表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/339

VS 申



◆◆◆〜〜〜VS さる〜〜〜◆◆◆



「──それでは先鋒せんぽう……まいる!」



 テンションたかげ、モブGはモンスターを召喚しょうかんする。


 ……え? あー、先取せんしゅせいなのね?? 3たい3で一気いっき決着けっちゃくをつけるモノだとばかりおもってたわ。


 はぁ、コレはながくなりそうだ…………。




『ランクA/猿神えんじん (Lv 32)


(HP 6291/6291)

(MP 1203/1203)

(攻撃力 1837)

(防御力 1493)

(魔法力 1272)

(魔法防御力 1169)

     ・

     ・

     ・     』




 ──う〜ん、ステだけでれば久遠くおん圧勝あっしょうしそうなモノだが……。


「ぷッ……! なによあの能力値ステータスまったたいしたことn──もがッ!?」


「──千尋ちひろさん、そういうフラグをてるのやめてもらってもいッスか?」


 オレは強引ごういん社長しゃちょうくちふさぎ、何とかフラグが建設けんせつされるのを阻止そしする!




なんだよ──全然ぜんぜんたいしたことさそうじゃねぇか! ね、先生せんせい??」




 訂正ていせい…………阻止、できなかったわ。


「久遠おまえ……あと説教せっきょうな? (^ཀ^#)」


「──ぇ?」


 素敵すてきなキラキラ笑顔えがお同意どういもとめてきた伏兵ふくへいに、オレは笑顔をかえこたえるのだった。




◆◆◆




「………………」




 戦闘バトルながれをかぎり、やはりとうべきか……久遠が召喚しょうかんした白龍はくりゅう苦戦くせんいられていた。


「ん? どうしたどうした?? 能力値ステータスでは其方そちらまさっているのに、劣勢れっせいとはコレ如何いかに?」


「ッ、ホントにどうなって……なん攻撃こうげきたらねぇ!?」




 余裕よゆうみをかべ、モブGは久遠をあおる。




 そしてまた、久遠もソレにかっているワケだ。


 ふぅ…………コイツ、オレとの一戦いっせんからなにまなんでいのかねぇ?


 ──どうすっかな?? 試合には勿論もちろんのこと、参加さんか出来できない。


 かとって、オレの手駒しゃていがむざむざつぶされるのも面白おもしろくないし……久遠が今度こんどはモブGに弟子でしりとかしたら、せっかくの手駒がくなるどころかてきえるまである。




「……まぁ、今後こんご成長せいちょう期待きたいってことで──」




 そうつぶやき、オレは久遠へと言葉ことばげる!


 ま、アレだ……未来みらいへの投資とうしってヤツだ! と、おのれこころかせるのもわすれない!!




「──相手あいてのペースにせられるな! そんな言葉ことばながされるひまるのなら、相手のうごきをそのとらえ、どうすればいか……勝機しょうきつかめるのかをかんがえろ!!!」




 と、一喝いっかつ! 自分じぶんでもおどろくほどにマトモなことったわオレ。


「は、はい! 先生!!」


「……如月きさらぎさん…………」


 内心ないしんおどろくオレのことなどらず、後輩こうはい二人ふたりはキラキラと尊敬そんけい眼差まなざしをけてくる。


 が──、




「…………如月、アンタがいきなりマトモな事を言うと気持きもちがわるいわね」




 と──正直しょうじきはなし、オレもそうおもっていた事を……真顔まがおでおくちしちゃったしゃちょう一人ひとり


 やれやれ、こまったひとだぜ。( ^ω^# )




◆◆◆コブラツイスト◆◆◆




「──ぃッッッだぃ!!? ちょ、アカンッこれホンマにアカンやつ!!?!? ギブむりギブギブギブヘルプごめんなさいまってるからッ!!!!」




 今日きょうわざかけなくてもいいとおもってたのになぁーーー。


 内心ないしん……そう愚痴ぐちる。愚痴りつつも、ちからかない。なかには言ってい事とわるい事があるんじゃよ?


「あのぉ……如月きさらぎ殿どの?」


「──あ"? なに??」


 技をかけながら、モブGにかえす。




「えっと……戦闘バトルちゅうのそういう助言じょげん卑怯ひきょうでは? 出来できれば、今後こんごひかえていただけると…………」




 おずおずとってくるモブG。


 それにたいし、オレは堂々とかえす。




「は? オレは試合しあいには参加さんかしませんけど、自身じしん発言権はつげんけんまでそのうちふくめてはいませんよ?? 大体だいたい勝負しょうぶごと卑怯ひきょうくそいでしょ、てばいんですよてば! 貴方あなただって言葉ことば久遠くおんあおっていたでしょうがそれはノーカンですか??? 自分じぶんの事はたなげておいてよくもまぁえらそうに注意ちゅうい出来できますね図々しぎません──(りゃく)」




 ──そりゃあもうハキハキと! 相手あいて反論はんろんするすきなんてあたえんよ。


「ふぅ! と、いうように相手あいてあおりたいのならもっと徹底的てっていてきにやるように!! 久遠、やってみろ!」


 そう言って、久遠へと視線しせんける。




「へ? あ、え〜と…………ばッ、バーカバーカ!!」




 どうっスか? と、れたかおでオレのほうをチラしてくる久遠くん。


「うん0てん! 幼児ようじでももっとマシなあお文句もんくえるわ」


「──ひどくないッスか!?」


 そのいの最中さなかにも、現在げんざい進行形しんこうけい相手あいてモンスターにボコられている白龍はくりゅう




 仕方しかたい……これはあの最終さいしゅう兵器へいき出番でばんだ。




「クソッ、どうすれば!!?」


 ナイスタイミングであせる久遠に、


「久遠! オレがわたしたアイテムを使つかえ!!」


 と、オレは友情ゆうじょう演出えんしゅつよろしく──ノリノリで言葉をはなつ!




「アイテムって、このくろくてゴツゴツしているコレっすか!?」




 そそ。それっすそれっす! (´∀`)


「キリッ(`・ω・´)──それを相手モンスターにげるんだ!」


「──でも、相手のモンスターがはやぎて!?」




大丈夫だいじょうぶだ! おまえならきっと出来できる!!」




 はずしたのならまたひろえばいんだ! たるまでやれ!!!


「せ、先生……分かりました! どりゃあぁッ!!!」


 (`・-・´)ノ===●(・・?)




 そうして手榴しゅりゅうだんしたソレは……久遠のからはなたれると、まるでホーミング機能きのうでもいているかのように──縦横無尽じゅうおうむじん素早すばやうごまわっていた相手モンスターへと見事みごと命中めいちゅうしたのであった。




 ──え? そのあと??


 いやそりゃ、BOMボム命中めいちゅうしたんだから凝縮ぎょうしゅくされてプチッ! と、えたよ。当然とうぜんじゃん!!

 見てくれてありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いしますm(_ _)m



 ( ´_ゝ`)──それにしても……もう40話か。


 誰だ? オカメに一話一話は短くした方が良いって言ったの??


 黙示録編が約10話だったのに対してさ、教皇編長過ぎない?




 ま、まぁ……多分、50話までには次に行けるとは思いますんで、生温かい目で見てやって下さいお願いします!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ