招待状
ふぅぅ、漸くだぜ!
|^-^)つ『クリスマスパーチィー編 開幕』
『──皆、招待状は書けたな?』
それでは、これよりミッションを開始する!!!
■■■──病室──■■■
「──ボク達『キサミン』♪
また社長にこ〜き使わぁ〜れる〜〜〜♪♪
今日もぉ♪
働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされ働かされはたらららららららら──ぷしゅぅぅううううううううッッッ!!!!!」
…………オレ、何してるんだろ?
「世の中はクリスマスに浮かれた浮かれポンチ共が溢れかえっていると言うのに──何故、オレにはソレが与えられないのだ??? こんな世界、間違っているのでは無いか? なぁ、そうは思わんか久保???」
「……そうだねぇ〜、手ェ動かそうか先輩」
4んだ目をした久保が、見舞品片手に応える。
「久保キサマ、まさか社畜になってしまったのか? 目を醒ませ! オレ達は自由なんだッ!!!」
そうであるべきなんだ!!!!!
「ウンウン、そうだねぇ〜。ボクの自由を奪ったのは先輩の迂闊な発言だったけどね〜〜〜???」
──それはスマンて!!!
だってホラ、一人は寂しいじゃん?
「道連れが欲しかったんじゃ……許せ。お陰でホラ、お互い半分の仕事量で済んだよニッコリ!!!」
いやぁぁ……仲間ってホントに素晴らしいナァ!
「マジ絶許なんだけど??? まぁ、もう直ぐコッチは終わるけどさぁ……先輩は?」
「──いま終わったぜ、フッ( ´_ゝ`)」
この病室に監禁され、早数日。漸く、社長から任された仕事が終わったのである! しゃぁーーー!!!
「──あらぁ、ご機嫌じゃない☆ お仕事は?」
病室の扉がガチャァァッし、看守長が中へと入ってくる。
「──只今の日付は、12月23日……もう、猶予は無いのよ♡ 二人とも♡♡♡」
ニッコリ。鬼婆が笑う。
な・の・で──!
「猶予があるのか無いのかは……コレを見てから判断して貰おうか? 鬼婆よ」
オレは奴に、PCの画面を向け見せる。
「ッ──まさか!」
その、まさか、だよッッッ!!!!!
「後は、クリスマスサプライズイベントって事で差し込めば……ミッションコンプリートdeath!!!」
「 で か し た わ 、 神 よ ! 」
ははは、抱きつくな鬼婆よ。
「イベント報酬については、順次追加していくって事で少なさは誤魔化せば良いし……峠は越えたよ」
口から分霊出しながら、久保は中指を立てる。
「──もうマジでアンタ達最高ね!!! そんなアンタ達にはホラ、お手紙が届いてたわよ♡」
は? お手紙???
てか社長、まさかソレを届けに来たのか?
ぇ、暇なの??? 人に仕事押し付けておいてなに、馬鹿なの控えめに言ってコロコロしても良い?
高級そうな黒い封筒を受け取り、社長に殺意を込めた目を向けながら封蝋を剥がす。
「うふふ──実は私にも届いてたのよね〜、そんな暇無いと思ってたけど、今見ちゃおっと♡」
と、社長も上機嫌で封蝋を剥がし中を見る。
「う"ァ──ッッッ???????????」
──そして、奇声をあげその場に崩れ落ちた。
「え? ちょ、社長???」
「〜〜〜っ、うッ」
──え、えっ??? ちょ、え? な、泣いてんのか、この鬼婆ッッッ!?!!!???
しかも、片手で口元を覆い……まるで歯止めが効かないと言うようにポロポロと、涙を流している。
あ の 鬼 婆 が ッ ッ ッ ! ! ! !
ま る で 、 乙 女 み た い に !
「べぇよ、どうしよう久保。社長が壊れ──久保?」
「──あ"ーーーッ、数日居なかったのってこういうコト??? はぁーーーーーッッッマジでコレは卑怯でしょ、こんなんシンド過ぎるって……もう!」
と、目元を押さえる久保。お前もか!?
ぇ、なに? なに!!?
中の便箋見るの怖いんだけどッッッ!?!!?
──そーーーっと、中の便箋を引っ張り出し……まるで危険物を取り扱うようにゆっくりと折り畳まれた便箋を開ッ………………Σ(°д° :…
『我らが敬愛なる■■──如月 境夜様へ
──明日、12月24日 19:00より皆様への日頃の感謝の気持ちを込め、クリスマスパーティーを開こうかと思います。
ご多忙とは思いますが、何卒、ご参加いただけると私は嬉し──いえ! 皆も喜ぶかと!!!
なのでどうかご参加のほどよろしくお願いします!
主のモンスター代表──キメラより』
ここまでお読み下さり、ありがとうございます! 宜しければ是非ともブクマなどをお願いします(゜∀゜)ノシ




