表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/340

憂さ晴らしじゃなくて八つ当たりです




■■■〜〜〜会社かいしゃなぅ〜〜〜■■■




「──と、いうワケで『ナルシスト大平おおひらと『全知全能のうきん田中たなかれんごうぐんとしてたいいくさい強襲カチコんでるそうです」


「え? あー、うん……? どゆこと??」




 をパチパチしながらいてくる千尋ちひろさんだが、訊かれてもオレがこまる。


 オレはただ、ありのままを説明せつめいしただけなのだから。




「さぁ? 今度こんどの体育祭に、ナルシストと脳筋のうきん協力きょうりょくしてめてるってことなのでは? オレの学校がっこうに」


「いやだからね? 何でアンタの学校に攻めて来るのよ? 会社ここじゃなくて!?」




 ふむ、至極しごくとう質問しつもんだがスマンな?




「さぁ〜〜〜? ただ、オレが脳筋のうきんからアスパラで仕入しいれた情報じょうほうなんで間違まちがいっスよ? Σd(^ ^ )」


「アンタもしかしてアスパラを過剰かじょう評価ひょうかしてる? 所詮しょせんっぱのくきみたいなモノでしょアレ!?」




 ──え? そうなの???


 調しらべたこといかららんけど。




あるじ、もしかして──べなかったんですか?』




「ウヒィッ!!? いやちがうってただ田中たなかのヤツが弁当べんとうわすれたらしくてソレで仕方しかたく──」


『(──おい、シャドウゴーレム……どうなんだ?)』




『(うそです! あるじ自分じぶんがアスパラを食べたくなくて彼にやったんです! ベーコンはべてました!)』


『(それと、もう一人ひとりのご友人ゆうじん枝豆えだまめはん枝豆えだまめってもらってました!)』




『(そうか、報告ほうこく苦労くろう……)』


『主、今夜こんやのカレーはあるじだけ野菜やさいたっぷりのグリーンカレーです。アスパラと枝豆もれます』




「──なんですと?」




 え? ホントになんで?? 何でそんなコトするの?


 


「おまえひとこころいのかキメラ?」


『──はいむしなので』




 わった……! なんか色々と終わった!!!


 いや、て。こうなったら外食がいしょくますか?


 るし、一人ボッチめしになるがあの病的びょうてき野菜やさいくしよりはまだすくいがある!




『ほぅ? では、財布さいふとスマホはあずからせてもらいますね。カレーをったらおかえししますので』


いてい? おまえ男子だんし高校こうこうせい本気ほんきだい号泣ごうきゅうってヤツをせてやんよッッッ!!!!!」




『どうぞ。カメラはいつでもスタンバイです!』




 ヤダもう、このらないあいだにドSにそだってるわ! おとうさんかなしい!


 そんなやりりをしていると──。




「はいはい、痴話ちわ喧嘩ゲンカ他所よそでやんなさい。はなしをもどすけど、その情報じょうほうしんとしてわたしにどうしろと?」




 ──このままでははなしがすすまないとおもったのか、千尋ちひろさんがやや強引ごういんに話しを進める。


 なのでオレも、キメラから千尋さんに視線しせんもど言葉ことばつむぐ。




「ぶっちゃけると、コレはチャンスです。一気いっきふたつの組織そしきつぶせるかもしれないメリットがある」


「そうね? でも、二つの組織を同時どうじ相手あいてるデメリットもあるわよ。それはどうするの?」




「──たいいくさいというイベントそのものを利用りようすれば解決かいけつ出来できますよ。はいコレ」




 そうって、オレはかみたば千尋ちひろさんのつくえうえく。


「何よ、コレ?」


 と、いぶかしげにかれたので、




けっぱんじょうです☆」




 オレはそう、嬉々としてこたえる。


「──は?」


 当然とうぜんようまるくする千尋さんに、オレは話しをつづけた。




「ソレに名前なまえいて、自分じぶんいんをしてください。ソレを提出ていしゅつすれば体育祭にはられますんで」


「──はぁッ!!?? え、わたしが体育祭にるの!? このとしで!!?」




 ふッ、いくさとし関係かんけいZe




「だ、大体だいたい! アンタがてんだからわたし参加さんかする必要ひつよういでしょうが!?」


「……いやオレは魔王まおうぐんそうれいやるんで協力きょうりょく出来できませんよ? 勝利しょうりは魔王軍のモノなり!」




「──は?」




 トボけたこえげる千尋さんのかたをポンッとたたき、




「千尋さん──どうか自分の野望やぼう自分じぶんかなえてください。てきになってもまもってますんで!」


「──は???」




 たまには、オレまかせにするのでは自分じぶんでやってみるべきだろうフハーハッハッハッハッッッ!


 え? らし??




 ──ちがいます、たりです♡

 見てくれてありがとうございます!! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします( ´∀`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ