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いつも隣に

運動会でもリレーの選手に選ばれ、


応援団になるのも小学生の男子のもてる要素のひとつなのだ。


今思えば、小学生がもてる要素は、


『足が速く、リーダーシップがあり、面白い子』だろう。


欲張りな僕は全ての要素があれば


きっと希ちゃんから好きと言ってもらえる


だろうと思っていた。


でも運動会ではサッカーの練習中に足を怪我して、


リレーの選手には選ばれなかった。


かわりに同じサッカーチームの友達が代表選手に選ばれた。


結果はもちろん1位だった。


サッカーチームでも足がかなり速いほうだったので、


転ばない限り1位になるだろうなと思っていた。


最初は流石に選ばれなかった事で一人前に


落ち込んでたが、リレーが始まると必至になって応援していた。


小学3年生の運動会は応援団員にも選ばれず、


地味な運動会だった気がする。


希ちゃんは女性応援団として旗を振りながら応援して


いたのを覚えている。


その場所でも彼女は輝いていた。


運動会という一大行事が終わった頃から、


希ちゃんとは途中までいつも一緒に帰っていた。


どちらがどう誘ったのかまではわからないが、


帰り道を一緒に歩いて帰った記憶はある。


毎日、毎日一緒に帰っていた。


その頃普通ならば、男子から冷やかされて


急に距離が開くということが考えられるが、


なぜか僕の友達からは何も言われなかった。


冷やかしの声も全くなかった。


だからこそ毎日一緒に帰れたのだろう。


帰り道はいつも何を話していたのだろう。


内容までは覚えてなかったけれど、


いつも隣には希ちゃんがいた。

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