カエルのお姫さま(4月3日)
日比谷花壇によれば、ラナンキュラス。
花言葉は『華やかな魅力』です。
https://www.hibiyakadan.com/hanakotoba/m04.html
それは田舎の小さな村、大きな町や国の都にいらっしゃる貴族様から見れば、まさにカエルの村のような質素な村でありました。
カエルって人ですらないではないか? 貴族様からすれば、平民、それも田舎の村人など、そのようなものでありましょう。
たかがカエル。されどカエル。
普段はあか抜けないカエルと言えども、カエルなりに精一杯、華やかに着飾る時もございます。
そう、晴れ事の日には着飾りますし、それが村長の娘の結婚式ともなれば、村中が祝福ムードで包まれているのでございます。
「ローズちゃん可愛いなぁ」
「ルドのヤツが羨ましいぜ」
「ローズ、幸せになるんだよ」
村の皆に祝福され、バージンロードを歩く花嫁のローズ。
結婚相手のルドは、次期村長と内定しており、少々ヤンチャなところも有りますが、誰もが認める好青年でありました。
普段はおてんばなところもあるローズも、この日ばかりはとてもしおらしく。普段はよく喋るルドも、見とれてしまって言葉もないようです。
そんな二人を、村の巫女たる老婆が促します。
「死が二人を分かつまで、病む時も健やかなる時も、互いに愛し、互いに支えあい、共に生きる事を誓いますか?」
「もちろんです」
「私も、誓います!」
「よろしい、これにて二人は夫婦となった!」
都会の貴族様からすれば、ロクな作法も無いだろう、カエルの結婚式。
けれど、この日の彼らは、間違いなく。
村に咲くラナンキュラスのように、華やかな魅力に包まれていたのでございます。
その笑顔はキラキラと、何物にもかえがたい輝きを、いつまでも溢れさせていたのでありました。
Wikipediaとか見て、ふと浮かんだ話にしました。
※『ラナンキュラス』は『キンポウゲ属』にリダイレクトされていますが、園芸品種は『ハナキンポウゲ』らしいです。
キンポウゲ属
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%82%B2%E5%B1%9E
ハナキンポウゲ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%82%B2




