タイムリミット
ついに動き出すロシア、
日本に訪れる運命は
幸運か?破滅か?
2022年、
この年、アメリカの戦略人工衛星 エデン がある画像を日本に向けて発信した。
ロシアの中国に向かって派遣した前衛艦隊がボスポラス海峡を通過するところだ。
「泉家...どうするんだ、」
珍しく真剣な菊池
「......タイムリミットは?」
眉間にしわを寄せる泉家
「晩くて...約15日間です。」
「......壱・四艦隊補充計画は?」
「何とかこぎつけています。」
「......忙しくなるぞ。」
ー 残り 15日 ー
ここは、NSK
その六つあるドックのうち四つが今、
新たな希望を送り出そうとしていた。
「泉家ッ!久しぶりっぺ!準備整っているっぺよ!」
大西が駆け寄り肩をたたく。
「......じゃあ、いくか。」
命名
26000トン級正規航空母艦 翔鶴型
一番艦:翔鶴
二番艦:瑞鶴
16000トン級正規航空母艦 蒼龍型
一番艦:蒼龍
二番艦:飛龍
「......以上、進水!」
声を張り上げて叫ぶ泉家、パンと言うシャンパンの音とともに
無事、4隻は進水した。
ー 残り 13日 ー
この日、予定どうりに、NHKから新型艦上機が届いた。
その名も、
景雲艦上汎用戦闘攻撃機
震電を参考にした何でもこなすこの機体は、少しばかり大型化した。
しかし、着艦には問題は無い。
この新しい航空隊も後日には栗松の厳しい猛訓練に振り回される予定だ。
ー 残り 9日 ー
この日、日本の英雄とも言うべきある艦が再就航しようとしていた。
そのシルエットから分かるようにこの時代に不必要な巨砲が積まれていた、
「......就航!15000トン級ミサイル防空戦艦 三笠 。」
こうして、120年近くの戦歴の最古参艦として三笠は、
第三の艦生を送り出すのであった。
その後、三笠は、こんごう型、あたご型、ひゅうが型と合流して、
栗松航空打撃部隊に編入され、猛訓練を受けるのである、
ー 残り 3日 ー
現在、栗松航空打撃部隊は佐世保を目指し南下、
これが、日本で出来る最後の物資、燃料補給であった、
ありったけの物資や燃料を積み込める限界まで積み込み
栗松航空打撃部隊は最終調整を行った後に、出撃する。
ー 最終日 ー
こうして、すべてに行程を終えた栗松航空打撃部隊の編成を確認しよう。
栗松航空打撃部隊
旗艦:赤城
第一航空艦隊
赤城:戦闘機27、攻撃機53、計80、補用機40、総計120
加賀:戦闘機24、攻撃機45、計69、補用機31、総計100
第一護衛部隊
敷島
朝日
初瀬
三笠
第二航空艦隊
蒼龍:常用57機、補用16機
飛龍:常用57機、補用16機
第二護衛部隊
こんごう
きりしま
みょうこう
ちょうかい
あたご
あしがら
第三航空艦隊
翔鶴:常用72機、補用12機
瑞鶴:常用72機、補用12機
第三護衛部隊
三笠
ひゅうが:最大積載機数 11機
いせ:最大積載機数 11機
合計
艦艇数:38隻
航空機数:1068機+22機
この大規模な艦隊は、夜の暗闇にまぎれ、姿を南に消した。
こうして、日本の存続が掛かった海戦は、火蓋を切って落とされた。
お便り、感想お待ちしておりまーす!!!。




