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神様からのいらない贈物  作者: ケンケン
戦いの終わりと闘いの始まり
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第99話

予約する時間を間違えてしまいこの時間の投稿になってしまいました。申し訳ございません

 訳の分からないままマウントのポジションをとられてしまった真。


 そこから優樹の猛攻が始まる。

 先ほどまでやられたいたことをほぼまんまやり返されるかたちだ。


 真は致命的なダメージを受けないようにするため顔だけには食らわないと必死にガードをする。勇樹は真のそんなガードなどお構いなしにどんどん拳を放ってくる。


 真とて超人ではない。何度も食らっているうちに真のガードをしているところからどんどん腫れ上がり赤くなっていく。


 (やっべーなこれ。どうしようか……)


 なんとかしてこの状況を打開したいと思っているものの、いかんせん真はこの状態から簡単に返すすべはもっていない。

 ただ、なすすべなくやられっぱなしではない。時折何度かこの力の入らない態勢から反撃に拳を繰り出しているのだが何回かやるうちに優樹に対してそれは悪手であることに気づかされる。


 何回かに一回、真の繰り出してきた拳を優樹は捕ろうとしてくるのだ。捕まれそうになりながらもなんとか真はそれをギリギリ回避している。

 だが一方的殴られているばかりでは先が見えている。

 

 どうしたもんかと考えているときふと思い出す。


 (そういえばこいつは意外と誘いには乗りやすいよな……。けどこれやるとかなり痛いんだよなー…………どうするかな……)


 もしかしたらこの状況から脱出できるかもしれない方法を思いつく真だが、それ方法に対し躊躇している。


 (まあけどやるしかないか……)


 少しの躊躇の後真は腹を括り思いついた方法を実行することにした。


 真は下から攻撃を繰り出す。左のフック気味のパンチだ。だがそれは先程とは違い優樹に対しより内側に入り込むようなパンチであった。そして、そのスピードは先ほどまでやっていた反撃のパンチスピードから見比べてみても遅いものであった。


 優樹はそれを見逃さなかった。


 真の腕を掴み取るとすぐさま腕を極めにかかった。真は大きな抵抗もなく優樹の極めようとしている行為を受け入れていた。

 腕を極めるということはマウントのポジションが崩れること。真はそれを狙ったのである。

 

 腕ひしぎの体制になり真の腕は完全に極まっており簡単には逃れることはできないのは傍から見ても明らかな状況であった。


 「さあどうする? ギブアップするかい?」


 「……いや」


 優樹は真に対し降参をするように言ってくるが真はその言葉に対し拒否の反応を示した。


 「そうかい。じゃあ仕方ないな」


 優樹はそう言うと極まっている腕に更に力を込める。


 そして……


 『ボキッ』という音が優樹の耳に聞こえてくる。

 優樹は確信する。「折れたな」と……


 だがその優樹の考えは間違っていた。


 音を聞いたことにより優樹の力がわずかであるが緩む。真はその隙をついて残っている右腕を使い優樹の腹部目がけ拳を落とす。今日一番の力で。


 油断と言っていいだろう。勇樹は真の予想だにしない行動に成す術がなかった。

 鳩尾にちょうど入った拳を食らってしまい優樹は口から胃液を吐き出し極めていた腕を離してしまう。


 腕が離れたタイミングで真はすぐさま転がり優樹から距離をとり立ち上がる。

 すぐさま追い打ちをかけたいところではあるが真の左腕は垂れ下がりブラブラとしている。勇樹もうずくまりまだ胃液を吐いていた。


 両者ともに致命的なダメージなのであろう。すぐさま動こうとはしなかった。


 そのうち優樹も腹の痛みが多少は落ち着いてきたのであろう鳩尾の部分を抑えゆっくりと立ち上がる。

 そして真に視線を向けると


 「……お、おまえも、はぁ、はぁ、むちゃ、なこと、かんがえる、な、はぁ、はぁ」


 痛みに耐えながらも優樹は驚きと呆れがブレンドされた顔で真を見ていた。


お読みいただきありがとうございます。




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