精神/Zero
■■■〜またまた一方その頃〜 如月side■■■
おっすオラ如月! お食事中の方が居たらゴメン、先に謝っとくわ。
──今、めっちゃ吐きそう。
「うぷッ! マジで数字考えた奴滅べ……いや、もういっそ全て滅べばオレ楽になるんじゃね??? もう滅ぼしちゃおうかな、どう思うフェアリーちゃん……?」
『う〜ん、今はそれどころじゃないかな! MP切れそう』
そっか。そっかぁ〜〜〜(泣)
「はい、MP回復薬。シャドウゴーレムとジャバウォックのHPは大丈夫そう?」
『うん、まだ耐えれるよ……けど、キメラの狙いは境夜だけっぽいし、それを庇ってるワケだから相手の攻撃は避けられない。だから時間の問題かな? 境夜の方は?』
──あ、それ訊いちゃいます? フェアリーちゃん。
「(^ ^)」
『あッ(察し) これさ、倒しちゃった方が早いと思うよ? いつまでも手加減してられる相手じゃないって事は境夜だって知ってるでしょ??』
あっはっは、流石はmyプリティ妖精フェアリーちゃん……的確に痛い事実を突いてくるなぁ〜。
「う〜〜〜ん、でもなぁ……スマホに戻せないって事は、倒しても『戻って来ない』かもしれないって事だしな〜?」
『でも境夜、怒ってるじゃん』
………………まぁね?
「そりゃぁね? 子を奪われて怒らない親は居ないよ。まぁ、易々と奪われた子にも怒ってるけどね」
『ふ〜ん、怒ってるのに諦めないの? 同じ子は沢山居るのに???』
フェアリーちゃんは解せぬ! と、渋い顔を向けてくる。
──が、そういう事じゃ無いんだよなぁ〜。
「同じ子なんて一人も居ない。キメラというモンスターは他にも確かに存在するけど、『オレのキメラ』はあの子だけだ」
『うわッ……良かったね、今、キメラが正気じゃなくて? 正気だったら爆発してたよソレ??』
「だから言えるんだけどね〜? 流石に今のを聞かれてたらオレでも恥ずかしくて爆発する自信ある」
「──え? マジで??? アンタにも恥じらいって概念存在するの? マジで?????」
◆◆◆
………………………………( -)˙ ˙
「──いつから居た、社長……?」
「『子を奪われて怒らない親は居ない』からね……あと、申し訳無いけど、居るのは私だけじゃないから」
…………うん。だろうね? 背後見れないけど、綾ちゃんや久遠も居ると見た。
「やっぱり……キメラさんの事、心配してたんですね!?」
「──水臭いっスよ先生!!!」
あ、バレテーラ。
「それよりも確か『境界』と言ったかね?? これ、一度解いてもらってもいいだろうか、嫁が消えたんだが?」
「ふぉおおおおおぉぉぉ境夜たんッッッ!!! な、何故ヌコミミなど付けておるとですか!? 拙者を爆散させる腹積りなら乗りますぞ!!?!?」
( -) ˙ ˙
…………何故………………居る……?
あとオレが付けているのはヌコミミでもネコミミでも無く、技術部が開発した『脳波コンピューター』だ。
いや、今は……ソレよりも…………。
「すぅぅ──あ"ぁ"ぁああああああぁぁーーーーーーーーーーーーーッッッッッorz!!?!!?!?!?? (爆発)」
『き、境夜落ち着いて!?? 大丈夫だって一先ず深呼吸! 深呼吸しよ、ね?? はい、ひっひっふー!』
──ひっひっふー、ひっひっふぅーーーーーッッ!!! ぁ"あ"あ"ぁあぁぁあああああああああああああああぁぁぁぁぁ??!?!!!? (精神/Zero)
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