表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/339

石化事変11



◆◆◆緊急きんきゅうオペ開始かいし◆◆◆




「──はぁ〜〜〜い、じゃあふかーくって〜いて〜〜〜いきますッッ!!!」




『キャインッッッッッ!!?!?』

やくいたッッッッッ!!?!?)


「はいはい、うごかないでね〜」


大丈夫だいじょうぶっスからね! 先生せんせいぐになおしてくれるっすから頑張がんばるんすよ!!!」




 そーそー、大丈夫だからね〜〜〜。ぼう動物どうぶつ医療いりょう映画えいがぜんさく網羅もうらしてるドクター如月きさらぎまかせなさいって!!!


 ちょっといたいかもしれないけど……ぐにく──間違まちがえた。くなるからね〜。




 ──ん? おっ!! 早速さっそくうでごとんだドクターパラサイトがなにつかんだようだ!




「そぉらよ!!!!!」


『アギャオンッッ!!?』




 傷付きずつけないよう丁寧ていねいかつ迅速じんそくに、つかんだモノをいきおす!




 ──『なん見覚みおぼえのある蛸足しょくしゅ』──を入手にゅうしゅした。


 ん? たこ……の…あし……???




 …………え? あ……いや、でも、蛸くらい何処どこにでもるし……このサイズだって、う、うみひろいから…ね?




 まさか…………な???




◆◆◆




 ち、ちがうって……。


 ──『見覚えのある蛸足』──を入手した。


 そんなワケいだろ!


 ──『見覚えのある蛸足』──を入手した。


 コレが、アイツのである証拠しょうこなんて何処どこにもいじゃないか! ちがッ……


 ──『見覚えのある巨大きょだいな蛸の胴体どうたい』──を入手した。




『ル……ゲジュン、パ…………ブヂュ、ソン……ケ……?』

(訳:あ……しゅ、よ…………クラー、ケン……は……?)




 あーーーーーッッッ……うん。今、証拠しょうこだい一子いっしとしてまれてきたネ! 元気げんきおんなですよ!!!


 ──そして、第一子タコ存在そんざいから……アンフィスバエナさん(♂)のおなかには、第二子イカるだろうことあきらかとなった。いや、なんなら……第三子コカトリス第四子すずきる。




 一先ひとまず、か……まだえる可能性かのうせいるが、そりゃあくるしいわ。




 こりゃなが丁場ちょうばになるぞぉ…。しかもすずき無敵むてきれるまえに、すずき出産しゅっさんさせなきゃならん。


 ──ま、オレとしてはべつに……ふくかみすこけるくらいなら、ぜんぜんかまわないんだけどな?




◆◆◆




『キャ♡ ンギャワン♡』

(訳:あッ♡ もっとやさしくして♡)


「──すみません、いまだい何子なんしですかコレ!?」




「あー、28かしら……あ。29になったわ」




 第一子たこ出産しゅっさんから、んではしてをかえすこと──はや30かいちかく。


 まだ、すずきまれてこんのだが……ホントにわれてんのかコレ!? あ、ちなみに第五子イカはもう出産しゅっさんみだ。




「つーか、どんだけってんだよ!!? ウワッ、けかけのコカトリスた! しゃちょう、パス!!!」


「──30確保かくほ! って、モザイクモザイク!!!」


「あ、でもだいぶおなかほうへこんでたッスよ! 先生せんせい、ファイトっす!!!」




 ──簡単かんたんってくれるなぁコイツ!!?




「そぉい!!!!!」


『キャイーーーーーーーーン』

(訳:産まれるーーーーーーーーッ)


「──ブハぁッッッ!!?!?」




 ごえともうですと──ドクターパラサイトは、ふくけかけてるすずき体外そとへとした!




「──やっと産まれたッス!!! アンフィスおかとうさん、頑張がんばったっすね!」


「ホントに良く頑張ったわね! ドクター如月、ドクターパラサイトもおつかさま!!!」




『ンギャルス、グルンスギャオ! アゲキャルギャルギャ」

(ありがとう、ドクター! 身体からだがとてもラクになったよ)




「──ふぅ。今度こんどからはへんなモノをひろいしないようにけてくださいね!」


 最後さいご確認かくにんがてらうでを突っ込んでみたが、うん。ドクターパラサイトがなにつかんでなかったことこたえだろう。




「ぇ? え!? な、なんでござるかこの大団円ハピエンみたいなながれは??? いったいなにが──」




 と、一人ひとり困惑こんわくがおすずきに……オレは一言ひとことげる。


 あきがおで──。




「──すずきさん、われたのならちゃんと『食われた!』ってってくださいよ。ほうれんそう社会しゃかい常識じょうしきでしょうが、まったく何年なんねん社会人しゃかいじんやってんだか……!」




「ぇ──? うそでござろう?? るしてえさにしたちょう本人ほんにんが、それを反省はんせいすらせずにぎゃくしかってるとか……マジで言ってるでござるか? はぁ〜〜〜キレそう!!!」


 と……何故なぜかキレそうになっている餌を放置ほうちして、オレはしゃちょううえのアンフィスバエナかって、




「──よし、じゃあロッジにもどりましょうか!!!」




 と、わらいながらこえけたのであった。

                        (かん

 見てくれてありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(●´ω`●)




◆◆◆




 ──さて、長かった『石化事変』も終わり『夏編』もあと少しで終わるワケだが……ふと、オカメは思った。


(あれ? 噛ませのハズの『夏編』長ない???)


 と──。




 はい! 計画性というモノが皆無なもので……もう少しだけお付き合い頂ければ幸いです( ^ω^ )


 ではでは、長ったらしい挨拶はここまでにして──




 ──次回、『夏祭り編』開幕!!!!!




 ぜひ、見てくれよな_:(´ཀ`」 ∠):

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ