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死に方の選び方

作者: 志方闍花緒

ビーーーーー、、ドン!!


大きな衝撃とともに高速で走り続ける今日の最後の箱は止まった。慣性の法則で倒れそうになった僕はくたびれたスーツを着た酒臭いサラリーマンの方に捕まり転けずに済んだ。

何があったんだ。と思い運転席を見ると顔面が蒼白になった運転手がこちらに顔を向けて泣いていた。

違うだろ!お前の進行方向はそっちじゃないだろう!

さっき方を貸してくれた、いや勝手に借りたサラリーマンが酔っ払い気味で叫んでいる。

そんなバカのことは置いといて自分も家に帰れなくなったことを心配に思う。

一番前の車両のその中でも一番前にいた女性がきゃぁぁぁぁ!と奇声をあげてその場に座り込んでいる。うるさいなと思いながら前をよく見ると夜だから分からなかったが大量の血がついてるではないか。これは帰れそうにないなと思いどうしようかと考えていると頭の硬そうなシワひとつないスーツを着た、いわゆるおじ様という感じの人が赤い緊急時ドアの開閉が出来るボタンを押してでた。彼は無言のままさっていたがそれが正しいのか間違っているのかは分からない。周りでは既にあの人の倫理観どうなってるのかなどとザワザワ小さい声で聞こえてくる。批判ばかり何がしたいんだと思うものの僕はその事を注意しなかった。

電車が駅のすぐ側に止まったのは幸いだが、見知らぬ人が死んだ訳だがその状況で降りるべきなのか、降りないべきなのか考えてしまって動けない。全く知らない人の死のために電車もなくなり帰れなくなるなんてとんでもないが、その亡くなった人が何を思い、なんで飛び込んだのかなど考えるともっと帰れなくなる。辛い思いがあったのかもしれないし社会的に何か反抗的な形で声を上げたかったのだろうか。死んでしまえばもうわからない。


しかし、彼も亡くなり方を間違えたなとぼくはおもう。

僕は死んだら誰もがいい人になるとゆう不思議な現象を考えている。どんだけ嫌われていようがあまり仲良くないったやつでも葬式に行けばあの人はいい人だったと言われる。しかし、今回のように迷惑をかけて死ぬとどれだけいい人だったとしても、死んでからも恨まれ続けるだろう。要は大事なのは死に方とゆうことだ。どんな生き方をしても、どんなに嫌いなやつでも一人で死ねば自分の知らない世界に先立ったあいつは自分よりも凄くて、過去のこともすべて懐かしくなり尊敬するのだろう。


そんなことを考えているうちに家に着いたみたいだ。こんな考え事をしながら保証としてでた駅ごとの乗合タクシーに乗っていたみたいだ。

このタクシーは事故に遭わなくて良かったと思う。いや、この場合はどうなるんだろう?可哀想な被害者の私は死んだらどう思われるのだろうか?この世に未練も何も無いのに、可哀想と思われるのだろうか、死に方ぐらい自分で決めたいものだ。


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