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そうさ、オレが犯人さ!!!



◆◆◆




 ──あれ? アレってもしかして…………??




 海面かいめんからびているしろあか触手しょくしゅて、オレの脳内のうないに『とあるモンスター』のシルエットがかぶ。


 ちな、白い触手には綾ちゃんが……赤い触手には佐藤さとう久遠くおん鈴木すずきらえられていた。




「──うわッ、なによあのウニョウニョは!? え、このしまもしかして事故じこ物件ぶっけんてきしまだったりしたの!??」




 そして一人ひとりまった検討けんとうはずれなことかしている社長しゃちょう


「あー、そうなんじゃいッスか?」


 ……だが此処ここはその言葉ことばらせてもらおう!




「ちょーーーっとつッス!!!」




 と、なん見覚みおぼえのおとこたんだけど、だれ? 施設しせつづくりにされていた組織そしきモブか??


「アンタは──ッ! …………えっと……あれ? ごめんなさい、だれだったかしら??」




上野うえのッす! 隠密おんみつの上野!!!」




 あ〜、そうえばなんいたことあったかもしれない。くわしくは10? いや、11くらいでだったか??


「──あ〜〜〜! そういやたわね、んで?? なにかあのクリーチャーについてってるの?」


 おっと……これはかったか?




「はいッス!!! いま騎士リッターさまたちおそっているのはなにかくそう──其処そこわれかんせずとばかりにボーっとってるおとこのモンスターっす!」




 ズビシッッッ──と、いきおくオレをゆびして上野はげる。


「──はぁ"? 如月きさらぎ、アンタ…………??」


 その瞬間しゅんかん物凄ヤバいおかおをオレへとけてくる千尋さん。




「いやいや! 何言なにいってんですか千尋さん!!? ホラ、てくださいよオレのこのんだを! コレがうそいている人間にんげんえるんですか!? (口Д虚)」




◆◆◆〜〜〜き〜〜〜◆◆◆




「──ふッ! そうさ、オレが犯人はんにんさ!!!」




 成程なるほど……コレがはまげられたさかな気持きもちか。


 ↑なことおもいつつ、水着ごと簀巻すまきにされ浜にころがされるオレ。ビチビチ。


「で? なんで、わたししまにモンスターをはなったりしたの?? いやがらせ?」




「それはオレがしん世界せかいかみになr──」


「──茶番ちゃばんはいいからとっとといなさい!」




 ちぇ。仕方しかたいなー。


「……せっかくだから、モンスターたち自由じゆうたのしんでしかったんです」


如月きさらぎ…………」




「──ってうのが1わりと、孤島ことうってったらやっぱスリルでしょッ! って愉悦ゆえつが9わり




◆◆◆




 オレ、いま──蝙蝠こうもり気持きもちがはじめて理解わかったわ!

やく:簀巻きのままさかりにされました)




「──さてと……諸悪しょあく根源こんげんしょしたはいけど、どうやってたすけようかしら?」


「諸悪の根源のスマホにもどすとかはダメなんスか? あのひとのモンスターなんで出来できるとおもうんスけど??」




 ……ほぅ? このオレに協力きょうりょくしてしいと??




「あッ! オレとしたことがスマホくしちゃったー!! 何処どこにやったかなー、解放かいほうしてくれたらおもせそうなんだけどなぁーーー!!!」


 ならば誠意せいいせるのがすじなのでは? チラッチラッ。




「アンタ、彼奴あいつ説得せっとくできる?」


「あー。無理むりッスね!」




 おいおい、びょうあきらめられたんだけど??


「え、あきらめちゃっていの? 綾ちゃん達が現在げんざい進行形しんこうけい触手しょくしゅプレイにってるんだよ?? 仲間なかまじゃいのか!? このひとでなしどもぉ!!!」


 ──最低さいていだよアンタ達! こんな人達だとは思わなかった!! お前らの正義せいぎこころ何処どこったんだ!(熱Д血)




「ねぇ、アイツをうみしずめてても良いかしら?」


綺麗きれいうみけがれるのでめといたほうがいいっスよ」




 ──ひどッ!!!


 いいさ、いいさ! じゃあどう解決かいけつするのか此処からたかみの見物けんぶつしてやる!!!




えず、あの触手をどうにかしないと……」


「でもアレ、格好けっこう頑丈がんじょうそうッスよ? オレのモンスターでは破壊はかい出来できそうにいッす」


『……( ^ω^ )?』




 お、ティアマトちゃんだ。可愛かわいいなぁーたすけてくれないかなぁぁーーー?


 ──あれ? いやでもって?? ティアマトちゃんの能力スキルって……たしか…………。




「あら、ティアマトちゃん。もうおあそびはいいの?」


「うおッ! メッチャ可愛いじゃないッスか!? このしまかったッス!!! ──ん?」




 二人ふたり言葉ことばさえぎるように、こえる咆哮ほうこう


 それに呼応こおうするように──はドズン、ドズンとおおきく振動しんどうしている。




 …………これは不味まずい。確率かくりつがあまりたかくないとはえ……ティアマトちゃんが召喚しょうかんされてからの時間じかんかんがえると大変たいへんに不味い!




「イカ! タコ!! げろ!!!!!」


 そうこえげるが、触手はウネウネと視聴者しちょうしゃサービスをつづけている。


 あ──わすれていたが、今、視聴者サービスをしているのはオレのモンスターである『クラーケンくん』と『オクトパスちゃん』だ。




 視聴者かみたいするサービス精神せいしん旺盛おうせいな良い子達である。




 ──じゃなくて!!!


「イカぁ! タコぉお!!! はやげてぇえええ!!」




「あッ、そうだわ! ねぇ、ティアマトちゃん──あの子達をたすけたいんだけどおねが出来できる?」


『d(●´ω`●)』




 ──あ、オワタ\(^q^)/

 見てくれてありがとうございます!! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(●´ω`●)

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