでせかした。

あたしは教会は嫌いだから。創造神は平等に人を作らなかったから。数多の神々は気に入った者にだけ加護を

与え、助ける。

あたしも【薬神-メデュル】様に加護を貰っているけど

マイクはどの神からも加護を貰えず、奴隷だった。

仕方のない事だと理解しているが気に入らなかった。


ルー坊に金貨を渡した。

また驚いているが、さっさと並ばせた。


無料でやるとそのカードはこの教会に記録される。

強いスキルや個人情報が教会を通して悪い奴らに

利用されることになる。

まだルー坊の存在は世界にはだせない。


帰ってきたルー坊に軽く説明をして

早く家に帰ろう。


ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ