宣戦布告
先日の海戦でついに逆ギレした中国、
総理 泉家 が最後の賭けに出る。
音:リイイイイン!
「あ、もしもし...泉家~、中国から電話~」
総理および捨てにする命知らず、菊池である
「......なんだ。」
相変わらず無口のこの総理
→「おい!おまいら!よくもやってくれたな!覚悟するネ!」
独特の中国なまり、軍国家首席だ。
「...領海侵犯に言われたくない」
→「とにかく!謝り!来い!」
「...5日後に会いましょう」
ため息をつき電話を切る
「......栗松航空打撃部隊につないでくれ。」
真剣な目で菊池に言った
「やるんですか?」
冷や汗を流し始める。
「......多分な。」
音:リイイイン ガチャ!
「誰だッ!無線封鎖中に電話を掛けてくる度胸のある馬鹿はッ!」
相変わらず不機嫌な人が電話をとる
→「......私だ。」
ちょっと傷ついたみたいだ。
「すいません、何でしょうか?」
滝の様な汗をかきながら栗松が言う。
→「......暗号、天岩戸を封鎖せよ。」
まるで、某刑事ドラマのような暗号で有った。
「..情報を掴んでいるんですか。」
→「......来るとしたら、そこしかない。」
「...分かりました。」
→「......幸運を祈る。」
ゆっくりと双方は電話を戻す。
この時点で、泉家の最後の賭けが始まった。
「全艦へ通達しろ、サ号作戦が始動した。」
ー5日後ー
音:キィィィィィンン
上海国際空港に一機の飛行機が降り立った
中から出てきた二人はそのまま黒色の車に乗ってどこかに行ってしまった。
「本当にやる気か、泉家...」
不安が顔に表れている菊池
「......もう集まり始めている。1時間もしたら、おそらく、先手を打たれる。」
淡々と話す泉家、最後にこう言った
「......あとは、軍の奴がどう出るかだ。」
ここは、国家首席室、三人が睨み合っていた
「覚悟、出来てるネ。ワタシは、醜敵日本に宣戦布告しますネ!」
不敵の笑みを浮かべる軍国家首席。
「ワレワレは、もうすでに、攻撃準備を整えたネ!」
馬鹿にするごとくしゃべり続ける。
すると、菊池が殴りかかろうとした
しかし、それも叶わず、泉家に抑えられた
「泉家ッ!!!放せッ!!!」
顔を真っ赤にして言う。
「...落ち着け、軍さん、ひとつ聞いてもよろしいですか。」
不適に笑みを浮かべる泉家、
「何ネ?」
「......あなたは、本当に宣戦布告しますか?」
「もうしたネ!今、したネ!」
「......残念です、菊池!栗松とつなげ。」
「はい...。」
そう言って、カバンから通信機を取り出す。
音:リィィィィィィインン
「もしもし、栗松だ。」
いつもより丁寧である。
→「......皇国ノ興廃此ノ一戦、各員奮励努力セヨ。」
短くも重い一言だった、そして、プツリと電話が切れた。
「...これから総理の言葉を伝える、皇国ノ興廃此ノ一戦各員奮励努力セヨ、以上だ。Z旗揚げろッ!!!全攻撃隊発艦しろッ!!!」
現在甲板の上には、所狭しと艦上機が並んでいた、
つまり、空母が一番輝く瞬間でもあり、甲板上は緊張感で溢れかえっていた。
それと同時に、攻撃をも意味する。
「全員帽子振れ!」
艦長の泉家も振る。
それを見守る別の存在もいた。
「さて、うちもこれで二戦目や、今度こそ皆、頑張ってぇな。」
微笑みながら自分から飛び立とうとしている荒鷹見守る。
「エンジンコンタクトッ!!!甲板員スタンバイ!他は登舷礼!、敬礼ッ!!!」
バッと言う音とともに一糸乱れぬ華麗な敬礼、いかにその軍が訓練しているかがわかる。
「皇国ノ興廃此ノ一戦各員奮励努力セヨ、この言葉を胸に刻め!全機、発艦ッ!!!」
山本が叫び敬礼する。その姿はどことなくいつかの司令長官にも見えた。
「ほんま、五十六はんみたいな方やな。」
前世の記憶を思い出しながら、つぶやく赤城、
「あのころは、うちも三段空母やったな、」
その後、幾多もの海戦を生き抜き、ついにミッドウェイにその身を沈めたあの時、
あの時山本はいなかったが、今は居る、だから、絶対に勝つ。
その信念を彼女は持っていた、
「加賀も、全然変わっとらんし、五十六はんうちのこと見えるかねぇ。」
そうこうしている間に、220機の大編隊は発艦を終え攻撃目標に向かい着々と迫っていった。
「どういうことネ、」
「......あなたの艦隊は、全滅でしょう。」
「ハハ、どこにあるか分からんくせにほざくネ!」
「......三都...ですよね。」
不敵の笑みお浮かべながら、泉家が言う。
「なぜ、分かったネ、」
冷や汗をかき始める。
「......勘です。あ、そろそろですよ。」
そういうと、無線が鳴り出す
→「軍首席!日本機から攻撃を受けています!もう、艦隊が壊滅します!」
爆音と銃声が後ろから聞こえていた、相当な激戦を強いられている。
「あなた達は、鬼ネ、...」
顔を真っ青にしながら言う。
「......我々をなめてもらっては困る。」
そういい残すと部屋から出て行った。
「高度を低くしろ!でないと脳天ぶち抜かれるぞ!」
隣を飛んでいた橘花に伝える
「そろそろだ、魚雷放てぇ!」
バシャという音とともに魚雷が水中に入る。
その10秒後、駆逐艦が、火を吹き上げる。
ー30分後ー
一連の攻撃が終わったため、悠々と引き上げる日本の攻撃隊
こうして、中国は、戦力を一気に失い、残存艦をすべてまた何処かへ隠してしまった。
そして、赤城と加賀の飛行甲板はまた戦場と化した。
作者:ヤッホヨーイ!航空母艦だぜ!
エンター:ウィッス!エンタープライズだ!
こんごう:相変わらず、お便り来てないな、
作者:うッ!...知名度低いのかなぁ
赤城:それめちゃ²やばいんちゃう!
エンター:出たッ!山本五十六との関係のあるやつ!
加賀:そうだねぇ、あの時なんか変だった。
こんごう:貴様、なかなかやるな。
赤城:いや、違いますってば!そんな好きとちゃうから!
作者:好きって誰も言ってないよ。
エンター:自爆したな。
赤城:なんでうちだけこんな目にあうねん...
作者:じゃあ、山本さん呼んじゃう?よし、ゲストの登場です!
山本:こんにちわ、山本五十六です。あれ、君何処かであった?
赤城:山本はんうちが見えるん!
山本:その関西弁、赤城?
赤城:山本はん♥
山本:久しぶりじゃないか赤城。
作者:熱い、熱すぎる!
エンター:恋は、やっぱり凄かった!
こんごう:熱いッ!!!あ、お便り待ってるぞ!




