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第1話 異世界転生できるなら死んでもいい!!

普通、「今から君アニメの主人公ね」っとか言われなくない?


自分が主役だと自覚しながら生活するが、「あれ、おかしいな。なんか変じゃない?」となるギャグファンタジー


「普通、作者とキャラクターが会話したりしないよねっっ。この作品おかしくない??」

「この結果で大会に出れる人が決まります!見事1位を獲得したのは………接戦で『自称主人公チーム』の『ソレナ・マージデパーティー』です!!」


「ドン!」


「っしゃおら!!お前ら見たかボケェい!」


主人公の私は、成り上がり系ではなく主人公最強系と確信して興奮しながら机を思い切りぶん殴った。正直強く殴りすぎて痛かったので涙目になっている。


「ソレナ喜びすぎよ!こんなの当然でしょ!」

「なんだか喜び方が気持ち悪いな」

「ソレナ様のおかげで勝てましたね!」


よし!これで後は大会で優勝して勝ち組人生を送るだけだ!!





異世界とは、現実世界とは別の世界のことである。

転生とは、生まれ変わることである。


時は遡る


私は明日18歳になるアニメオタク女子!!どうしても異世界に転生したくてオカルトだったり宗教だったりをかじってみたけど結局どれも当たりはなし。

はぁ、どうやったら転生できるかなぁ…やっぱりトラックに轢かれそうになった少女を「危ない!ドン」ってやって助けて神様から「よくやった、転生させてやろう」ていう展開からしか転生できないのかなぁ。


そういうことならトラックに轢かれそうになってる少女を見つけるところから始めないとなぁ。じゃあ早速外に出て探してみるか。


私は異世界に行くためなら死んでもいいと思ってる。なので死にかけの少女がいたら自分の身を犠牲にして助けることができるだろう。あぁ、なんて優しいんだろう。いや、よく考えたら少女を利用してるだけだからあんまりよく無いな。だって正直にいうと少女に、私に助けられるために轢かれそうになって欲しい!ってたまに思うもん!完全に悪人じゃん!


まぁいいか。災難を願おうと結局私が助けるからプラマイゼロ。さて、どこで交通事故を探すか。以前に交通事故があった場所でも調べてみるか。


するとどこからともなく聞こえたのである。

「危ない!」

という声が


「私?いや道路じゃ無いし違うか」


周りを見渡すと…いた。轢かれそうになっている人だ。今まで待ち望んでいる状況がそこにはあった。だが1つ言いたいことがある。なんでおっさんなんだよ!私は少女を救いたいんだよ!いやそんなことはどうでもいい!早く助けないと!


私はとにかく全力で走った。


これは非科学的な話になるかもしれないけど、私が望んでしまったせいでこうなったんだとしたら私が責任を取らないと。

間に合え!やばいこれ間に合わないやつだ。


私は1つ重大なミスを犯していた。轢きそうになっている車が軽トラックではなく軽自動車だということ。普通のアニメでは軽自動車に撥ねられて転生することはほぼ無い。普通はトラックだ。ということはこれは転生フラグでは無い可能性が高い。


私は失敗した。


『大きな失敗を』


トラックに轢かれないと転生しないというテンプレ


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