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新しい季節のはじまり

バレンタインデーから、2日も過ぎると学校は、


完全に平常を取り戻していた。


違うのは、今までは別々に登校していた男女の数が随分減った気がする。


『おっす、良太。』


『よぉ、飯島!』


『もういいのか?』


『回復力だけは自信あるから。』


『そっかぁ、バレンタインの後も変わらないのは俺達だけかもな。』


『えらく、カップル増えた感じするなぁ!』


『良太もそう感じるか!そう言えば、良太。

梅野達に寝顔見られたらしいな。』


『何だよ、もうその情報流れてるのか?』


『坂井がかわいいって言ってたぞ。梅野はよだれ垂らしてて、

だらしないって言ってたしな。』


『ほんとかよ!』


『あぁ、昨日聞いたぜ。』


『最悪じゃん!』 やはりよだれを垂らしていたようだ!




『おーい、お2人さん、相変わらず淋しく男同士登校?』


『なんだ、坂井と梅野か。』


『何だはないでしょ、飯島。良太もう大丈夫なの?』


『まぁ、回復力は一人前だからな。』


『本当にいいの?』


『大丈夫だって!ところで梅野、ちょっといい?』


『何よ、なに?』


『俺、よだれ垂れてた?』


『うん、垂れてた!』


『うそぉ!』


『アハハ、嘘、嘘、垂れてないって!』


『よかったぁ!』


『何、二人でこそこそ話してるのよ~?』


『よだれの話!』


『アハハ、そうなの?』


『良太、お前マジでよだれ垂らしてたのかよ!赤ちゃんかお前は!』


『垂らしてねぇよ!』4人に笑顔が溢れる。


『梅野、坂井、チョコありがとうな!』


僕と飯島はバレンタインのお礼を言うと、


『3倍返しで宜しくね!』


『3倍かよ!』


『欲を出し過ぎだぜ!』


また4人は揃って笑い出した。


冬が終わり、また新しい季節がやってくる。

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