ファミレスにて
『映画面白かったよね~。』飯島は有紀と梅野の二人に言う。
『飯島、あんたポップコーンばかり食べてて、見てないと思ってたわよ。』
有紀が飯島に突っ込む。
『そんな事ないって!でも最後がハッピーエンドで終わってよかった。』
『飯島には似合わない言葉だね。』有紀は茶化す様に言う。
『奈津子もこの映画見たかったんだよね。』
有紀は今度は梅野に話を振る。
『うん、面白かったよ。』
『奈津子を見てると、そうでも無いような感じするんだけどなぁ!』
『そんな事ないよ、よかったよ。』
『これからどうしようか?』飯島は二人に聞く。
『う~ん。どうしようか?』
『カラオケはどう?』有紀は梅野を見て言う。
『そうだね、それもありだよね?』
『ボーリングは?』今度は飯島が梅野を見る。
『う~ん、ボーリングもありかも?』
『一体どっちよぉ~?』有紀は梅野に聞く。
『私より二人はどうなの?』梅野は有紀と飯島を見る。
『う~ん。』今度は二人が悩む番になった。
『とりあえずご飯でも食べながら、考えない?』
飯島が二人に言うと、有紀と梅野は頷いた。
三人はとりあえず近くのファミレスに入った。
店内はクリスマスイブという事もあってごった返していた。
『奈津子、何にする?』
有紀はメニューを見せ、梅野に聞いてくる。
『私はドリアで、有紀と飯島君は?』
『俺もドリアで!』
『私はチーズハンバーグにしよっと』
三人は注文した後に、これから何をしようか話し込んでいた。
『寒いし、外よりも屋内のほうがいいよね。』有紀が梅野を見て言う。
『かなり寒いね、雪でも降りそう。』梅野がこたえる。
『雪が降ったら、ホワイトクリスマスだね。』飯島が二人に言う。
『ロマンチックだね!』有紀は窓越しに外を見ている。
『さっき話していたカラオケとボーリング、どっちにする?』
梅野が二人に聞く。
『両方しようよ!先にどっちをするか、じゃんけんで決めない?』
『おぉ、いいぜ!』
二人がじゃんけんをしようとした、
その時に注文していた料理が出てきた。
『とりあえず先に食べましょ。』
有紀はそう言うとナイフとフォークでハンバーグを小さく切っていく。
『五十嵐君、こっちこっち!』
三人の後ろの席に、自分達とあまり歳の変わらないカップルが座った。
『寒かったぁ!あっ、このぬいぐるみありがとう。』
『UFOキャッチャーで取るの意外と苦労したなぁ!』
『3回で取れたんだから凄いよ!』
『そっかぁ~?』
『うんうん、でも・・・』
『でも、何だよ。』
『少しやきもち妬いちゃった!』
『やきもち?誰に?』
『あの良太って人!』
梅野達は良太の名前に顔を見合わせた。




