石化事変
■■■翌日:朝:ロッジ■■■
「おはようございm──」
「「「──確保ぉおおおおおッッッ!!!!!」」」
◆◆◆〜〜〜え?〜〜〜◆◆◆
…………いや、うん? なんでオレ、椅子に縄で拘束されてるんですかね???
「えっと……あのぉ…………まだ、オレ何も悪い事をしてないですよね? 何でこんな真似を??」
起きる
↓
身支度を整える
↓
ロッジに行って、挨拶
オレの行動を纏めると、上記の通りなのだが……え? 何で拘束されてるの、オレ???
「──はぁーーーッ!?? まだ何も悪い事をしてない? よくもまぁ平気な顔して言えたわね!!?!?」
と……怒鳴り、千尋さんは尋問官の様に詰め寄って来る。
「???」
オレは、何を怒られているのだろうか?
「──戻りました」
「はぁ、殆どの奴がやられてた……」
何やら暗い顔で、綾ちゃんと久遠がロッジへと入ってくる。どしたの二人とも?
「二人ともお疲れ様。コッチは今、犯人を捕らえて尋問してるトコよ」
「──犯人って、ホントに何の事です??? オレ、まだ何もしてないんですけど?」
ホントに何? パンツでも盗られたの、社長???
Σ( °Д°)!? ……いや待て! 殆どの奴がやられてたって──ちょっと待て!!! オレ、パンツ泥棒常習犯だと思われてるってコト!?
「…………て……せん……よ…………!」
「ぁ? ちゃんと喋りなさいよ、犯人!!!」
「──オレはパンツなんて盗んでませんよ!(混乱中)」
◆◆◆
「は? 人が次々と石像になってる??」
「そうよ! どうせアンタがまた何かやらかしたんでしょ!?? 正直に白状しなさい!」
………………いや、白状も何も。
「何すかソレ? 今回ばかりは、まっっったく心当たりが無いんですけど???」
──マジで心当たりが無いのだが?
「そもそも、石像になった人達に共通性はあるんですか? 又は、本当に突然石像になったんですか??? 何か見たとか、聞いたとかは? 石像になったのは何人で、残っている人数は?? リストは無いんですか? 大体、オレが犯人だという根拠は──」
「──ま、待ちなさい! ちょっと落ち着いて!!!」
「いやこの場合はその石像を見た方が早いか……石像があるのは何処ですか? 室内?? それとも外? 情報が有るのなら隠さずサッサと言ってもらえます??? 石像になった奴の生死も気になる所ですけどノンビリしてる時間はありませんよ。作為的なモノなら兎も角、無作為の場合は最悪全滅しかねないんですからね? つか、何バラバラで探索させてんですか馬鹿ですか?? この場合はバラバラに探索するよりも、一箇所に集まって行動すべきでしょうに死にたいのなら一人で死んで下さいよ巻き込み事故とか笑えませんよ」
──まったく、一先ずは生き残っている奴らを集めないと……。
「はぁ、何ボケっとしてんですか? さっきの話しを聴いて無かったんですか??」
「…………へ?」
「へ? じゃなくて、千尋さんは取り敢えず生き残っている奴らに此処に集合するように連絡して下さい」
「ぁ──わ、分かったわ!!!」
「綾ちゃんと久遠は石像になった奴らの情報を教えて。出来るだけ細かく、どんな些細な事でも手掛かりになる可能性があるから」
「──はい!」
「了解っす!」
では、行動開始!!!
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