プロローグ
初投稿です。
サルスト王国に第一王女として生まれた。名前はマリーヌ、16才。
兄と妹がおり、2人の性格は、亡くなった母に似て穏やかで優しく茶目っ気があり、周りの評判も良い。妹は、大きな瞳でほんわか癒し系な可愛らしい顔立ちをしており、兄は誰もが認める美形である。
一方、自分はややつり目の美形で、プライドが高く、少々毒舌、キラキラ光る宝石やドレスをこよなく愛する少女であった。
5才で光魔法の才に恵まれ、褒められて有頂天になっていた。聖女の誕生かとまで言われたが、3才年下の妹が自分よりも強力な光魔法に目覚めた。
プライドが高い少女は、このまま聖女を目指せば自分が1番になることはないと気づき、聖女になることは、早々に諦め、興味のある美容分野で大いに力を揮った。
開発する美容液や化粧品は、女性に人気で即日完売するほどであった。
その背景には、元々の才ある光魔法に加えて、負けず嫌いな性格が功を奏し、勉強にも力を入れていたことにある。
画して、少女は美容業界で最も注目される人物となり、女性に一躍人気となり、夜会の華となった。
自信家で正々堂々とした態度も、女性ファンができる程の人気ぶりであった。
兄は、魔法全般を器用に使いこなす秀才、王太子としての仕事も難なくこなした。妹は聖女となり各地巡礼を行い、多くの人に癒しをもたらした。
兄弟仲は良く、特に兄と妹はマリーヌのことが大好きであった。