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白の世界
12月に入るとクリスマス、お正月と色んな催しが
目白押しだった。
この頃の僕にとっては冬休みに夏休みの分まで
希ちゃんと一緒に遊ぶ事で頭はいっぱいだった。
今でも覚えている。
こんなにも雪が降り積もる日はなかった。
母親はそんな僕を「風邪をひくから」という理由で、
公園に行く事を止めようとした。
僕は振り切って希ちゃんと雪だるまを作る為に
いつも遊んでいた公園に走っていった。
希ちゃんは雪の降り積もる中、
手に息を吹きかけながら待ってくれていた。
希ちゃんは僕が走ってくる姿を見つけると
笑顔で大きく手を振っている。
僕はその姿を見たときに嬉しくてたまらなかった。
とびっきりの笑顔で希ちゃんは待っていた。
この公園の全ての雪を使って大きな雪だるまを作りたかった。
でもそんなに大きいのはもちろん作る事は出来なかった。
二人で一緒に雪の玉を転がして、出来る限り
大きな雪だるまを作っていった。
二人で作り上げた時、凄く嬉しかった。
雪はまた降ってきて、公園はまた真っ白に包まれた。
この雪だるまがずっと溶けないで欲しいと思っていたので、
僕は冬休み中、毎日毎日公園に見に行った。




