配備
まだ何も配備されていない赤城と加賀
一体どんな戦闘機が配備されるのか?
そして、日本の運命を変えられるのか。
先日の命名式や進水式が終わり普段どうりの静けさ、日常が戻った呉。
しかし、その沖には今も勇姿、艦影があった。
その艦影を見つめる一人の造船技師が居る。
「5年かぁ...長い様で短っかたっぺなぁ」
実は、彼もまた艦魂が見えていた。
造船所での楽しかった思い出を思い出しながら、
彼は言う。
「わけぇもんよ、死ぬんじゃなか、生きて、生きて、日本の未来を守ってくんろ。」
そして彼は又、騒がしいドックの中に戻って行った。
一方で、赤城艦内は出発の準備で騒がしかった。
今日は、赤城や加賀に航空機が配備される日であった
「あと、10分で出発だッ!全員持ち場に着けッ」
声を張り上げるがその声から聞き取れるようにとても陽気である。
この声の正体は...
「泉家艦長ッ!出撃準備整いましたッ!」
甲板員の一人が艦橋に向かって言う
「お~い!丸腰のまま戦うのか!」
艦長がジョークをぶちかます。
「はッ!失礼しましたッ!」
「そうか、では、行ってみよーう!」
「両舷前進微速ッ!」
こうして、赤城含め6隻は、一路愛知に向けられていた。
ー翌日ー
無事に世界に誇る貿易港 名古屋港 に入った6隻、
現在は金城ふ頭に係留され、一般公開されているが、
敷島型護衛艦はなんともない、
しかし、赤城と加賀で迷子が続出、乗組員は対応しきれない状態が続く。
「いや~、働く、働く...疲れたぜ...」
飛行甲板でばたっと倒れる艦長
「あれ?艦長?...艦長ォォォォォォォッ!!!」
甲板員の一人が駆けつける。
「もしもしッ!生きてますかッ!」
なんともいえない、映画のワンシーンのような場面に周りに群集が出来だす。
「生きとるわぁぁぁッ!、速く持ち場に着けぇぇぇッ!」
「はッ、了解しました!」
「ところで君、艦上機はまだかぁ?」
「あと、5分で着くそうです。」
すると、遠くのほうからエンジン音が聞こえてくる。
時間がたつにつれて、機影も見えてくる。
「きみ、あれが...」
子供のような笑顔を見せる艦長。
「はい、橘花艦上攻撃機と火龍艦上戦闘機です。赤城と加賀、合わせて220機を運用します。」
得意げに甲板員が言う。
「ホゥ...頼もしい限りだねぇ。」
目を子供の様にキラキラさせながら艦長が言った。
空に広がる大編隊、ひと時の曲芸飛行が行われていた。
この様子を見守る二人の少女が居る、
「お姉ちゃん、やっと来たね。」
そういうのは加賀。
「せやなぁ、はよこの荒鷹達を飛ばしたいねん。」
この独特の関西弁の正体は赤城。
「まだだよぉ、お姉ちゃん、今日来たばかりだから。」
「せやな、」
こんな日常的会話が続く名古屋港の空は快晴であった。
作者:ヤッホヨーイ、自動販売機さんお便り有難う御座います。
こんごう:へぇ、お便り来たのか。
エンター:さて、人物紹介、艦魂紹介のコーナーッ!!!
音:パフパフッ!!!
泉家 秋平
性格:超フレンドリー
趣味:釣り
血液型:O型
超お喋りなこの艦長、実は泉家 あきひろの兄である
現在は、家賃滞納のため、
家を追い出され、赤城で寝泊りしている。
赤城
性格:優しい、
趣味:自分の艦に住み着いた合鴨の世話
航空母艦 赤城 の艦魂、独特の関西弁を使いまわす、
艦魂が見える人募集中ッ!!!
加賀
性格:前向き
趣味:姉いじり
航空母艦 加賀 の艦魂、
時たま、百合の様な発言をする、本人はかわいい物が好きと言い張っている。
敷島達ともなにやらいざこざが...
作者:とまぁこんな感じです。
こんごう:自動販売機よりのお便り。
エンター:あの6隻を作った金はどこから来たかだとよ。
作者:簡単です。泉家 あきひろとアメリカ政府の連係プレーです。
こんごう:アメリカがよく許したなぁ。
エンター:アメリカにとって日本の海軍力は魅力的なんだよ。
作者:アメリカは北朝鮮も視野に入れてるんだよ。
こんごう:なるほど...
作者:という訳だー、ま...
こんごう:また次回会おうッ!
エンター:オモローなお便り待ってるぜッ!!!
作者:またかよッ!!!!!!