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戦い

残酷な描写があるかと思います

苦手な方は後控え下さい。


読んで頂きありがとうございます。

家に帰る途中ばーちゃんが急に焦って

「ルー坊掴まりな、ちょっと急ぐさね」

疑問に思ったけど、言われた通りばーちゃんの

背中に掴まった。

その途端俺の視界は飛んだ!

あっという間に転移陣がある古屋についた

ジェットコースターみたいだった!

心臓が浮く感じ?

てか、ばーちゃん速すぎ!レベル80越えって

こんなすごいの!?


「はぁ、はぁ、久しぶりに全速力をだしたさね。

歳には敵わないねー」


「いや、いや、歳を感じさせなかったよ!全然

速すぎ!びっくりした!どうしたのいきなり?」


「すまないさね、まずは帰ろかね」


家の転移陣についた!


「もうこの陣は消すさね」

ばーちゃんはセルカへと続く陣を消しちゃった


「何で消すの!?もう行けなくなっちゃった?」


「ちょっとヤバい奴らがこっちを見てた気がしてね

ここに来られる訳には行かなさね」


「ヤバい奴らって?」


「また今度さね。ちょっと疲れたらから寝るさね」


そういってばーちゃんは自分の部屋へと入っていった。


なんだろヤバい奴って!

まあ、考えてもわかんないから

雷器のバリエーションを考えよう!

しばらく考えて、ざっと決めた!


一つ目は【セイバー】お馴染みの騎士の武器の形

二つ目は【キャノン】電撃の大砲

三つ目は【ウィップ】 雷の鞭

四つ目は【シールド】雷を大盾にした形


とりあえずこんぐらいかな?

これらをすぐ形成できるように練習した。

これでやっと俺も戦えるぜ!

魔木で試してたらばーちゃんが、

「ルー坊晩御飯だよ」


いつのまにか起きてたみたいだ!


「はーい!」


食べているとばーちゃんが

「武器ばっかに頼るんじゃないよ。武器がないと

戦えない人間になってしまうさね。

雷魔法もちゃんとレベルをあげないとだめさね」


「分かったよーでも、魔法で使うとビリビリして

集中できないんだよ!」


「耐性スキルが生えるまでやるしかないさね」


「頑張りまーす」

とは言ったものの、今まで使えなかった雷魔法を

雷器で具現化できることが嬉しくて

雷魔法は全然使わなくなっていった。



ある日

「あの蛇と戦いたい!」とばーちゃんに言ってみた。


びびって動けなかった

屈辱をはらしに!!


「ベノムスネークかい?あいつらは

群れでいるからねー、ルー坊には無理さね」


「ベノムスネークっていうんだ!

でも戦いたい!」


「しょうがない子さね

あたしが一匹捕まえてくるさね、庭で待ってな」



「分かったー!」


ばーちゃんにとって群れから一匹捕まえる

のって簡単なことなのかな?


少し待ってるとばーちゃんが

ピクリとも動かない

3メートルぐらいの蛇を引きずってきた。


「ばーちゃんそれ死んでない!?」


「心配すんなさね、死んでないよ

麻酔薬で眠らしているだけさね。

さっさと殺しな」



「寝ている奴に攻撃できないよ!!

俺は戦いたいの!」


「甘い事言ってるんじゃないさね!

ルー坊にはまだ無理なんだよ

レベル一桁が

まともに戦えるような魔物じゃないさね

こいつはこれでもレベル40あるさね。

まずはこのやり方でルー坊のレベルを上げるよ」


寝ている者に一方的に攻撃するなんて俺には

できない。。が、、


レベル40か、、強すぎない?

、、しょうがない。


俺は騎士道は諦めて、パワーレベリングの道へと

方向転換した。

すまないベノムスネークよ。


「セイバー!!」


一思いにと、首を目掛けて振り下ろした。

5センチほど食い込んでそれ以上いかない。


「一回で切れるとでも思ってたのかい?

早くしないと起きて食われるよ?」



焦って何回も何十回も振り下ろした

麻酔がいつ切れるかひやひやした。

五分ぐらい振り下ろして、息も上がる頃

やっとのことで首を切断した。


その後襲ってくる

レベル UPによる肉体の変化に

俺はうずくまった。

ゔー頭と体の節々が痛い。

10分ぐらいしたら収まった




「レベル差がありすぎる敵を倒すと

その分反動が強くなるから気をつけないとね。

でも、ルー坊が言い出したんだからね」


早く言ってよね。それ。


カードを取り出して上がったレベルをみる。


Level 25


おー!20ぐらい上がってる!

ちょくちょく擬似スライムを生成しては

お別れしたり、魔木を痛めつけてたから

5ぐらいだったんだよね。


「まだやるかい?」


俺はやりたい気持ちを抑えつつ

「この蛇は食べれない?それか、何かの

素材にならない?」


ただ殺すような人間にはなりたくないという

言い訳を探して。



「そうさねー。毒牙や内臓は毒薬や薬に使えるさね

肉は食べれるし、皮で何か作ってみたら

どうだい?」


「分かったー!剥ぎ取り方教えてー!」


俺は両手を合わせて

頂きますと呟いた。


ずっと思ってたことがあった。


前世では、当たり前のように調理した食べ物や

加工済みの食べ物があって。

屠畜場で誰かが解体した物を食べていた。

車で走るとトラックに乗せられた

豚を見るといつも目を逸らしていた。

別にそれが悪いのかなんか分かんないけど、


自分で殺して、自分で食べると言うことが

やっと本当の意味での頂きますだと感じた。


ばーちゃんに教わりながら、吐きそうになりながらも

無駄にしないようにと

頑張った。蛇皮をなめして

小物入れや財布をつくってみようかな。



だからと言って、パワーレベリングを

やめるつもりはない。俺は強くなりたい。

ただ、命に感謝と素材を無駄しないってことは

忘れないでいよう。


何日かたって、

蛇革の財布や小物入れを作れるだけ作った

出来が一番いい物をばーちゃんにあげた。

自分が使う物以外はまたいつか、町にいったら

売ろうかな。


「ばーちゃん!またベノムスネーク倒したい!」


「またかいさね、分かったよ」


「ありがとう!」


そうして、倒しては素材を活かして倒してを

繰り返してやっとレベル40になった。


やっとフェアな戦いが出来ると思い


「ばーちゃんもう普通に、戦っていい?」


「そうさねー、眠らして連れてきて

起こすから、それで戦ってみるかい?

危なくなったら助けるからね」


「ありがとう!!」


ばーちゃんが連れてきて


「起こすさね!準備はいいかい?」


「いいよ!」

ふぅーっと深呼吸をして

イメージをおさらいする。


ベノムスネークをただ殺していただけじゃない

森に行ってこそっと覗いて、動き、行動パターンを

ずっと見てきた。


やれる!


「ピシャーッ!!」

目が覚めたベノムスネークは俺を見ると

驚き、すーっと、獲物を定めた顔をした。


怖い!


こそっと見てたときは、ばーちゃんの特性

魔物から隠しを使ってたから見られたことはなかった。


ただいまの俺は睨まれたカエルみたいには

ならない!体が、すこし

こわばったが

やれる!大丈夫!


「ウィップ!」

雷の鞭でまずは先手必勝

ベノムスネークは、中距離攻撃を持たないから

近づかなければまず大丈夫

ただ、一瞬で3メートルぐらい縮めてくる、カミツキ攻撃

に気をつけないといけない。でも、

そのカミツキ攻撃をしてきた後が逆にチャンスだ。

少し反動で体が鈍るらしく2秒ほど硬直する


ウィップで小さな傷をいくつもつけて

カミツキ攻撃を誘う。


きた!!!

カミツキだ!

俺は距離を計算して

半歩後ろに跳ぶ、念のためシールドを出しておく。


ドンピシャ!!


俺はすぐにセイバーに切り替えて

首を目掛けて一閃。


くそっ!

半分程で止まってしまった。

ベノムスネークが最期の力で

俺に噛みつこうとしている。

俺は咄嗟に叫んだ。

【スパーク!】


これは雷魔法で俺が断念した理由でもある

自分と自分の近くに放電するクソ魔法だ

背に腹は変えられない。


「アババババ!!」

倒れゆく、俺とベノムスネーク。



「ルーク!!馬鹿な子だよ!」

ばーちゃんがポーションをかけてくれたみたいだ。


すぐそばを見ると真っ黒なベノムスネーク。

動かない、ただの死体だったみたいだ。


「あんま無茶すんじゃないよ!ビリビリしてたら

助けられないさね!」




「ごめんなさい!」

ばーちゃんが鬼の顔している。

ベノムスネークより怖いよ、、、


ただ勝った!ギリギリのギリだったけど

俺は初めての命のやり合いに胸を熱くした

フェアな戦いだった。

そうして俺の視界は深い闇に呑まれた。


「寝ちまったさね、ホントに馬鹿な子だねー」


ありがとうございました

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