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【百合桜】第06話『大会当日』(4月7日)

桜川(さくらがわ) 千歳(ちとせ)

 大会当日。

 私は一般席からしまちゃんの勇姿を見ていたんだけど、とてもカッコ良かった。

 あっという間に勝利して、残すは決勝戦だけ。

 だけど、その相手が強敵みたいで、それまでのようにはいかなかった。


 対戦相手は、亀井田(かめいだ)高校の主将。

 或砂橋高校(しまちゃんの高校)では、部長と主将は同じだけど。亀井田高校では、部長が事務などのマネージャー的存在で、主将が稽古等の担当でチームのリーダーをやっているらしい。

 どちらも剣道の名門校で、或砂橋高校よりも亀井田高校の方が、若干格上だと前にしまちゃんが言っていた。

 チームのリーダー同士の対決は、それまでのようにアッサリ終わる事はなくて。

 激しい打ち合いの末に勝利したのは、残念ながら亀井田高校の剣野はるか主将の方だった。


 私的には、準優勝でも凄い事だと思うんだけど。

 控室に戻るしまちゃんの横顔は、どこか浮かない感じがしていて、気になった。

 剣野主将は三年生で、しまちゃんは一年生。来年勝てば良いとも言えず、どう励ましたものか。

 やっぱり、『準優勝おめでとう!』って言うのが良いのかなとか、そんな事を考えていた。


 だけどその日の夜、一つのリプライを最後に、しばらく連絡が取れなくなるなんて、私は予想すらしていなかった。

 亀井田(かめいだ)高校→仮名だ高校。

 実在してるとまずいので、こういうネーミングです。

 もちろん、実在の学校や団体などとは、一切関係が有りません。

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